2025年10月14日
無料で使えるQRコード作成ツール6選!それぞれの違いや特徴とは?
目次 ▼
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QRコードとは?
QRコードとは、株式会社デンソーウェーブが1994年に開発した二次元コードのことです。「Quick Response(クイック・レスポンス)」=「素早い応答」を意味し、素早く情報を読み取れるよう設計されたことから、この名が付けられました。
その名のとおり読み込みが速いのが特徴で、現在では紙媒体からWebサイトへの誘導をはじめ、電子チケット、商品管理、キャッシュレス決済など、さまざま場面で活用されています。
QRコードは欠けていても読み込める
QRコードには「誤り訂正機能」という仕組みが備わっており、一部が汚れていたり欠損したりしていても読み取ることができます。
この機能にはレベルがあり、どの程度の欠損まで復元できるかが以下のように表されています。
・レベルL …… 約7%
・レベルM …… 約15%
・レベルQ …… 約25%
・レベルH …… 約30%
レベルが高いほど欠損に強くなりますが、その分データ容量も大きくなるため、用途や環境に合わせた設定が大切です。
さらに、この誤り訂正機能を活用することで、QRコード内に画像や文字を組み込むことも可能です。例えば、InstagramやX(旧Twitter)のアイコン、自社ロゴなどを埋め込んでオリジナルデザインとして利用するケースも増えています。
近年では、日常的に目にする機会が増えたQRコードですが、実はURLをアップロードするだけで簡単に作成することができます。
QRコード作成サイトにはさまざまなものがありますが、数あるQRコード作成サイトにはどのような違いや特徴があるのでしょうか?
今回は、代表的なQRコード作成サイト6選と、それぞれの特徴をご紹介します。
QRコード作成サイト6選
1.クルクルマネージャー

「クルクルマネージャー」は、QRコードの開発元であるデンソーウェーブとアララ株式会社が共同で提供しているサービスです。
通常のQRコードに加え、対象エリア内で読み取るだけでWi-Fi接続ができる「フレームQR」の作成や、QRコードがどれだけ読み取られたかといった効果測定を無料で利用できるのが特徴です。
アプリ版も提供されており、スマートフォンからも手軽にQRコードを作成することができます。
2.QRのススメ

URL:https://qr.quel.jp/design.php
「QRのススメ」は、さまざまな種類のQRコードを作成できるのが大きな特徴です。
・複数のURLをまとめて読み取れるQRコード
・アイコンや文字を埋め込んだデザインQRコード
・宛先、件名、本文を自動入力できるメール用QRコード
・カレンダー登録用QRコード
など、10種類以上の形式があり、幅広い用途で利用することができます。
さらに、QRコード発行後でもリンク先を変更できるサービスもあり、柔軟な運用が可能です。
3.CMANインターネットサービス

URL:https://www.cman.jp/QRcode/
「CMANインターネットサービス」では、「URL用QR」や「メール用QR」を作成する際に、入力したURLやドメインの存在を自動でチェックしてくれる機能が備わっています。
また、住所を入力して表示された地図上で目的地を選ぶだけで、地図表示用QRコードを簡単に生成することも可能です。
さらに、QRコードの周りに囲み文字を追加することもできます。
4.バーコードどころ

URL:https://barcode-place.azurewebsites.net/Barcode/qr
「バーコードどころ」では、「誤り訂正機能」のレベルを自由に選択することができます(復元可能レベルが高いほどデータ容量が大きくなるため、このサイトではレベルMが推奨されています)。
通常のQRコードに加え、形状や配色をカスタマイズしたオリジナルデザインのQRコードや、JANコード、ISBNコードなど、さまざまなバーコードも作成できます。
5.QRコードJP

「QRコードJP」では、模様と背景の色を自由に設定でき、オリジナルの配色でQRコードを作成できます。
InstagramやXなど、SNS向けのアイコンがあらかじめ用意されているほか、独自の画像をアップロードしてオリジナルアイコンを埋め込むことも可能です。
配色とデザインを組み合わせて、自社ブランドやキャンペーンに合わせたQRコードを簡単に作成できます。
6.Canva

URL:https://www.canva.com/ja_jp/qr-code-generator/
「Canva」は、オンライン上で使える無料のデザインツールで、QRコードも簡単に作成することができます。
色やフォント、テキストサイズなどを自由にカスタマイズできるため、オリジナルデザインのQRコードを作成することが可能です。
デザインツールであるため、作成したQRコードをそのまま名刺やプレゼン資料、ポスターなどに配置でき、デザイン制作とQRコード生成を同時に行えるのが特徴です。
まとめ
今回は、QRコードを作成できるおすすめサイトを6つご紹介しました。
いずれのサイトも基本的なQRコード作成に対応していますが、機能やデザインの自由度、作成できるQRコード種類はサイトごとに異なります。目的や用途に合わせて、最適なサービスを選んでみてください。
QRコードを作成した後は、必ず実際に読み取りを行い、正しくリンク先にアクセスできるか、忘れずに確認しましょう。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの商標登録です。作成や読み取りに制限はありませんが、詳しくはデンソーウェーブの公式サイトをご参照ください。
