2025年3月28日

無料でも使える!音声読み上げソフト10選

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動画にナレーションやセリフを入れる際、ナレーターに依頼したり、自分で録音したりすると、予想以上に時間やコストがかかることがありますよね。

そんなときは、AIを活用した「音声読み上げソフト」を利用することで、手軽に音声データを作成することができます。機械音声特有の不自然さが気になる場合もありますが、まずは無料版を試して、その精度や使い勝手を確認するのも一つの方法です。

今回は、無料でも利用できる音声読み上げソフト・サイトをご紹介します。

おすすめの音声読み上げソフト

1.音読さん

音読さん トップ画像

音読さんは、ダウンロード不要でブラウザ上で利用できる音声読み上げサイトです。

月1,000文字までは会員登録なしで利用でき、会員登録をすると月5,000文字まで無料で利用できます。日本語の音声は10種類から選択でき、速度や声の高低の調整も可能です。

以下の当社のサービス紹介動画では、音読さんで作成した音声を使用しています。どのように読み上げられるか、参考にしてみてください。

サービス名音読さん
URLhttps://ondoku3.com/ja/
金額月5,000文字までは無料
有料版は月額980円~2,980円
商用利用可(無料版の場合はクレジット表記必須)
言語日本語、英語、他47言語

2.Amazon Polly

Amazon Polly_トップ画像

Amazon Pollyは、AWS(Amazon Web Service)の一部として提供されている、音声読み上げサービスです。

標準的な音声に加え、より自然で高品質なニューラル音声によるテキスト読み上げも可能です。最初の1年間は、標準音声が月500万文字まで、ニューラル音声が月100万文字まで無料で利用できます。それ以降は従量課金制となり、100万文字あたり4.00~16.00USDの料金が発生します。

サービス名 Amazon Polly
URLhttps://aws.amazon.com/jp/polly/
金額最初の12か月は月100万~500万文字まで無料(要会員登録)
それ以降は100万文字あたり4.00~16.00USD
商用利用
言語日本語、英語、他31言語

3.テキストーク

テキストーク トップ画像

テキストークは、無料でダウンロードできる音声読み上げソフトです。

読み上げ中の箇所が太字で強調されるため、長文でもの読み上げでも現在どこが読まれているかわかりやすいのが特徴です。特定の読み仮名や読み上げない文字を登録できるなど、細かなカスタマイズも可能です。

読み上げた音声データは、WAVとMP3形式で保存できます。

サービス名テキストーク
URLhttps://gui.jp.net/textalk/
金額無料
商用利用
言語日本語、英語

4.Balabolka

Balabolka トップ画像

Balabolkaは、ロシア語で「しゃべる人」を意味し、テキストファイルだけでなく、PDFやPowerPoint、Excel、HTMLなどの形式のテキストも読み上げることができます。

音声データはWAV、MP3、MP4、OGG、WMA 形式で保存でき、多様なファイル形式に対応しているのが特徴です。

サービス名Balabolka
URLhttp://www.cross-plus-a.com/jp/balabolka.htm
金額無料
商用利用
言語日本語、英語

5.SofTalk

SofTalk トップ画像

SofTalkは、無料でダウンロードできる音声読み上げソフトです。
漢字を含む文章を読み上げ、WAV形式で音声データを保存することができます。

ただし、商用利用する場合は、音声合成エンジンやライブラリの提供元によって商用利用の可否やライセンス料が異なるため、事前に確認が必要です。

サービス名 SofTalk
URLhttps://w.atwiki.jp/softalk/
金額無料
商用利用音声合成エンジン・ライブラリの提供元により異なる
言語日本語、英語
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6.スピーチエディタ

スピーチエディタ トップ画像

スピーチエディタは、無料でダウンロードできる音声読み上げソフトです。
音声合成マークアップ言語を使用し、細かい読み方を指示できるのが特徴です。

例えば、「1日」を「いちにち」ではなく「ついたち」と読ませるなど、部分的に読み方を変更することができ、地名や人名などの固有名詞や数字の読み方を正しく設定できます。また、文中で部分的に速度や音程を変更することも可能です。

サービス名 スピーチエディタ
URLhttp://maplesoft.jp/speech.html
金額無料
商用利用不明
言語日本語、英語

7.コエステーション

コエステーション_キャプチャ

コエステーションは、自分の声を録音し、AIがその声の特徴を学習して音声を作成できる、音声合成サービスです。

録音した声をベースに年齢や感情を自由に調整したり、好きな文章を読み上げさせることができます。法人プラン向けの有料プランでは、タレントや声優など著名人の声を利用することも可能です。

サービス名コエステーション
URLhttps://coestation.jp/
金額個人利用は無料
法人利用は月額55,000円~
商用利用不可(法人利用の場合は要問い合わせ)
言語日本語

8.CoeFont

Coefont_キャプチャ

CoeFontには、声優やナレーター、著名人をはじめ、男性/女性、大人/子どもなど、10,000種類以上の声が登録されている、AI音声プラットフォームです。登録されている音声のほかにも、自分の声でAI音声を作成することもできます。

一音ごとに発音の高低やアクセントを細かく調整することができ、より自然な声に近づけることが可能です。

さらに、ZoomやTeamsなどのオンラインミーティングツールにおいて、ほぼリアルタイムで自分の声を外国語に翻訳する通訳機能もあります。

サービス名CoeFont
URLhttps://coefont.cloud/
金額無料版は一部機能制限あり
有料版は月額3,300円~
商用利用無料版はクレジット表記必須
有料版はクレジット表記なしで商用利用可
言語日本語
広報誌・機関誌専門の編集業務委託・BPO

9.VOICEVOX

VOICEVOX_キャプチャ

VOICEVOXは、アニメキャラクターの声を使用できる音声読み上げソフトです。現在は33種類のキャラクターから選択することができ、一音ごとにアクセントやイントネーションを細かく調整することができます。

クレジット表記をすれば商用利用も可能ですが、各キャラクターごとに利用規約が異なるため、事前に確認が必要です。

サービス名 VOICEVOX
URLhttps://voicevox.hiroshiba.jp/
金額無料
商用利用クレジット表記必須
(利用規約はキャラクターごとに異なる)
言語日本語

10.Text to voice

Text to voice トップ画像

Text to voiceは、ブラウザ上で利用できる無料の音声読み上げサイトです。サイト内にテキストを入力すると音声を生成し、音量や話すスピード、ピッチなどを調整できます。

さらに、音声や動画を文字に起こす機能や、自分の声を録音する機能もあり、さまざまな用途に活用できます。

サービス名Text to voice
URLhttps://www.textfromtospeech.com/ja/text-to-voice/
金額無料
商用利用不明
言語日本語、英語、他14言語

まとめ

今回は、無料でも使える音声読み上げソフトやサイトをご紹介しました。

これらのツールは、動画のナレーションやセリフはもちろん、音声ガイダンスや資料の読み上げなど、さまざまな用途に活用できます。特に、お年寄りや子ども、外国人など、文字情報だけでは伝わりにくいユーザーにも効果的に情報を届けることが可能です。

ただし、無料のソフトでは、やはり機械音声特有の違和感が残ることもあるため、より自然な音声を使用したい場合は、有料ソフトや有料プランの利用を検討してみてもよいでしょう。

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