2026年5月14日

【画像で解説】Wordの変更履歴とコメント機能の使い方!表示・非表示・削除の方法とは?

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

「Wordで書いた文章を修正したとき、どこを変えたか後からわからなくなった…」
「複数人で編集しているのに、誰が何を変更したのか把握できない…」
こうしたお悩みを感じたことはありませんか?

そんな場面で活用したいのが、Wordに搭載されている「変更履歴」と「コメント」機能です。これらを使えば、修正内容を明確に記録できるため、校正や添削のやりとりをスムーズに進めることができます。

本記事では、Wordの「変更履歴」と「コメント」機能について、基本的な使い方を詳しく解説します。

▼以下の記事では、校正に役立つWordの便利機能をご紹介しています。

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校正・校閲・添削の違い

実際の操作方法をご紹介する前に、まずは混同されがちな「校正」「校閲」「添削」という3つの作業の違いを整理しておきましょう。

校正:表記の誤りをチェックする

校正は、誤字脱字・文法ミス・表記ゆれなど、文章上の表記の誤りをチェックし、修正する作業です。制作過程におけるレイアウトの確認や、修正漏れのチェックも含まれます。

校閲:内容の正確性を検証する

校閲は、文章の内容に踏み込んで、事実関係や情報の正確性を確認する作業です。日付・金額・固有名詞の誤りや、内容の矛盾がないかなどをチェックし、正しい情報に整えます。文章の表面だけでなく、内容の信頼性を担保するための作業です。

添削:他者が文章を整える

添削は、他者が書いた文章に修正・補足を加え、構成や言い回しも含めてブラッシュアップする作業です。書き手のライティング品質の向上のために行います。

このように、それぞれの作業には目的とカバーする範囲に違いがあります。今回ご紹介するWordの「変更履歴」や「コメント」機能は、これら3つの作業に共通して役立てることができます。

▼校正と校閲の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

Wordの変更履歴機能とは?

変更履歴とは、Word上で行った編集内容を記録できる機能です。「どこを修正したのか」「どのように修正したのか」を可視化できるため、複数人での原稿確認や編集作業に役立ちます。

主に以下のような場面で有効です。

・原稿の修正箇所をメンバーに共有したい
・修正前後を比較したい
・クライアントに変更内容を確認してもらいたい

変更履歴の使い方

ここからは、変更履歴の基本的な使い方をご紹介します。Wordの上部メニューから「校閲」タブをクリックすると、変更履歴や校正に関する操作パネルが表示されます。まずはここを起点に操作を覚えましょう。

Word_検索履歴の使い方

変更履歴をオンにする

まずは、「校閲」タブの「変更履歴の記録」をクリックして、変更履歴をオンにしましょう。これによって、以降の挿入・削除などの編集内容がすべて自動的に記録されるようになります。変更履歴の記録を停止したいときは、「変更履歴の記録」をもう一度クリックするだけです。

Word_検索履歴の使い方

変更履歴の3つの表示形式

変更履歴は、3種類の表示形式から選ぶことが可能です。用途に合わせて、表示形式を使い分けましょう。

①シンプルな変更履歴/コメント

デフォルトではこの表示形式になっており、修正された行の左側に赤い縦線が表示されます。具体的な修正内容は表示されませんが、「どこを変更したか」を素早く把握したい場合に便利です。赤い縦線をクリックすると、本文中に具体的な修正内容を表示できます。

Word_検索履歴の使い方

②すべての変更履歴/コメント

詳細な修正内容を表示したい場合は、「変更履歴」から「すべての変更履歴/コメント」を選択しましょう。削除された文字には取り消し線が引かれ、追加された文字は赤色で表示されるようになります。修正内容を詳細に確認したいときに適したモードです。

Word_検索履歴の使い方

③変更履歴/コメントなし

「変更履歴/コメントなし」に設定すると、変更内容がすべて反映された完成形の文章が表示されます。変更箇所やコメントは非表示になるため、最終版の文章を確認したい場合に便利です。

Word_検索履歴の使い方

変更履歴の表示設定を細かく変更する方法

「校閲」タブの「変更履歴とコメントの表示」からは、変更履歴の表示方法をさらに細かく設定できます。「挿入と削除」「書式設定」では、これらの表示有無を切り替えることが可能です。

Word_検索履歴の使い方

「吹き出し」では、変更履歴をどのように表示するかを選択できます。「変更履歴を吹き出しに表示」「すべての変更履歴を本文中に表示」 「コメント/書式のみ」といった3つの表示方法から選択可能です。

変更履歴を吹き出しに表示

削除した文字や書式変更などを、画面右側の吹き出しで表示できます。追加した文字は、吹き出しではなく本文中に表示されます。

Word_検索履歴の使い方

すべての変更履歴を本文中に表示

吹き出しを使わず、変更内容を本文中に直接表示する方法です。変更箇所にカーソルを合わせると、修正内容やユーザー名を確認できます。

Word_検索履歴の使い方

書式のみ吹き出しに表示

コメントと書式変更のみ吹き出しで表示され、文字の追加・削除は本文中に表示されます。

Word_検索履歴の使い方
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変更内容を反映する方法

ここまでは変更履歴の入れ方と表示方法について解説しましたが、変更履歴を記録しただけでは、確定されません。内容を確認したうえで、「反映する」か「元に戻す」かを最終的に判断する必要があります。

ここからは変更内容を反映する方法をご紹介します。変更内容を文章に反映する場合は、「承諾」を行います。これによって、変更履歴の内容が正式な文章として反映され、変更履歴が非表示になります。

個別に変更を反映する

変更箇所を選択した状態で、「校閲」タブ→「承諾」または「この変更を反映させる」をクリックします。「承諾して次へ進む」を選ぶと、現在の変更を反映し、次の変更箇所へ自動的に移動できます。

Word_検索履歴の使い方

すべての変更をまとめて反映する

すべての変更内容を一括で反映したい場合は、「すべての変更を反映」を選択しましょう。一括で変更履歴が反映され、ドキュメントが最終版の状態になります。

さらに、すべての変更を反映したうえで変更履歴の記録を停止したい場合は、「校閲」タブ→「承諾」→「すべての変更を反映し、変更の記録を停止」を選択しましょう。

Word_検索履歴の使い方

変更内容を元に戻す方法

ここからは、変更履歴を削除して文章を修正前の状態に戻す方法をご紹介します。

個別に削除して元に戻す

特定の箇所のみを元に戻したい場合は、該当箇所を選択したうえで、「校閲」タブ→「元に戻す」または「変更を元に戻す」をクリックします。「元に戻して次へ進む」を選択すると、その変更を元に戻したあと、次の変更箇所へ自動的に移動します。

Word_検索履歴の使い方

すべての変更をまとめて元に戻す

すべての変更を取り消したい場合は、「校閲タブ」から「元に戻す」→「すべての変更を元に戻す」を選択します。

変更内容を元に戻したうえで、変更履歴の記録も停止したい場合は、「すべての変更を元に戻し、変更の記録を停止」をクリックしましょう。

Word_検索履歴の使い方

変更前の文章を確認する方法

「承認」や「元に戻す」を行うと、変更内容が確定・取り消された形で適用されるため、変更履歴自体は消えてしまいます。変更履歴を残したまま修正前の文章を確認したい場合は、「校閲」タブ→「変更内容の表示」→「初版」を選択しましょう。

これにより、変更履歴はそのままに修正前の文章を表示することができます。再び変更履歴を表示したい場合は、表示方法を「シンプルな変更履歴/コメント」や「すべての変更履歴/コメント」に切り替えます。

Word_検索履歴の使い方

変更履歴やコメントを印刷しない方法

変更履歴が入ったWordファイルをそのまま印刷すると、変更履歴まで紙に印字されてしまいます。ファイル内の変更履歴は残しつつ、印刷物には表示させたくない場合は、印刷メニューから設定が必要です。

まずは「ファイル」タブ→「印刷」を選択、または「Ctrl + P」で印刷設定画面を開きます。

Word_検索履歴の使い方

続いて、「設定」内の「すべてのページを印刷」をクリックし、「変更履歴/コメントの印刷」のチェックを外しましょう。

Word_検索履歴の使い方

チェックを外すと、プレビュー画面からも変更履歴やコメントが消えた状態になります。この設定によって、印刷やPDF出力時のみ変更履歴・コメントが非表示になります。ファイル内の変更履歴自体は削除されません。

コメント機能の使い方

「この修正の意図を伝えたい」「こう書き換えるのはどうか」といった提案や補足を残したいときは、「コメント機能」が便利です。本文に直接書き込まず、やりとりを明確に記録できるため、チームでの共同編集に適しています。

コメントを追加する

コメントを追加するには、追加したい箇所を選択した状態で右クリック→「新しいコメント」を選択します。または「校閲」タブ→「新しいコメント」、または「挿入」タブ→「コメント」からも同様に操作できます。

Word_コメント機能の使い方

画面右側のコメント入力欄に内容を入力し、送信ボタンまたは「Ctrl + Enter」でコメントを追加できます。

Word_コメント機能の使い方

なお、コメントは後から編集可能です。コメント欄右上の鉛筆マークをクリックし、編集後に再度送信ボタンをクリックします。

Word_コメント機能の使い方

コメントに返信する

他のユーザーのコメントに返信する場合は、コメント欄の「返信」ボックスに入力し、送信ボタンを押します。右上のグッドボタンで「いいね」を押すことができ、リアクションをつけることも可能です。

Word_コメント機能の使い方

コメントを「解決済み」にする

対応が完了したコメントは「解決済み」として非表示にすることができます。コメント欄右上の「…」→「スレッドを解決する」をクリックすると、該当のコメントは非表示になり、吹き出しマークに切り替わります。

解決済みのコメントを再度確認したい場合は、吹き出しマークをクリックすると右側に内容が表示されます。

Word_コメント機能の使い方

コメントを削除する

不要になったコメントを完全に削除したい場合は、コメント欄右上の「…」→「スレッドの削除」をクリックします。

Word_コメント機能の使い方

まとめ

今回は、Wordの「変更履歴」と「コメント」機能の使い方について解説しました。

これらの機能を活用することで、

・修正箇所をわかりやすく共有できる
・誰がどこを変更したか素早く把握できる
・複数人での編集・レビュー作業がスムーズになる
・修正の意図やフィードバックを明確に伝えられる

といったメリットがあります。文章の校正やレビューを効率化したい方は、ぜひ今回ご紹介した機能を活用してみてください。

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