2026年7月31日
Googleフォームの作り方を画像付きで解説|質問設定・条件分岐・共有方法まで
この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。
「Googleフォームでアンケートを作りたいけれど、何から始めればいいかわからない」
「申し込みフォームや問い合わせフォームを無料で作成したい」
「条件分岐や回答の自動集計も設定できるの?」
Googleフォームは、Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できるフォーム作成ツールです。アンケートやイベントの申し込み、問い合わせフォーム、社内申請など、さまざまな用途に活用されており、専門的な知識がなくても簡単にフォームを作成できます。
また、回答内容を自動で集計できるほか、Googleスプレッドシートと連携してデータを管理できるため、業務効率化にも役立ちます。
本記事では、Googleフォームの基本的な作り方から、質問形式の違い、条件分岐の設定方法、フォームの共有方法まで、画像付きでわかりやすく解説します。
Googleフォームとは?
Googleフォームは、Googleが無料で提供しているフォーム作成サービスです。
アンケートや申し込みフォーム、問い合わせフォーム、イベント参加受付、社内申請など、さまざまなフォームを簡単に作成でき、作成したフォームはURLを共有するだけで回答を集めることができます。
特別なソフトをインストールする必要はなく、Googleアカウントがあればすぐに利用できます。テンプレートも豊富に用意されているため、一からフォームを作成するのが初めての方でも安心です。
さらに、回答はリアルタイムで自動集計され、グラフで確認したり、Googleスプレッドシートへ出力したりすることも可能です。集計作業の手間を減らせるため、社内アンケートや顧客アンケート、セミナー申し込みなど、ビジネスシーンでも広く活用されています。
Googleフォームでできること
Googleフォームで作成できるフォームの例としては、以下のようなものがあります。
・アンケート
・問い合わせフォーム
・セミナー・イベントの申し込みフォーム
・資料請求フォーム
・採用応募フォーム
・社内申請フォーム
・テスト・小テスト出欠確認
質問形式も自由に選択できるため、簡単なアンケートから複雑な申し込みフォームまで幅広く対応できます。
Googleフォームを作成する前に準備しておきたいもの
Googleフォームを作成する前に、あらかじめ次の内容を整理しておくとスムーズです。
・Googleアカウント
・フォームのタイトル
・質問内容
・回答形式(選択式・記述式など)
・必須項目
・回答後の運用方法(メール通知やスプレッドシート管理など)
特に質問項目を事前に整理しておくことで、フォーム作成時の手戻りを減らすことができます。
Googleフォームの作り方
1.Googleフォームにアクセスする
まずはGoogleフォームにアクセスします。Googleアカウントをお持ちの方はログインし、アカウントをお持ちでない方は新しく作成しましょう。
Googleフォームへは、以下の画面からでもアクセスできます。

2.テンプレートを選択する
Googleフォームにアクセスすると、ホーム画面が表示されます。
一からフォームを作成する場合は、左端の「空白」をクリックします。既存のテンプレートを使用したい場合は「テンプレートギャラリー」から目的に合ったテンプレートを選択しましょう。

テンプレートギャラリーには、「仕事用」「個人用」「説明」などのカテゴリごとに、あらかじめ質問項目が設定されたテンプレートが全16種類用意されています。

3.フォームのタイトル・説明文を設定する
「空白」を選択すると、以下のようなフォームの編集画面が表示されます。まずは、フォームのタイトルと説明文を入力しましょう。
「無題のフォーム」と書かれている部分をクリックすると、タイトルを自由に編集できます。太字や下線などの文字装飾も設定可能です。
説明文には、フォームの目的や回答期限、回答時の注意事項などを記載しておくと、回答者にも内容が伝わりやすくなります。
例えば、アンケートであれば「所要時間:約3分」、申し込みフォームであれば「必要事項をご入力のうえ送信してください」といった案内を記載するとよいでしょう。

4.質問と回答形式を設定する
続いて、質問を追加し、質問内容に合った回答形式を選択します。

Googleフォームでは、質問内容に応じて11種類の回答形式を選択できます。それぞれ特徴が異なるため、用途に合わせて使い分けることが大切です。
記述式
氏名や所属、連絡先など、1行程度の短い文章を入力してもらう場合に適しています。

段落
自由記述で意見や感想など、長文を入力してもらう場合に使用します。

「記述式」と「段落」では、以下のように「回答の検証」を利用することで、文字数や入力形式などの条件を設定できます。

設定した条件を満たしていない場合は、以下のようにエラーメッセージが表示されます。

ラジオボタン
複数の選択肢の中から、1つだけ選択してもらう場合に使用します。「その他」の選択肢を追加し、自由入力欄を表示することも可能です。

チェックボックス
複数の選択肢を選択できる回答形式です。「最低1つ以上選択」「最大3つまで選択」といった回答数の制限も設定できます。

プルダウン
ラジオボタンと同様に、選択肢の中から1つを選択する回答形式です。選択肢がプルダウン形式でコンパクトに表示されるため、都道府県や部署名など、選択肢が多い質問に適しています。

均等目盛
5段階評価や10段階評価など、回答者に段階的な評価をしてもらう場合に使用します。1~10段階まで設定することができ、満足度調査やサービス評価などでよく利用される回答形式です。

選択式(グリッド)
1つの設問の中で、複数の項目を一覧表示し、それぞれ評価してもらう形式です。商品やサービスを複数の観点から評価したい場合などに適しています。

チェックボックス(グリッド)
複数の項目に対して、複数の選択肢を選択できる回答形式です。各行に対して複数の選択肢を選ぶことができるため、出席可能日や対応可能時間帯など、スケジュール確認にもよく利用されています。

日付
カレンダーから日付を選択して回答してもらう形式です。生年月日や参加予定日などの入力に適しています。

時刻
開始時刻や終了時刻など、時間を入力してもらう際に使用します。

ファイルのアップロード
回答者にファイルを提出してもらう際に利用します。アップロードできるファイル形式や容量、ファイル数などを指定することも可能です。
なお、この回答形式を使用する場合は、回答者がGoogleアカウントにログインしている必要があります。社外向けのフォームで利用する際は、事前に案内しておくと親切です。

質問編集画面の下部では、質問のコピー・削除のほか、質問を必須項目にしたり、補足説明を追加したりすることもできます。


5.要素を追加する
質問を追加したい場合は、フォーム編集画面の右側に表示されている「㊉」ボタンをクリックします。
また、質問のほかに、次のような要素も追加できます。
・他のフォームから質問をインポート
・タイトルと説明文
・画像
・動画
・セクション

画像や動画を挿入することで、回答者に内容をよりわかりやすく伝えられます。商品アンケートや社内マニュアルなど、視覚的な説明が必要なフォームにも便利です。
それでは、ここからは「セクション」について詳しく解説していきます。
【応用編】セクションを追加して条件分岐を設定する
Googleフォームでは、「セクション」を利用することで、回答内容に応じて表示する質問を切り替える条件分岐を設定できます。
セクションとは、質問をページごとに区切る機能です。複数ページに分けることで回答しやすくなるだけでなく、回答内容に応じて次に表示する質問を変更できます。
この機能を使うと、「“はい”と答えた方はQ4へ進んでください」のように、回答内容によって次に表示される質問を変える「条件分岐」が可能になります。
例えば、次のようなフォームを作成したい場合に便利です。
・「参加する」と回答した人には参加日程を表示する
・「参加しない」と回答した人には欠席理由の入力欄を表示する
・「資料請求を希望する」と回答した人だけに住所を入力してもらう
不要な質問を表示しないため、回答者の負担を軽減でき、回答率の向上にもつながります。
条件分岐の設定方法
条件分岐は、「ラジオボタン」または「プルダウン」形式の質問で設定できます。まずは分岐元となる質問を作成した後、右側のメニューから「セクションを追加」をクリックします。

今回は、「参加する」と「参加しない」の回答によって、表示する質問を切り替える例をご紹介します。
「参加される方へ」のセクションには参加日程を選択する質問、「不参加の方へ」のセクションには欠席理由を入力する質問をそれぞれ作成します。


続いて、最初の質問に戻り、画面右下のメニュー「︙」から「回答に応じてセクションに移動」を選択します。

すると、選択肢ごとに移動先のセクションを指定できるようになります。
・「はい、参加します」を選択→「参加される方へ」のセクションへ移動
・「いいえ、参加できません」を選択→「不参加の方へ」のセクションに移動

これで、条件分岐の設定は完了です。
プレビューで確認すると、「参加する」を選択した場合は参加日程の質問が表示され、「参加しない」を選択した場合は欠席理由の質問が表示されます。
このように条件分岐を活用することで、回答者ごとに必要な質問だけを表示できるため、入力しやすいフォームを作成できます。
6.デザイン・色を設定する
フォームの内容を入力したら、デザインも整えていきましょう。
画面上部のパレットアイコンをクリックすると、テーマカラーや背景色、フォント、ヘッダー画像などを変更できます。

ヘッダー画像は、Googleフォームにあらかじめ用意されているものから選べるほか、好きな画像をアップロードすることも可能です。
ヘッダー画像を設定すると、その画像に合わせてテーマカラーが自動で調整されるため、フォーム全体に統一感を持たせることができます。

7.プレビューで表示を確認する
フォームの作成が完了したら、公開前に必ずプレビューで表示を確認しましょう。
画面右上にある「目」のアイコンをクリックすると、回答者にどのように表示されるかを確認できます。

先ほど設定したセクションの分岐も、実際の動作をプレビューで確認することができます。

プレビューでは、次のようなポイントをチェックしましょう。
・質問や説明文に誤字脱字がないか
・必須項目が正しく設定されているか
・選択肢に漏れや誤りがないか
・デザインやレイアウトが見やすいか
・条件分岐が正しく動作するか
特に条件分岐を設定した場合は、すべての選択肢を実際に選択し、それぞれ想定どおりの質問が表示されるか確認しておくと安心です。
8.フォームを共有する
フォームの作成が完了したら、画面右上の「送信」ボタンをクリックして共有します。
Googleフォームでは、用途に応じて複数の共有方法を選択できます。

メールで送信する
フォームをメールで直接送信する方法です。Googleフォーム上から宛先や件名を入力して送信できるため、社内アンケートやイベント案内などにも便利です。
URLをコピーして共有する
フォームのURLをコピーし、メールやチャット、社内ポータルなどで共有する方法です。URLは短縮できるため、長いリンクをそのまま送る必要はありません。
Webサイトへ埋め込む
HTMLコードを取得し、自社Webサイトへフォームを埋め込むこともできます。問い合わせフォームやセミナー申し込みフォーム、資料請求フォームなどをWebサイト上に設置したい場合に便利です。
SNSで共有する
フォームのURLをSNSへ投稿し、多くの人から回答を集めることも可能です。イベント参加者へのアンケートやキャンペーン応募など、幅広い用途で活用できます。
フォームを公開する前に確認したいポイント
フォームを公開する前に、次の項目も確認しておきましょう。
・必須項目の設定漏れはないか
・回答期限や説明文を記載しているか
・ファイルアップロード機能を利用する場合は、Googleアカウントへのログインが必要であることを案内しているか
・テスト回答を行い、条件分岐が正しく動作することや回答が正しく保存されることを確認したか
公開後に修正すると、回答者に混乱を与える場合もあるため、事前に一通り動作確認しておくことをおすすめします。
まとめ
Googleフォームは、Googleアカウントがあれば無料で利用できるフォーム作成ツールです。
Googleフォームを使えば、アンケートや申し込みフォーム、問い合わせフォームなどを専門知識がなくても簡単に作成することができます。
Googleフォームには今回ご紹介した機能以外にも、テストの作成や回答の分析など、便利な機能が数多く用意されています。用途に合わせて活用し、アンケートや業務の効率化にぜひ役立ててみてください。
なお、Googleフォームではテスト(クイズ)の作成も可能です。詳しい設定方法については、以下の記事もあわせてご覧ください。





