2026年8月24日

初心者向け動画編集ソフト8選|無料で使えるソフトや企業での選び方を解説

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

動画は、難しい内容や複雑な情報も視覚的にわかりやすく伝えられる、訴求力の高いツールです。ビジネスの現場でも動画の活用が広がっており、動画マニュアルや研修動画、採用動画、商品・サービス紹介など、さまざまな場面で利用されています。

一方で、「動画制作は難しそう」「専門的な知識が必要なのでは?」と感じている方も多いのではないでしょうか。現在は、初心者でも動画を作成できる編集ソフトやツールが数多く登場しています。しかし、選択肢が多いからこそ、「どのソフトを選べばよいのかわからない」という悩みも生じやすくなっています。

特に法人利用する場合は、操作のしやすさや料金だけでなく、必要な機能が備わっているか、商用利用が可能かなども確認することが重要です。

そこで今回は、動画編集初心者の方に向けて、動画編集ソフトの選び方や企業で利用する際の注意点を解説します。あわせて、初心者でも扱いやすいおすすめの動画編集ソフトもご紹介します。

▼動画マニュアルのメリットとデメリットについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

初心者が動画編集ソフトを選ぶ4つのポイント

動画編集ソフトには、シンプルな編集に特化したものから、本格的な映像制作に対応できるものまで、さまざまな種類があります。

必ずしも「高機能なソフトを選べばよい」というわけではなく、作りたい動画の内容や利用する環境などを踏まえ、自分に合ったソフトを選ぶことが大切です。

ここでは、動画編集ソフトを選ぶ際に確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。

1.必要な編集機能で選ぶ

まずは、作りたい動画に必要な機能が備わっているかを確認しましょう。

  • 動画のカット・トリミング
  • テロップ・字幕の追加
  • BGM・効果音の追加
  • 音声編集
  • 画像の挿入
  • エフェクト
  • トランジション
  • 画面録画

例えば、動画マニュアルや研修動画では、画面録画や字幕、ナレーションなどの機能があると便利です。一方、採用動画や会社紹介動画では、複数の映像を組み合わせたり、BGMやエフェクトを加えたりする機能が求められるでしょう。

必要以上に高機能なソフトを選ぶと、操作を覚えるのに時間がかかることもあります。まずは「どのような動画を作りたいのか」「そのために必要な機能は何か」を整理しておきましょう。

2.パソコンのOS・スペックで選ぶ

動画編集ソフトを選ぶ際は、使用するパソコンの環境も確認しておきましょう。

ソフトによって対応するOSが異なり、Windows専用、Mac専用のものがあるほか、両方に対応したものや、Webブラウザ上で利用できるものもあります。

また、高度な動画編集ができるソフトほど、高い処理性能を必要とする場合があります。特に、高解像度・長時間の動画を編集したり、多くのエフェクトや複数の素材を使用したりすると、パソコンのスペックによっては動作が重くなることがあります。

導入前に、使用しているパソコンがソフトの対応OSや推奨スペックを満たしているか確認しておきましょう。

3.無料版・有料版で選ぶ

動画編集ソフトには、無料で利用できるものから、月額・年額制の有料ソフトまで、さまざまな料金体系があります。

また、「無料」であっても、

  • 一部の機能しか利用できない
  • 利用できる素材に制限がある
  • 動画にウォーターマーク(透かしロゴ)が入る
  • 商用利用ができない
  • 書き出し回数に制限がある

といった制限が設けられている場合があります。

そのため、料金だけで判断せず、無料版で利用できる機能や制限についても確認しておきましょう。

4.企業で利用できるかを確認する

企業で動画を制作する場合は、個人利用とは異なる点にも注意が必要です。特に確認しておきたいのが、商用利用や法人利用の可否です。

無料で利用できるソフトでも、非営利目的に限られていたり、企業で利用する場合は別途ライセンスが必要たったりすることがあります。

また、ソフトに用意されているBGMや画像などの素材についても、商用利用の条件を確認する必要があります。

企業で使用する場合は、料金だけでなく、利用規約やライセンス条件まで確認してから導入しましょう。

初心者におすすめの無料動画編集ソフト

ここからは、初心者でも扱いやすい無料の動画編集ソフトを5つご紹介します。それぞれ搭載されている機能や対応OS、利用条件などが異なるため、作りたい動画や使用環境に合わせて最適なものを選びましょう。

1.Filmora

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト8選_Filmora

「Filmora(フィモーラ)」は、Wondershare社が提供する動画編集ソフトです。シンプルな操作性と豊富なテンプレートが特徴で、初心者から上級者まで幅広く利用されています。

トリミングやテキスト・音声の追加、画面分割、合成など、動画制作に必要な基本機能が一通りそろっているため、動画編集が初めての方にも使いやすいでしょう。

また、AIを活用した機能も充実しており、ChatGPTと連携したテキストの自動生成や、画像生成AIによるイラスト作成など、編集作業を効率化できる機能も搭載されています。

公式サイトにはユーザーガイドやチュートリアルも用意されているため、操作方法を確認しながら動画制作を進められます。

無料版もありますが、出力した動画にウォーターマークが入るなどの制限があります。企業で利用する場合は、無料版・有料版それぞれの利用条件も確認しましょう。

会社名Wondershare
URLhttps://filmora.wondershare.jp/
料金無料プラン:機能制限なし、ウォーターマークあり

法人向け有料プラン:月額 3,480円 買い切り 17,900円

2.iMovie

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト8選_iMovie

「iMovie」は、Appleが提供する無料の動画編集アプリです。MacやiPhone、iPadなどのApple製品には標準搭載されています。

トリミングやテキスト・音声の追加、トランジションなどの基本機能に加え、フィルタやエフェクト、テンプレートなども豊富に用意されており、初心者でも手軽に動画を制作することができます。

MacやiPhone、iPadなどのApple製品との連携がしやすい点も特徴です。例えば、iPhoneで撮影した動画をMacに取り込んで編集するといった作業もスムーズに行えます。

一方で、Apple製品専用のため、Windowsでは利用できません。また、高度な映像編集を行いたい場合は、機能面で物足りなさを感じることもあります。

そのため、Macを使用していて、まずはシンプルな動画編集から始めたいという方に適しているでしょう。

会社名Apple
URLhttps://www.apple.com/jp/imovie/
料金無料(Apple製品には標準搭載)

3.Video Pad

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト8選_VideoPad

「Video Pad」は、NCH Softwareが提供する動画編集ソフトです。

トリミングやエフェクト、音声・テキストの追加、色補正といった基本機能に加え、3D 変換やクロマキー合成など、本格的な編集にも対応しています。

エフェクトが50種類以上用意されており、ドラッグ&ドロップで操作できるため、初心者で直感的に動画を編集できます。

また、MP4、MPEG、APNG、AVI、WMV、DIVXといったさまざまな動画形式に対応しており、作成した動画をYouTubeへ直接アップロードできる点も特徴です。

ただし、無料版は非営利目的での利用に限られ、一部機能や動画の書き出し回数にも制限があります。企業で利用する場合は、利用条件を事前に確認しておきましょう。

会社名NCH Software
URLhttps://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html
料金無料プラン:非営利目的のみ利用可能、一部機能制限あり

有料プラン:$139~

4.CapCut

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト8選_CapCut

「CapCut」は、 TikTokを運営するByteDance社が提供する動画編集ソフトです。スマートフォン向けアプリのほか、Windows・Mac用のデスクトップ版やWebブラウザ版も提供されています。

トリミングや音声・テキストの追加、エフェクト、フィルターなどの基本機能に加え、素材も充実しており、50万点以上の音楽素材、1,000点以上のエフェクト、200点以上のフィルターが利用できるのが特徴です。

また、AIを活用した機能も充実しており、自動字幕や翻訳、ノイズ除去など、動画編集を効率化する機能が用意されています。特に、SNS向けの短い動画を手軽に作りたい場合に適しているでしょう。

無料版でも多くの機能を利用できますが、出力動画にウォーターマークが入ったり、一部機能・素材の利用制限などがあります。なお、CapCutでは基本的に商用利用が不可である点にも注意が必要です。商用利用するにはブラウザ版の「CapCut for Business」を利用しましょう。

会社名ByteDance
URLhttps://www.capcut.com/ja-jp
料金無料プラン:一部機能制限あり

有料プラン:1,080円/月~

5.Microsoftフォト

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト7選_Microsoftフォト

「Microsoftフォト」は、Windows10/11に標準搭載されている、Windows専用の画像・動画編集アプリです。

画像編集用のソフトというイメージがありますが、「ビデオエディター」機能を使えば、トリミングやエフェクト、音声・テキストの追加、フィルター加工など、基本的な動画編集にも対応しています。

複雑な機能や操作が少なく、初めて動画を編集する方でも扱いやすい点がメリットです。一方で、他の動画編集ソフトと比べて機能が限られているため、高度な編集を行いたい場合には、やや物足りなく感じてしまうかもしれません。

会社名 Microsoft
URLhttps://apps.microsoft.com/store/detail/microsoft-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88/9WZDNCRFJBH4?hl=ja-jp&gl=jp
料金無料(Windows10/11には標準搭載)
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無料トライアルあり!有料の動画編集ソフト

無料ソフトだけでは機能が足りない場合や、より本格的な動画を制作したい場合は、有料の動画編集ソフトがよいでしょう。ここでは、無料トライアルを利用できるソフトを中心にご紹介します。

1.Premiere Elements

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト8選_Premiere Elements

「Premiere Elements」は、Photoshopやillustratorで知られるAdobe社が提供する動画編集ソフトです。

AIを活用した自動編集機能が充実しており、被写体の自動認識や特定箇所へのエフェクト適用など、細かな編集を効率よく行えます。また、被写体の映りや品質をAIが自動で判別し、素材の選定や自動タグ付けもできるため、素材管理がしやすいのも特徴です。

また、操作手順を案内してくれるガイド機能も搭載されています。ガイドに沿って操作するだけで、アニメーションや二重露光、オーバーレイなどの加工ができるため、動画編集が初めての方でも使いやすいでしょう。

30日間の無料体験版が用意されており、有料版の機能を実際に試すことができます。

なお、Adobe社には「Premiere Pro」という動画編集ソフトもあります。こちらは、Premiere Elementsよりも高機能で、プロフェッショナルな映像制作にも対応しているため、より本格的な編集を行いたい中~上級者にはこちらがおすすめです。

会社名Adobe
URLhttps://www.adobe.com/jp/products/premiere-elements.html
料金19,580円(3年間ライセンス)

30日間の無料体験版あり

2.Power Director

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト8選_Power Director

「Power Director」は、CyberLink社が提供する動画編集ソフトです。国内販売シェアNo.1を11年連続で獲得しています。

テンプレートやエフェクトは3,000種類以上、ShutterstockやiStockの動画・写真素材は800万点以上と、豊富な素材が用意されており、初心者でも手軽にクオリティの高い動画を制作できます。

映像補正やBGMの追加といった基本的な編集機能に加え、AIによる字幕の自動生成や画像生成、オブジェクト検知など、編集作業を効率化する機能も搭載されています。

また、公式チュートリアル動画のほか、国内シェアNo.1ならではの豊富な解説コンテンツがあり、操作方法がわからないときに情報を探しやすいのも初心者にとっては心強いポイントです。

30日間の無料体験版も用意されていますが、一部機能やウォーターマークなどの条件があります。

会社名Cyber Link
URLhttps://jp.cyberlink.com/products/powerdirector-video-editing-software/overview_ja_JP.html
料金年間プラン:6,700円/年 ~

月額プラン:2,480円/月 ~

30日間の無料体験版あり(一部機能制限、ウォーターマークあり)

3.VYOND

初心者におすすめ!無料でも使える動画編集ソフト8選_VYOND

「VYOND(ビヨンド)」は、アメリカのGoAnimate.INCが提供するアニメーション動画作成ソフトです。日本では株式会社ウェブデモが正規代理店として販売・サポートを行っています。

一般的な動画編集ソフトとは異なり、キャラクターやイラストなどの素材を組み合わせてアニメーション動画を作成できる点が特徴です。

豊富なテンプレートや素材が用意されており、キャラクターの服装や髪型、動きなども設定できます。「パワーポイントのスキルがあれば2時間でPRアニメが作成できる」というキャッチコピーのとおり、ドラッグ&ドロップを中心とした操作で動画を作成できるため、専門的な映像制作の知識がなくても扱いやすいでしょう。

特に、動画マニュアルや社内研修など、情報をわかりやすく説明する動画との相性が良いツールです。撮影した映像を編集するのではなく、イラストやキャラクターを使って動画を作成できるため、「撮影なしで説明動画を作りたい」という場合にも適しています。

ちなみに、動画編集初心者の弊社スタッフがVYONDを使って作成した動画がこちらです。音声にはAI音声を使用しています。

会社名 GoAnimate.INC
URLhttps://www.vyond.com/
料金年間プラン:699ドル/年 ~

月額プラン:99ドル/月 ~

14日間の無料体験版あり(一部機能制限、ウォーターマークあり)

まとめ

今回は、動画編集初心者の方に向けて、動画編集ソフトの選び方やおすすめのソフトをご紹介しました。

動画編集ソフトを選ぶ際は、「無料」「初心者向け」といった条件だけでなく、

  • 必要な編集機能がそろっているか
  • 使用するパソコンのOSやスペックに対応しているか
  • AI機能を活用できるか
  • 無料版・体験版にどのような制限があるか
  • 企業での利用や商用利用が可能か
  • 継続して利用しやすい料金か

といった点を確認することが大切です。

特に企業で動画を制作する場合は、ソフトの機能や操作性だけでなく、商用利用の可否や素材の著作権・利用規約なども確認する必要があります。

まずは無料版や体験版を試し、実際の操作性や必要な機能を確認してみましょう。自社で作りたい動画の種類や目的を整理したうえで、自社の環境に合った動画編集ソフトを選ぶことが大切です。

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