2024年8月2日
おすすめマニュアル作成ツール6選!選ぶポイントとは?
目次 ▼
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マニュアル作成ツールとは?
マニュアル作成は業務進行の基盤となる重要な作業ですが、その分時間と労力のかかる作業でもあります。
そこで、マニュアル作成の効率化を図るためにおすすめしたいのが、マニュアル作成ツールです。
マニュアル作成ツールとは、マニュアルの作成や共有を簡単に行えるツールのことで、レイアウトのテンプレートや操作画面の自動録画などさまざまな機能が搭載されており、マニュアル作成の負担を大幅に軽減することができます。
マニュアル作成ツールを選ぶポイント
マニュアル作成ツールといってもさまざまなツールがあり、どれを選べばよいかわからない…という方も多いかと思います。
そこで、まずはマニュアル作成ツールを選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
用途に合った機能が備わっているか
マニュアル作成ツールには、動画マニュアルの作成に特化したものや、操作マニュアル向けのものなど、さまざまな種類があります。
動画マニュアルでは自動字幕作成機能や多言語翻訳機能があるツールが便利ですし、操作マニュアルの場合は、PC操作の自動キャプチャや、豊富な手順テンプレートが役立つでしょう。
業界や企業、業種によっても求められる機能が異なるため、作成したいマニュアルの種類や用途に合わせて、必要な機能が備わっているか確認しましょう。
操作が簡単か
マニュアル作成ツールは、誰でも簡単に使えることが重要です。
操作が難しかったり使いにくいツールでは、せっかく導入してもマニュアル作成に膨大な時間を要したり、マニュアルを作成できる担当者が限られてしまうケースも考えられます。
機能が多すぎると逆に操作が複雑になり、使いこなせない場合もあるため、まずは無料トライアルを利用して操作性や使い勝手を試してみるとよいでしょう。サポートが充実しているツールを選ぶのもおすすめです。
運用方法に合っているか
ツールによって、作成したマニュアルの出力形式(Word、Excelなど)が異なります。
「紙で配布したい」「Wordで共有したい」といった運用方法に合わせてツールを選びましょう。多くの出力形式に対応しているツールを選ぶのがおすすめです。
クラウド型かオンプレミス型か
マニュアル作成ツールには、オンライン上にアクセスして使用する「クラウド型」と、ソフトウェアを自社サーバーにダウンロードする「オンプレミス型」があります。
「クラウド型」は導入までの期間が比較的短く、クラウド上で手軽に共有しやすいことやアップデートなどの管理がしやすいことが特長です。ソフトの購入費用はかからず、月額料金を支払って利用します。
一方、「オンプレミス型」はクラウド型に比べて導入に時間がかかりますが、自社サーバーにダウンロードして使用するため、セキュリティが高く、高度な機能を備えています。こちらは一度ソフトを購入すれば月額料金はかかりません。
ユーザー数や利用期間などによって費用も大きく変わるため、自社のニーズに合わせて選びましょう。
クオリティは十分か
いくら操作が簡単であっても、完成したマニュアルの品質が悪ければその効果は半減してしまいます。
マニュアルのクオリティはユーザーの理解度や浸透度にも大きく影響するため、仕上がりイメージや事例などもあらかじめ確認しておきましょう。
自社に合った費用感か
マニュアル作成ツールは月額制のものが多いですが、先ほどご紹介したクラウド型かオンプレミス型かによって料金体系が異なります。
プランによって利用できる機能やユーザー数も異なるため、必要な機能と費用を照らし合わせながら最適なツールとプランを選定しましょう。
おすすめマニュアル作成ツール
1.iTutor
iTutorは、PC上でいつもどおりの作業を行うだけで、その操作を自動で撮影し、スライド化してくれるツールです。
クリックなどの操作内容も自動でテキスト化され、吹き出しとして表示されます。
自動作成されたキャプチャやテキストはPowerPoint感覚で編集することができ、ExcelやWordをはじめとするさまざまな出力形式に対応しているのも特長です。
さらに、動画の編集やテスト問題の作成も可能で、eラーニングコンテンツの制作にも活用できます。
サービス名 | iTutor |
URL | https://itutor.jp/ |
出力形式 | Excel、Word、PowerPoint、PDF、HTML5、画像(JPEG,PNG)、 動画(AVI, WMV, MP4, WebM, MKV) ※プランにより異なる |
無料トライアル | あり(21日間) |
料金 | Windows 38万円~ 、Mac 55万円~ |
2.Dojo
Dojoは、3,000社以上に導入されているマニュアル自動作成ツールです。
PC上で作業を行うだけで、操作内容やキャプチャを自動で作成することができ、キャプチャの取得範囲も細かく設定が可能です。
素材やテンプレートが豊富で、専門的な知識やスキルがなくてもクオリティの高いマニュアルを作成することができます。
また、ユーザー専用のサポートサイトや使い方セミナーなど、ユーザーフォローが充実しているのも特長です。
サービス名 | Dojo |
URL | https://tepss.com/dojo/ |
出力形式 | Excel、Word、PowerPoint、PDF、HTML5、DHTML、AVI、 MP4、Share Point |
無料トライアル | あり(14日間) |
料金 | 要問い合わせ |
3.tebiki
tebikiは、簡単に動画マニュアルを作成できる新人教育システムです。
OJTで業務を教えている様子をスマホで撮影するだけで、自動で字幕を作成し、強調したい部分に図などのオブジェクトを表示することができます。
自動翻訳機能もあり、100か国以上の言語に対応しているため、外国人スタッフへの教育にも最適です。
動画マニュアル作成のほかにも、PC操作の自動録画やマニュアルのアクセス分析などの機能も備わっています。
サービス名 | tebiki |
URL | https://tebiki.jp/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ) |
無料トライアル | あり(要問い合わせ) |
料金 | 要問い合わせ |
4.Teach me Biz
Teach me Bizは、マニュアルの作成・共有・運用ができるマルチデバイス対応のクラウド型プラットフォームです。
用意されたフォーマットに沿って画像と説明文を入れていくだけで、ステップ化されたわかりやすいマニュアルが作成できます。
作成したマニュアルはTeach me Biz上でフォルダごとに管理でき、キーワード検索やQRコードからの閲覧も可能です。
いつ、誰が、何回見たかという閲覧状況も確認できるため、運用管理や浸透状況の可視化にも役立ちます。
サービス名 | Teach me Biz |
URL | https://biz.teachme.jp/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ、アプリ)、PDF、QRコード |
無料トライアル | あり(要問い合わせ) |
料金 | 初期費用(要問い合わせ)+月額59,800円~ (年間契約) |
5.COCOMITE
COCOMITEは、マニュアルの作成から運用までをカバーするクラウド型マニュアル作成ツールです。
基本のフォーマットに沿って入力していくだけで、画像、動画、PDF、Word、Excel、PowerPointなどさまざまな形式のマニュアルを作成することができます。
作成したマニュアルはCOCOMITE上に最大5階層まで細かくフォルダ分けが可能で、フォルダごとにアクセス制限を設定できるため、店舗や部署ごとのマニュアル管理にも最適です。
フォルダやファイルごとに共有リンクの取得やQRコードでの共有も可能で、ユーザーに必要な情報だけを届けることができます。
サービス名 | COCOMITE |
URL | https://cocomite.konicaminolta.jp/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ、アプリ)、PDF、QRコード |
無料トライアル | あり(30日間) |
料金 | 初期費用65,000円+月額29,600円~ |
6.トースターチーム
トースターチームは、2,000社以上に導入されているツールで、業務マニュアルから社内Wikiまで、社内の情報やノウハウを一元管理することができます。
PC操作の自動録画も可能で、文書マニュアルや動画マニュアルが簡単に作成できるほか、用語集の登録や社内wikiの共有、Webサイトのクリッピングなどの機能も備わっています。
マニュアルをはじめ、就業規則や社内報、プレスリリースや日報など、社内のナレッジを集約して一括管理できるため、社員教育や新人研修などにも活用できます。
電話やメールでのサポートや、専用の問い合わせチャットの設置など、サポート体制が充実しているのも特長です。
サービス名 | トースターチーム |
URL | https://toaster.how/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ・アプリ) |
無料トライアル | あり(14日間) |
料金 | 初期費用10万円+月額35,000円~(年間契約) |
まとめ
今回は、おすすめのマニュアル作成ツールをご紹介しました。
ツールを活用し、マニュアル作成を自動化することによって、マニュアル作成にかかる時間の短縮や効率化、人的ミスの防止などが期待できます。
無料のデモやトライアルができるツールもあるため、まずは一度使い勝手や機能を試してみるのもいいかもしれません。
目的や対象者に合わせて、ぜひ最適なツールを探してみてください。