2016年4月25日
経験、ノウハウをどう見極める?良いポスティング業者の選び方、3つのポイント
目次 ▼
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ポスティング業者選びの基準とは
チラシのポスティングは、自社で行うにしても業者に依頼するにしても、それなりの費用や工数がかかります。
規模が小さければ自社のリソースを使って行うのも良いですが、経験やノウハウ、効率を考えるとポスティングを業者に依頼した方がメリットが大きいこともあります。
効率や管理工数、人件費を考えると、コストパフォーマンスに優れ、自社よりも費用を抑えられる場合もあります。
参考:
費用やメリットは?チラシポスティング業者の特徴や注意点
では、ポスティングを業者に依頼する場合は、どのように業者を選べばいいのでしょうか。
数多くあるポスティング業者から販促効果の高い業者を選ぶには、どんな基準や視点が必要なのでしょうか。
そこで今回は、これまでポスティング業者に依頼したことのない方のために、またポスティング業者を変えたいとお考えの方のために、ポスティング業者選びで大事な3つのポイントをご紹介します。
ポスティング業者選びのポイント1.信用度
数多く存在するポスティング業者ですが、最も重視して欲しいのが信用度です。
信用度が高い業者の基準として、以下の3つが挙げられます。
1.地元の業者である
「地元の企業ではなくても、大手のポスティング業者であれば大丈夫なのでは?」と思う方もいるでしょう。
もちろん、大手でしっかりとしたポスティングを行っている業者もありますが、全国展開していることを謳っておきながら、よく調べると下請けに発注している…といったケースがあるため、注意が必要です。
下請けに発注する場合、ポスティングの質が保証されないこともあります。
発注側が、下請け業者を把握することは難しいです。どの下請け業者になるのかで反響が大きく変わってきますので、反響は運任せになってしまいます。
地元で活動している業者であれば、依頼先の業者と実際に配布する業者が同じことが多く、質が担保されやすいというメリットがあります。
2.大手企業との実績がある
初めてポスティング業者に依頼する時、確認していただきたいのが、大手企業との取引実績です。
大手企業には販促専門部署があるため、業者の費用対効果を厳しく監査しています。
大手企業が継続的に利用している業者であれば、チラシの反響がある程度保証されているということになります。
3.価格が適切である
業者に依頼するとしても、できるなら費用を抑えたいものです。
つい安さで選びがちですが、うまい話には裏があるものです。
安すぎる業者はどこかで辻褄合わせをしている場合が多いのです。
問い合わせの際に「どうして安いのか?」を質問してみてください。明確な答えがなければ、その業者は信用できないかもしれません。
もちろん、相見積もりは必須です。相場を確認し、適切な価格帯の業者を中心に探していくのがよいでしょう。
ポスティング業者選びのポイント2.契約条件
幾つかの業者を検討して一つの業者を選ぶ時には、候補の業者について、より細かく調べましょう。
特に細心の注意を払いたいのが「契約条件」です。
販促に繋がるポスティングを行っているかは、以下をチェックしてみてください。
1.ノルマを達成できる
当たり前のようですが、販促効果を出すためには「指定した日数以内に指定枚数を指定対象に配ることができる」ことが必須条件です。
2.即日の配布報告ができる
チラシを「誰が」「いつ」「どこに」配ったのかが、配布日当日に把握できる業者は、管理体制がしっかりしています。
最近はGPSを使い、配布状況を厳しく管理している業者もあります。
リアルタイムで配布状況を把握することで、今後より効率的なポスティングが可能となります。
3.スタッフとの雇用契約を提示できる
ポスティング業者の配布スタッフは、アルバイトや業務委託など様々な形態で雇用されています。
電話一本で委託しているケースもあるそうですが、そのような契約の仕方でちゃんと配布できているのか疑問です。
また面接や説明会を実施し採用しているのでしょうか。
このようにスタッフの雇用契約がしっかり行われているかどうかも、確認してみましょう。
4.チラシ単体で配布している
一般的にポスティングはチラシ自体を郵便受けに入れていきます。
しかし、配布の手間を省くため、フリーペーパーなどに挟んで配布する業者もあります。
フリーペーパーは配布頻度が少なく、チラシを配るべきタイミングを逃す恐れがあります。
また、フリーペーパーには他のチラシも挟まっていますので、埋もれてしまって見逃される可能性も高くなります。
フリーペーパーへの折込が、契約に入っていないかどうかも、確認する必要があります。
ポスティング業者選びのポイント3.配布スタッフの管理体制
契約条件でも触れましたが、いざ業者と契約するときに気をつけるポイントとして「配布スタッフの管理」があります。
配布方法はポスティングの命であり、間違った配布方法では販促どころか自社の信用度やブランド力の低下につながります。
1.ポスティング禁止ポストへの配布をしていない
マンションやビルの入り口には「関係者以外立ち入り禁止」や「チラシの配布投函禁止」の張り紙がしてあるところがあります。
こういったところにポスティングを行うことは、自社の信用度やブランド力の低下に繋がります。
しかし、配布スタッフによっては「大量に捌かなければいけないのだから、表示があっても構っていられない」というように考える人もいます。
配布スタッフへの指導がしっかりしているかどうかも、良い業者選びの基準になります。
2.不正を行わない
ポスティングは、違う種類のチラシを配る場合は別として、基本一軒一枚配るものです。
しかし、ポスティングは基本的に枚数で契約するので、規定枚数を早く捌くために、同じチラシを何枚も一つの郵便受けに投函する不正が行われている場合があります。
配布数と対象エリアの戸数を照合するなど、配布スタッフへの規定厳守が徹底されているかどうか確認しましょう。
3.綺麗に投函している
もし、郵便受けに無様に突っ込まれた大量のチラシを見たとき、あなたならそのチラシを見る気が起きますか。私ならその場で捨てたいくらいです。
配布スタッフの管理がずさんだったり、ポスティング料金が低い場合、このようにいい加減に投函されている可能性があります。
このような配布方法では、販促どころか企業イメージの低下にも繋がります。
ポスティング業者の選定にあたっては、綺麗にポスティングするための指導が徹底されているかを確認しましょう。
4.詳細な住宅地図を使用している
ポスティングには詳細な住宅地図の使用が不可欠です。
例えば、「一軒家のみ」「単身世帯のみ」など、セグメンテーションによる配布が必要なポスティングには、エリアの詳細を把握した上で配布する必要があります。
普通の広域地図では、密度の濃いポスティングはできません。
ポスティング業者選びの3つのポイントまとめ
ポスティング業者に求めるものは、ただ配ることだけではなく、経験やノウハウです。
チラシは、どのように配るかで反響率は変わってきます。
自社で行うにしても業者に依頼するにしても、目的やターゲットを明確にし、どこの地域で、どれくらいの規模で、どういった家に配布するのかの戦略をしっかり立てる必要があります。
その上で、ポスティングを自社で行うか業者に依頼するのかを、それぞれの良さや欠点を踏まえながら決めていきましょう。