2024年10月31日
無料でも使える!フローチャート作成ツール5選
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
フローチャートとは?
業務の引き継ぎやマニュアル作成、複数メンバー間での作業の共有など、さまざまなシーンで活用されているフローチャート。フローチャートを活用することで、業務の効率化や属人化の防止といった多くのメリットがあります。
フローチャートとは、業務手順やシステム処理の流れを図形や矢印を用いて視覚的に表した図のことで、「フロー図」や「流れ図」とも呼ばれます。
フローチャートを作成することで、業務やシステムの全体像を把握でき、業務内容への理解促進や、複数メンバー間での情報共有がスムーズになります。
引用: フローチャート(フロー図)とは?書き方と記号の種類を解説 - 神楽坂編集室
フローチャートはPowerPointやExcel、Wordでも作成することができますが、慣れないうちはかなりの時間や労力がかかってしまうこともあるかと思います。そこで今回は、無料でも利用できる便利なフローチャート作成ツールをご紹介いたします。
▼フローチャートの書き方と記号の種類については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
おすすめフローチャート作成ツール
1.draw.io
draw.ioは、ダウンロードや会員登録不要で利用できる、オンラインの無料作図ツールです。
こちらのリンクから誰でも無料でフローチャートを作成することができます。
ドラッグ&ドロップによる直観的な操作が可能で、図形のスタイルや色なども簡単に変更ができるため、初めてでも使いやすいツールと言えます。海外の企業が運営しているため英語表記ですが、日本語の入力にも問題なく対応しています。
また、テンプレートが豊富で、フローチャート以外にも組織図やサイトマップなどの作成も可能です。作成した図は、Google DriveやOne Driveと連携して保存することができます。
サービス名 | draw.io |
URL | https://drawio-app.com/ |
料金 | 無料利用可 有料プランあり |
2.Lucidchart
Lucidchartは、クラウド上で利用できる作図・資料作成ツールです。複数人による共同編集やコメントの追加が可能で、チーム間での情報共有ツールとしても使うことができます。
MicrosoftやGoogleなどの外部ソフトとも連携できるのが特長で、図の中に既存の資料を埋め込んだり、作成した図をすぐにチャットで共有することも可能です。フローチャートと他のマニュアルを紐づけたい場合にも一元管理することができます。
無料プランでは作成できるフローチャートが3つまでと制限があり、共有機能なども使用できませんが、個人で簡単なフローチャートを作成する場合には十分かもしれません。
サービス名 | Lucidchart |
URL | https://www.lucidchart.com/pages/ja |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限あり) 有料プランは月額1,300円~ |
3.EdrawMax
EdrawMax(エドラマックス)は、PCにインストールして利用する作図ソフトで、フローチャートをはじめ組織図やガントチャート、マインドマップといったさまざまな図を作成することができます。
用途や業界に応じた2,000種類以上のテンプレートと280種類以上の図形が用意されており、初心者でもWordやPowerPointのような操作感で使用しやすいのが特長です。また、作図やデザイン、画像生成、スタイル変更が簡単に行えるAI機能も備わっています。
作成した図はWordやExcel、PowerPointをはじめ、PNGやJPG、PDFなどの形式でエクスポートすることができます。
サービス名 | EdrawMax |
URL | https://www.edrawsoft.com/jp/edraw-max/ |
料金 | 年額9,800円~ 無料体験版あり(15日間) |
4.Cacoo
Cacoo(カクー)は、クラウド上で利用できる作図ツールで、リアルタイムでの共同編集やコメント、アクセス管理といった共有機能が充実しているのが特長です。共有フォルダ内の図が更新された際の自動通知機能や、編集履歴の保存機能も備わっており、チーム内でのスムーズな情報共有が可能です。
さらに、ビデオ通話やチャットもCacoo上で行うことができるため、ミーティングの内容をその場で図式化して情報を整理する、といった活用もできます。
日本の企業が運営しているため、日本語でのサポートが充実しているのも、安心して利用できるポイントです。
サービス名 | Cacoo |
URL | https://cacoo.com/ja/ |
料金 | 月額660円~ 無料体験版あり(14日間) |
5.Microsoft Visio
Microsoft Visioは、Microsoft社が提供する作図ツールで、Microsoft 365の一部として提供されています。フローチャートはもちろん、ネットワーク図やフロア図など、さまざまな図を作成することができます。
Microsoft社が提供しているツールのため、WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトとの連携がスムーズで、Visioで作成した図をWordで文書化したり、Teamsで共同編集したり、ExcelデータをVisioで視覚化することも可能です。
Microsoft365内のサービスの一つとして提供されているため、Microsoft365を契約していれば、追加料金なしで利用することができます。
サービス名 | Microsoft Visio |
URL | https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/visio/flowchart-software |
料金 | 月額749円~ 無料体験版あり(30日間) |
まとめ
今回は、無料でも使えるフローチャート作成ツールを5つご紹介いたしました。専用ツールを使うことで、手軽にクオリティの高いフローチャートを作成することができ、業務の効率化につながります。
多くのツールはフローチャート以外の作図にも対応しており、ツールによって操作性やテンプレートも異なるため、まずは無料版で試して自分に合ったものを見つけるとよいでしょう。
マニュアルとあわせて利用する場合は、他ツールとの連携や共有のしやすさを重視することも大切です。