2016年8月2日
新聞全国紙の媒体資料と比較まとめ
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媒体資料とは
新聞や雑誌に広告を出稿する場合、何を参考に選ぶべきなのでしょう。
私たちが扱う商品・サービスにはターゲットがあり、出稿先の読者層とマッチングしなければ、反響率は非常に低いものとなるはずです。
そこで参考にしたいのが、「媒体資料」です。
媒体資料とは、広告出稿を検討している企業(広告主)向けに媒体の発行部数や主な読者層の属性、特徴、紙面(誌面)のコンセプトなどをまとめた資料のことです。メディアガイドとも言われています。
以前は広告代理店経由や直接問い合わせしなければ手に入らなかった媒体資料も、今ではインターネットで公開され、PDF形式でダウンロードできるようになっています。
そこで今回は、広告出稿や折込チラシ出稿の参考になるよう、全国主要5紙の媒体資料をご紹介したいと思います。
以前、新聞各紙の特徴を簡単にご紹介しましたが、媒体資料はそれよりもう少し踏み込んだ内容になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考:
折込チラシの出稿基準とは?新聞全国5大紙の特徴と読者層
媒体資料1.読売新聞
読売新聞は、発行部数は900万超(朝刊のみ)、世帯普及率15%超という日本におけるトップ新聞社です。
読者層に偏りがなく、予算があり、広く多くの消費者にリーチしたい場合におすすめです。
参考:
折込チラシの出稿基準とは?新聞全国5大紙の特徴と読者層
媒体資料2.朝日新聞
読売新聞に次いで、朝刊の発行部数は約700万部です。
ホワイトカラー層が多く、平均世帯収入が高いのが大きな特徴です。
所得水準が比較的高い読者が多く、読者の消費購買能力が高いイメージです。
東京・大阪・名古屋・西日本・北海道各本社の読者層プロファイルがあるため、全国の読者層の特徴を元に地域別で出稿を検討できるのが良いですね。
媒体資料3.毎日新聞
参考:
毎日新聞媒体資料
毎日新聞の媒体資料です。読者層の世帯属性だけでなく、意識調査結果を掲載しているのが大きな特徴です。
日本で最も古く歴史ある新聞で、所得水準も平均以上の人たちが多いのが特徴です。
媒体資料4.日本経済新聞
参考:
NIKKEI AD WEB
経済新聞という性格上、事務所・企業での購買比率が他紙より高いのが特徴です。
BtoBの購買プロセスにおいて、意思決定や決裁権のあるビジネスパーソンへの訴求は重要です。
そのため「ビジネスパーソン意思決定層への到達力」という独自の特徴は経済紙ならではのメリットといえるでしょう。
媒体資料5.産経新聞
大阪での発行部数が多い産経新聞ですが、その強みをアピールする情報が多く掲載されています。
産経新聞が発行する情報誌やターゲットメディア(フリーペーパーなど)の情報も併せて掲載されています。
一部100円と庶民的ではあるものの、発行部数(約160万部)の低さから、代理店による折込チラシ出稿の設定に入っていないこともあります。
広告出稿の参考に!主要メディアの媒体資料まとめ
新聞だけでなく、雑誌にも媒体資料は必ずあり、年に一回の頻度で更新されています。
読者層の属性や趣味趣向などは、どんな商品やサービスであっても広告出稿先を選定するためには大事な要素です。
(基本的には良いことしか書いていなかったりもするのですが……)
自社の商品・サービスのターゲットと照らしあわせ、検討しましょう。
またこのような資料は、商品開発のペルソナ設定の参考になることもありますので、マーケティング資料としても面白いと思います。
特に女性誌の場合はペルソナ設定がピンポイントであるため、実際の誌面と照らしあわせてみて比較してみるのも良いでしょう。
新聞への広告出稿は折込チラシと比べ料金が桁違いに高く、非常にハードルが高いです。
出稿するのであれば、効果を高めるためにも、発行エリアだけでなく読者層の属性や特徴などのデータも広告出稿先を検討する上で参考にしたいところです。
ぜひ一度は目を通しておきましょう。