2015年11月6日

新聞社不況でもコスパは高い!折込チラシ7つのメリット

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チラシは江戸時代からある販促手法

今日は非常にシンプルなテーマ「折込チラシが持つ特徴とそのメリット」です。

昔に比べると、今は非常に多くの広告手法、販促手法があります。その中でも、チラシは江戸時代から存在する極めてベーシックで、古典的な販促手法です。

新聞の発行部数減少が叫ばれて久しいですが、このご時世になぜ折込チラシを取り上げるのか?と思う方も多いとは思います。

もちろん全ての業種業態に折込チラシが有効というわけではありません。ただ、折込チラシが古臭くて使えないと思っている方は、考え方を改めた方が良いでしょう。

チラシの重要性は、日本の広告市場に占める割合からもわかります。

折込チラシやDM(ダイレクトメール)は、非常に効果的な販促手法であるため、広告市場全体の14.4%を占めています。

折込チラシ、DM単体でも、雑誌広告、ラジオCMより広告費は多く、合計では新聞広告も上回ります。

2009年から見ると、多少減少傾向ではあるものの、依然高い割合を保っていることがわかります。

折込チラシとDMが広告費全体に占める割合
2009年:折込チラシ(9.2%)|DM(7.1%)
2010年:折込チラシ(9.0%)|DM(7.0%)
2011年:折込チラシ(8.9%)|DM(6.8%)
2012年:折込チラシ(8.8%)|DM(6.7%)
2013年:折込チラシ(8.5%)|DM(6.5%)
2014年:折込チラシ(8.0%)|DM(6.4%)
2015年:折込チラシ(7.9%)|DM(6.4%)
2016年:折込チラシ(7.3%)|DM(6.2%)
2017年:折込チラシ(6.9%)|DM(6.1%)
2018年:折込チラシ(6.5%)|DM(6.1%)

参考:日本の広告費50%を占めるプロモーションメディアとは?

これだけインターネットが発達した時代に、なぜ今でも日々折込チラシが使われているのか、そのメリットをしっかりと押さえておきましょう。

折込チラシのメリット1.低予算

折込チラシは、1枚あたりの単価が新聞折込料金を含めても10円程度で行える低予算な販促手法です。もちろん部数や紙の大きさによっては、半分程度まで下げることも可能です。

また、折込チラシは、その予算に応じて配布エリアを選ぶこともできるため、効率的に広告を行うことができます。

折込チラシのメリット2.的確性

折込チラシは、新聞やフリーペーパーなど、折り込む媒体によってターゲットの選定ができるため読者層や地域に応じた的確な販促が可能です。

折込媒体によっては独自のターゲティング方法を持っていることもあるため、より絞り込んだ販促も考えられます。

折込チラシのメリット3.適時性

折込チラシは、新聞折込を使えば、雑誌広告などと違って比較的タイムリーに販促を行えます。

また、今日、明日、週末といった比較的短いスパンで、タイミングを合わせた宣伝効果を期待することができるため、適時性が優れているといえます。

折込チラシのメリット4.即効性

折込チラシは商圏の縛りがあるため、受け取った方にとっては身近な情報であり、近日の情報であるという認識をします。

そのため、イベント告知やキャンペーン実施など、即効性を求められる販促に向いています。

折込チラシのメリット5.信頼性

新聞折込の場合、新聞の効果のおかげで、掲載されている企業や商品の信頼性が上がります。

また、折込チラシは昔からある販促媒体であるため、馴染みがあること自体が信頼に結びつきます。

折込チラシのメリット6.保存性

折込チラシは紙一枚で場所を取らず、折りたたんで持ち歩くこともできるため、保存性に優れています。

気になったチラシは、イベントやキャンペーンの日時までテーブルの上などよく見える場所に置かれることが多く、その間は宣伝効果を発揮します。

折込チラシのメリット7.表現性

折込チラシは、デザイン、用紙サイズ、紙質など、他媒体と比べて制約が少ないため、表現性が高い販促媒体です。

また、表現性が高いため、デザインや表現の質を上げることで、費用対効果が高い販促媒体にすることも可能です。

折込チラシが持つメリットまとめ

私が個人的に思う折込チラシのメリットは、簡単ですぐに始められることだと思います。

特に、折込チラシは店舗集客に向いています。

たしかに今は、インターネット広告が増えてきましたし、その有用性は私もよく知っています。

ただ、インターネット広告では実店舗への集客はなかなか難しく、特に中高齢層に対するリーチにはまだ不安があります。

今後、インターネットが全ての世代で気軽に使われるようになり、もっと多くの方が、インターネット広告を見る機会が増えると思いますが、もう少し時間がかかるでしょう。

参考:費用対効果は?紙広告とインターネット広告の簡単比較

残念なことに、現在は丁度広告手法の転換期です。10年、20年経つと、あの頃の商売は、広告・販促が難しかったと言われるかもしれませんが、いま商売をしている方にとっては仕方がないことです。

新しい手法ばかりに目を向ける前に、既存の広告手法、販促手法をしっかり学び、その学びを新しい手法に活かすことが求められています。

チラシをどう使えば費用対効果が高くなるのか、以下を参考にしてみてください。

参考:
意外と知らない?チラシの効果を最大に高める3つのポイント
売れるチラシ、来店促進するチラシを作る10の要素とは
確実に売上と利益を上げるには?販促チラシ作成の注意点