2015年9月11日
世界に1つ独特な味わい！活版印刷ができる印刷会社8選
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活版印刷とは
以前、名刺交換をした際、雰囲気の良い、味のある名刺をもらったことがあります。活版印刷で刷った名刺です。
最近、にわかに活版印刷が盛り上がっています。今から30年ほど前までは、活版印刷を使っている印刷会社も普通にありましたが、現在、通常の印刷で活版印刷が使われることはありません。
活版印刷とは、金属や樹脂でできた活字という文字を組み合わせて、文章になる版を作り、版にインクを付け、紙に押し付けることで印刷する手法のことです。
紙に押し付ける際に圧力がかかることで、現在の印刷機にはない独特な凹凸ができたり、インクの量による独特なムラができるため、1枚1枚違った味を楽しむことができます。
現在の印刷機に比べて手間もかかりますし、時間もかかります。メンテナンスもほぼ自分で行うため、お金もかかります。
それでも、世界に1つしかない印刷ができるということで、日本にある数少ない活版印刷機を使った印刷が注目されています。
アナログ、世界に1つ、独特の味、こんなキーワードに心惹かれる人もいるでしょう。
活版印刷の印刷手順
簡単に活版印刷による、印刷手順を解説しましょう。
1.原稿を用意
活版印刷に使うフォントデザインを決めた原稿を用意して、内容に応じて使用する活字のフォントや大きさなどを決めます。
2.文選
和文は文字数が多いので、使用する活字をあらかじめ選んで整理しておきます。
3.植字（組版）
原稿に収まるように文字間や行間に気を付けて、活字を版に固定します。固定した版がばらばらにならないように結束糸で縛ります。
4.校正刷り
版の間違いや活字の欠けなどを確認するために、1度校正刷りをします。
5.校正・訂正・校了
組み間違いや活字の欠けなどがあれば、差し替えて、版を組みなおします。校正刷り、校正、訂正を繰り返し、版を仕上げます。
6.チェースへ組み付け
版を印刷機に取り付けるチェースと呼ばれる金属に組み付けます。版を金属版に固定し、活字を木槌でたたいて高さを揃えた後、版を固定します。
7.印刷
印刷機にローラーをつけてインクを載せます。チェースを印刷機に取り付けます。紙をセットして紙の位置を調整し、本刷りします。
8.清掃・解版
版は印刷機からチェースを外して洗い油で洗います。洗い終えたものを分解して元に戻します。
活版印刷ができる印刷会社
活版印刷独自の味のある印刷を愛している人はたくさんいます。この記事を見て興味を持った方は、活版印刷ができる印刷会社に何か依頼してみましょう。
名刺、年賀状、封筒、バースデーカードなど、自分を主張するため、プレゼントのために作っても面白いかもしれません。
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