2025年6月6日
おすすめマニュアル作成ツール6選!選ぶポイントとは?

目次 ▼
この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。
マニュアル作成ツールとは?
マニュアル作成は業務進行の基盤となる重要な作業ですが、その分時間と労力のかかる作業でもあります。
そこで活用したいのが、マニュアル作成を効率化できる「マニュアル作成ツール」です。
マニュアル作成ツールとは、マニュアルの作成や共有を簡単に行えるツールのことで、テンプレートの活用や、操作画面の自動録画といった便利な機能が搭載されており、作業の負担を大幅に軽減してくれます。
マニュアル作成ツールを選ぶ際のポイント
現在、数多くのマニュアル作成ツールが存在しています。その中から自社に最適なものを選ぶには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
必要な機能が備わっているか
マニュアル作成ツールには、動画マニュアルの作成に特化したものや、操作マニュアル向けのものなど、用途や目的に応じてさまざまな種類があります。
例えば、動画マニュアル作成では、自動字幕作成機能や多言語翻訳機能があるツールが便利ですし、操作マニュアル作成では、PC操作の自動キャプチャや、豊富な手順テンプレートが役立つでしょう。
業種や業務内容によって必要とされる機能は異なるため、作成するマニュアルの種類に合った機能が搭載されているかを確認しましょう。
操作が簡単で直感的に使えるか
ツールの使いやすさも非常に重要なポイントです。操作が複雑なツールでは、せっかく導入しても活用されなかったり、特定の人にしか扱えなかったりする可能性があります。
機能が多すぎると逆に操作が複雑になり、使いこなせない場合もあるため、まずは無料トライアルを試し、操作性や使い勝手をチェックするのがおすすめです。操作方法に関するサポートが充実しているかどうかもあわせて確認しておきましょう。
運用方法に合っているか
ツールによって、作成したマニュアルを出力できるファイル形式(Word、Excel、PDFなど)が異なります。
「印刷して配布したい」「Wordで共有したい」といった運用方法に合った出力形式に対応しているかを事前に確認しましょう。多様な出力形式に対応しているツールを選ぶと安心です。
クラウド型かオンプレミス型か
マニュアル作成ツールは、大きく分けると、オンライン上にアクセスして使用する「クラウド型」と、ソフトウェアを自社サーバーにダウンロードして使用する「オンプレミス型」があります。
「クラウド型」は導入までの期間が比較的短く、クラウド上で手軽に共有しやすいことやアップデートなどの管理がしやすいことが特長です。ソフトの購入費用はかからず、月額料金を支払って利用します。
一方、「オンプレミス型」はクラウド型に比べて導入に時間がかかりますが、自社サーバーにダウンロードして使用するため、セキュリティが高く、高度な機能を備えています。こちらは一度ソフトを購入すれば月額料金はかかりません。
ユーザー数や利用期間などによって費用も大きく変わるため、自社の運用体制やセキュリティ、予算などのニーズを踏まえて選定しましょう。
クオリティは十分か
いくら使いやすいツールであっても、完成するマニュアルの品質が低ければ、その効果は期待できません。
マニュアルのわかりやすさや使いやすさは、ユーザーの理解度や浸透度に直結します。導入前に、仕上がりイメージや事例などもあらかじめ確認しておきましょう。
自社に合った費用感か
マニュアル作成ツールの多くは月額制ですが、クラウド型・オンプレミス型の違いや、選ぶプランによって料金体系が変わります。
プランごとに利用できる機能やユーザー数が異なるため、必要な機能を備えつつ、コスト面でも無理のないツールとプランを選ぶことがポイントです。
おすすめマニュアル作成ツール
1.iTutor

iTutorは、PC上で操作を行うだけで、その手順を自動で録画し、スライド化してくれるツールです。クリック操作なども自動でテキスト化され、吹き出しで表示されるため、視覚的にもわかりやすいマニュアルが簡単に作成できます。
作成されたキャプチャやテキストは、PowerPointのような操作感で編集することができ、ExcelやWordをはじめ多様な出力形式にも対応しています。
また、動画編集やテスト問題の作成も可能で、eラーニングコンテンツの制作にも活用できます。
サービス名 | iTutor |
URL | https://itutor.jp/ |
出力形式 | Excel、Word、PowerPoint、PDF、HTML5、画像(JPEG,PNG)、 動画(AVI, WMV, MP4, WebM, MKV) ※プランにより異なる |
無料トライアル | あり(21日間) |
料金 | Windows 38万円~ 、Mac 55万円~ |
2.Dojo

Dojoは、3,000社以上に導入されているマニュアル自動作成ツールです。
PCで作業を行うだけで、操作内容や画面キャプチャを自動で記録することができます。キャプチャの取得範囲も細かく指定でき、きめ細やかなマニュアル作成が可能です。
豊富なテンプレートや素材が用意されており、専門知識がなくてもクオリティの高いマニュアルが簡単に作成できます。
さらに、専用のサポートサイトや使い方セミナーなど、ユーザーフォローが手厚いのも特長です。
サービス名 | Dojo |
URL | https://tepss.com/dojo/ |
出力形式 | Excel、Word、PowerPoint、PDF、HTML5、MP4、Share Point |
無料トライアル | あり(要問い合わせ) |
料金 | 要問い合わせ |
3.tebiki

tebikiは、簡単に動画マニュアルを作成できる新人教育システムです。OJTで業務を教えている様子をスマートフォンで撮影するだけで、自動で字幕を生成し、強調したい箇所には図やオブジェクトを挿入することができます。
自動翻訳機能もあり、100以上の言語に対応しているため、外国人スタッフへの教育にも最適です。
動画マニュアル作成のほかにも、PC操作の自動録画やマニュアルの閲覧分析など、多機能を備えており、現場でも活用シーンも幅広くカバーしています。
サービス名 | tebiki |
URL | https://tebiki.jp/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ) |
無料トライアル | あり(要問い合わせ) |
料金 | 要問い合わせ |
4.Teach me Biz

Teach me Bizは、マニュアルの作成から共有・運用までを一貫して行えるクラウド型プラットフォームです。スマートフォンやタブレットなど、マルチデバイスにも対応しています。
あらかじめ用意されたフォーマットに画像と説明文を入力するだけで、手順を整理したマニュアルが簡単に作成できます。
作成したマニュアルはTeach me Biz上でフォルダごとに管理でき、キーワード検索やQRコードからの閲覧も可能です。
閲覧状況を確認する機能も備えており、いつ・誰が・何回見たかを把握できるため、運用管理やマニュアルの浸透状況の可視化にも役立ちます。
サービス名 | Teach me Biz |
URL | https://biz.teachme.jp/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ、アプリ)、PDF、QRコード |
無料トライアル | あり(要問い合わせ) |
料金 | 初期費用(要問い合わせ)+月額59,800円~ (年間契約) |
5.COCOMITE

COCOMITEは、マニュアルの作成から運用までをカバーしたクラウド型マニュアル作成ツールです。
基本フォーマットに沿って入力していくだけで、画像・動画・PDF・Word・Excel・PowerPointといったさまざまな形式でマニュアルを作成することができます。
また、作成したマニュアルはCOCOMITE上に最大5階層まで細かくフォルダ分けでき、フォルダごとにアクセス権限を設定可能なため、店舗や部署ごとのマニュアル管理にも最適です。
ファイルやフォルダごとに共有リンクの発行やQRコードを配布することができ、必要な情報を必要な人に届けることができます。
サービス名 | COCOMITE |
URL | https://cocomite.konicaminolta.jp/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ、アプリ)、PDF、QRコード |
無料トライアル | あり(30日間) |
料金 | 初期費用150,000円+月額29,600円~ |
6.ヘルプドッグマニュアル

ヘルプドッグマニュアルは、2,700社以上が導入するマニュアル作成ツールです。業務マニュアルをはじめ、就業規則・社内報・日報・プレスリリースなど、さまざまな社内情報を一元管理することができます。
PC操作の自動録画やAIによるマニュアル作成に対応しており、文書マニュアルや動画マニュアルが簡単に作成できるほか、用語集の登録やWebサイトのクリッピングなど、ナレッジ共有に役立つ機能も充実しています。
サポート体制も整っており、電話・メール・チャットでの問い合わせ対応に加え、専用チャットも設置されているのも特長です。
サービス名 | ヘルプドッグマニュアル |
URL | https://toaster.how/ |
出力形式 | オンライン(Webブラウザ・アプリ) |
無料トライアル | あり(7日間) |
料金 | 初期費用(要問い合わせ)+月額35,000円~(年間契約) |
まとめ
今回は、マニュアル作成に役立つおすすめツールをご紹介しました。
これらのツールを活用し、マニュアル作成を自動化することによって、マニュアル作成にかかる作業時間の短縮や効率化、人的ミスの防止などが期待できます。
無料デモやトライアル版が用意されているツールもあるため、まずは実際の操作感や使い勝手を試してみるのもおすすめです。
マニュアルの目的や利用シーンに合わせて、最適なツールを選んでみてください。
