2025年2月4日

無料で試せる!おすすめの自動文字起こしツール5選

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

取材やインタビューの内容をまとめたり、会議の議事録を作成する際に必要となる文字起こし。

自分で文字起こしを行う場合、録音した音声を聞きながら入力し、聞き逃した部分は巻き戻してもう一度聞く……といった作業を何度も繰り返すことになり、膨大な時間と手間がかかります。実際に、1時間の音声データをテキスト化するのに2時間以上かかるということも珍しくありません。

そのような場合には、AIを活用した自動文字起こしツールを使うのがおすすめです。これらのツールを使えば、AIが音声を自動でテキスト化してくれるため、文字起こしにかかる作業時間を大幅に短縮することができます。

もちろん、完全に正確な文字起こしができるわけではないため、多少の修正や編集は必要ですが、一から手作業で文字に起こす場合と比べると、業務効率は格段に向上します。

オンライン会議の音声をリアルタイムで文字に起こせるものや、録音データをアップロードしてテキスト化できるものなど、さまざまなツールがありますが、今回は無料でも使えるおすすめの自動文字起こしツールを5つご紹介します。

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無料でも使える自動文字起こしツール5選

1.toruno

torunoは、ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン会議ツールと同時に起動することで、会議の内容を自動でテキスト化できるサービスです。特別な連携設定は不要で、ワンクリックですぐに録音・文字起こしを開始できます。

リアルタイムの文字起こしに加え、録音済みの音声ファイルや動画の文字起こしにも対応。会員登録をすれば、累計3時間まで無料で利用できるため、無料版でも比較的長時間の文字起こしが可能です。

サービス名toruno
URLhttps://toruno.biz/
無料版累計3時間まで
有料版月1,650円~
対応ブラウザ(Windowsのみ)

2.Notta

notta_キャプチャ

Nottaは、リアルタイム文字起こしと音声ファイルの文字起こしの両方に対応したツールです。

話者を自動で識別する機能を備えており、文字起こしの精度が高いのが特長です。また、作成したテキストにタグ付けすることができるため、後から見直したり編集する際にも便利です。

ブラウザ版に加えて、アプリ版やChrome拡張機能も提供されており、スマホやタブレットなどPC以外のデバイスでも利用することができます。無料版では一部機能に制限がありますが、月に2時間まで無料で利用可能です。

サービス名Notta
URLhttps://www.notta.ai/
無料版月2時間まで
有料版月1,317円~
対応ブラウザ、アプリ、Chrome拡張機能

3.RIMO voice

RIMO voice_キャプチャ

RIMO voiceも、リアルタイム文字起こしと音声ファイルの文字起こしの両方に対応したツールです。

文字起こし後のテキストと音声がリンクしており、テキストを選択すると該当部分の音声を再生できるため、ピンポイントで修正することが可能です。

さらに、AIが文字起こししたテキストを、編集スタッフがチェック・修正するオプションサービスもあります。

サービス名RIMO voice
URLhttps://rimo.app/about/voice
無料版初回1時間
有料版従量課金制
音声:22円/30秒 動画:33円/30秒
対応ブラウザ

4.文字起こしさん

文字起こしさん_キャプチャ

文字起こしさんは、1分以内の音声であれば会員登録不要で利用できるため、初めて文字起こしツールを使う方にも試しやすいサービスです。

会員登録をすると、1日10分まで無料で文字起こしが可能で、JPGやPDFなどの画像データのテキスト化にも対応しています。

ただし、こちらは音声・動画ファイルの文字起こし専用ツールのため、オンライン会議などのリアルタイム文字起こしには対応していません。

サービス名文字起こしさん
URLhttps://mojiokoshi3.com/ja/
無料版非会員:1回1分まで 会員:1日10分まで
有料版月1,000円~
対応ブラウザ

5.JPSpeech

JPSpeech_キャプチャ

JPSpeechも、音声ファイルの文字起こし専用のツールです。
文字起こしの精度は94%と高く、句読点も自動で挿入されるため、読みやすいテキストを作成することができます。

無料版では1回3分までという制限がありますが、有料版は時間ごとの買い切り方式のため、年会費や月額課金なしで必要な分だけ利用することができます。

会員登録不要で手軽に試せるため、スポット利用を考えている方にもおすすめです。

サービス名JPSpeech
URLhttps://www.jpspeech.com/
無料版1回3分まで
有料版1,490円/100分間~
対応ブラウザ

まとめ

今回は、無料でも使える自動文字起こしツールを5つご紹介しました。

文字起こしは時間と労力を要する作業ですが、今回ご紹介したこれらのツールを活用することで、大幅な効率化が可能です。無料版には利用時間や機能の制限がありますが、まずは精度や使い心地などを一度試してみて、自分に合ったツールを見つけるのもよいでしょう。今回ご紹介した以外にも、さまざまな機能や料金プランがありますので、ぜひ用途に合わせて最適なものを見つけてみてください。

また、自動文字起こしツールとは別に、手動での文字起こしをサポートする便利なツールもあります。こちらのツールを使えば、再生スピードの調整や、簡単な一時停止・再生が可能になり、聞き直しがしやすくなるため、作業負担を軽減することができます。

話し手が方言を使用していたり、固有名詞や専門用語が多く含まれていたりする場合は、自分で文字起こしを行うほうが正確に仕上げられることもあります。そのような場合には、これらのサポートツールを活用してみるのも一つの方法かもしれません。

目的や状況に応じてさまざまなツールを上手に活用し、業務の効率化に役立てていきましょう。

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