2023年9月29日

企画・編集マーケティング・集客支援

【初心者向け】無料でも使える動画編集ソフト7選

目次 ▼

Filmora
Premiere Elements
Power Director
VYOND
iMovie
Video Pad
Microsoftフォト
まとめ

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

動画は難しい内容や複雑な内容も視覚的に伝えることができる、訴求力の高いツールです。

ビジネスにおける動画のニーズは年々高まっており、マニュアルや研修資料、会社案内や採用ツールなどさまざまな場面で幅広く活用されています。

しかし、誰でも動画を作って配信できる時代とはいえ、動画制作はハードルが高くてチャレンジしにくいと感じている方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、「動画を制作したいけど何を使えばいいの？」「動画編集ソフトがたくさんありすぎて違いがわからない…」という方向けに、初心者でも始めやすい、無料で使える動画作成ツールを7つご紹介いたします。

知っておきたい！動画マニュアルのメリット・デメリット

Filmora

Filmora（フィモーラ）は、Wondershare社が提供している動画編集ソフトです。シンプルな操作性と豊富なテンプレートで専門的なスキルがなくても編集しやすく、初心者から上級者まで、全世界で1億人以上のユーザーに利用されています。

操作画面はシンプルですが、画面分割や合成、テキスト・音声の追加をはじめ、動画編集に必要な基本的な機能が数多く備わっており、簡単にクオリティの高い動画を制作することができます。

最近では、ChatGPTと連携して動画内のテキストを自動生成したり、画像生成AIを使ってイラストや写真を自動で作成する機能も追加され、よりスピーディーかつ効率的な動画制作が可能です。

公式のユーザーガイドやチュートリアル動画が用意されているため、初心者でも動画を見ながら使い方を習得していくことができます。

Filmoraには有料版と無料版がありますが、それぞれに機能的な違いや制限はなく、無料版であっても有料版と同じように使用することができるのも初心者にとって使いやすいポイントです。無料版の場合は動画内にウォーターマーク（透かしロゴ）が入ってしまいますが、使い心地や機能など「まずは動画編集ソフトを触ってみたい」「どんな機能があるのか見てみたい」という方も気軽に試すことができるでしょう。

会社名	Wondershare
URL	https://filmora.wondershare.jp/
料金	無料プラン：機能制限なし、ウォーターマークあり法人向け有料プラン：3か月 3,480円～　買い切り 14,900円～

Premiere Elements

Premiere Elements（プレミアエレメンツ）は、Photoshopやillustratorを提供しているAdobe社の動画編集ソフトです。

AIを使って編集作業を自動化できる機能が多数備わっており、AIによって被写体を自動で認識したり、特定の部分にだけエフェクトをかけるなど、細かい編集も短時間で行うことができます。

ガイド機能もついているため、ガイドに従って操作をすれば、初心者でもアニメーションや二重露光、オーバーレイなどの加工を簡単に行えます。

被写体の映りや品質をAIが自動で判断して素材を選定したり、素材をテーマごとに自動でタグ付けするなど、AI技術によって動画編集に必要な素材の管理がしやすいのも特長です。

有料のソフトではありますが、30日間の無料体験版があり、有料版と同じ機能を使うことができます。

同じくAdobe社が提供している動画編集ソフトに「Premiere Pro」がありますが、こちらはPremiere Elementsに比べてより本格的で機能も多く、中～上級者向けのソフトと言えます。

会社名	Adobe
URL	https://www.adobe.com/jp/products/premiere-elements.html
料金	19,580円（買い切り） 30日間の無料体験版あり

Power Director

Power DirectorはCyber Link社が提供する、8年連続国内販売シェアNo.1の動画編集ソフトです。

テンプレートやエフェクトが3,000点以上、ShutterstockやiStockの動画や写真が800万点以上と素材が豊富に用意されており、初心者でもクオリティの高い動画を作りやすいのが特長です。

映像補正やBGMの追加など、動画編集に必要な基本的な機能に加えて、字幕の自動作成や画像生成、オブジェクトの検知や切り抜きなど、AIによる自動編集機能も備わっており、シンプルかつ簡単に動画を編集することができます。

公式のチュートリアル動画が用意されているほか、国内シェアNo.1ということもあり、使い方をまとめたサイトや解説動画なども多く、わからないことがあった際にインターネットで調べやすいという点も初心者にはうれしいポイントです。

有料のソフトではありますが、30日間は無料体験版を使うことができます。無料体験版では一部使える機能に制限があり、作成した動画を出力する際にウォーターマークが入ってしまうので注意が必要です。

会社名	Cyber Link
URL	https://jp.cyberlink.com/products/powerdirector-video-editing-software/overview_ja_JP.html
料金	年間プラン：6,200円／年～月額プラン：2,180円／月～ 30日間の無料体験版あり（一部機能制限、ウォーターマークあり）

VYOND

VYOND（ビヨンド）は、アメリカのGoAnimate.INCが提供する、アニメーション動画作成ソフトです。日本では株式会社ウェブデモが正規代理店として、国内での販売やサポートをしています。

「パワーポイントのスキルがあれば２時間でPRアニメが作成できる」というキャッチコピーのとおり、初心者でもパワーポイント感覚で簡単にアニメーション動画を制作できるのが特長です。

シーンやキャラクターなど、毎月更新される1,000以上のテンプレートが用意されており、元となる動画やイラスト等の素材がなくても一からアニメーション動画を作ることができます。

もちろん、服装や髪型などを選んでオリジナルのキャラクターを作成したり、オリジナルの画像やキャラクターをVYOND上にインポートして利用することも可能です。

キャラクターに表情や動きをつけたり、シーンを転換したりといった細かい設定もドラッグアンドドロップで直観的に操作することができ、専門的な知識がなくても簡単にクオリティの高いアニメーション動画を作ることができます。

ちなみに、動画編集初心者の弊社社員がVYONDで作った動画がこちらです。音声はAI音声を使用しています。

会社名	GoAnimate.INC
URL	https://www.vyond.com/
料金	年間プラン：299ドル／年～月額プラン：49ドル／月～ 14日間の無料体験版あり（一部機能制限、ウォーターマークあり）

iMovie

iMovieは、MacやiPhone、iPadなどのApple製品で利用することのできる動画編集アプリです。MacのPCやiPhoneであれば初めからインストールされており、無料で利用することができます。

iMovieはApple製品用のアプリのため、Apple製品同士であれば別端末であっても連携しやすいのが特長で、iPhoneで撮影した動画をiMovieを共有してMacで編集する、といった使い方も可能です。

無料のアプリではありますが、トリミングやテキスト・音声の追加、トランジションなど動画編集に必要な基本的な機能に加え、フィルタやエフェクト、テンプレートも豊富に用意されているので初心者でも扱いやすく、クオリティの高い動画を簡単に制作することができます。

Apple製品向けのため、WindowsやAndroidでは使用することができませんが、Apple製品を利用している方は一度使ってみるのもよいかもしれません。

会社名	Apple
URL	https://www.apple.com/jp/imovie/
料金	無料（Apple製品の場合はプリインストール）

Video Pad

Video Padは、NCH Softwareが提供している動画編集ソフトです。

トリミングやエフェクト・音声・テキストの追加、色補正などの基本的な動画編集機能に加え、3D 変換やクロマキー合成といったより本格的な編集機能も搭載されています。

エフェクトも50種類以上用意されており、操作もドラッグアンドドロップを使って直観的に操作することができるため、初心者でもシンプルかつスピーディーにクオリティの高い動画を制作することができます。

MP4、MPEG、APNG、AVI、WMV、DIVXなどのほぼすべての動画形式に対応しているところも使いやすいポイントです。作成した動画をYouTubeにそのままアップロードすることもできます。

ダウンロード不要で利用できる無料版もありますが、無料版の場合は非営利目的でのみ使うことができます。また、動画の書き出し回数に制限があるため注意が必要です。

会社名	NCH Software
URL	https://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html
料金	無料プラン：非営利目的のみ利用可能、一部機能制限あり有料プラン：99ドル～