2023年10月6日
レイアウトやデザインの参考に。機関誌・広報メディアのまとめサイト5選
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広報誌や機関誌制作において、読者の興味を惹く企画立案に頭を悩ませたり、見やすい誌面作りに苦労されている方も多いのではと思います。
「レイアウトやデザインを変えたいけどどんな風に変えたらいいのかわからない…」
「アイデアに行き詰まっている…」
というときは他の広報誌や機関誌を参考にするのもおすすめです。
他の広報誌や機関誌を見ることで、自分が作りたい誌面や読者への見せ方、企画内容などのイメージが見えてくることもあります。
しかし、「他の広報誌や機関誌を参考にしたい」と思っても、広報誌や機関誌は限られた読者に向けて配布されているものも多く、実際に手に取って読める機会もそう多くはないですよね。
そこで今回は、広報誌や機関誌などの広報メディアがまとめられているポータルサイトを5つご紹介いたします。
誌面作りとして参考にできるのはもちろん、Webでの情報発信方法としてポータルサイトを活用できるかもしれません。
▼広報誌のWeb化や電子書籍については以下の記事もあわせてご覧ください。
・デジタル化した広報誌を上手に発信するためのポイント
・今さら聞けないEPUBの基本!リフロー型とフィックス型、PDFとの違いとは?
マイ広報紙
マイ広報紙は、全国の自治体や官公庁が発行している広報誌を記事ごとにデータ化し、インターネット上で無料配信しているポータルサイトです。パソコンやスマートフォンから、誰でも気軽に全国の自治体の広報誌を読むことができます。
発行号ごとにまとめられた広報誌をPDFで読めるほか、記事別にページが分けられているため気になるトピックスの記事を探して読むことも可能です。
また、サイト内検索機能もあり、キーワードやカテゴリを入力すると関連する記事が一覧で表示され、読みたい記事をまとめて読むことができます。
広報誌別や記事別の週間アクセス数ランキングも掲載されているため、よく読まれている記事や人気コンテンツをチェックすることもできます。
サイト名 | マイ広報紙 |
URL | https://mykoho.jp/ |
運営 | 一般社団法人オープン・コーポレイツ・ジャパン |
マチイロ
マチイロは、全国の自治体が発行している広報誌や行政情報、イベントのお知らせなどを見ることができるアプリです。
全国約900の自治体が導入しており、住んでいる地域の新着情報を受け取ることができるほか、全国各地の広報誌を読むことができます。
お気に入り登録機能を使って気になる広報誌や興味のあるカテゴリを登録しておけば、自分に合わせた情報が届き、新着情報をプッシュ通知で受け取ることも可能です。
PCやスマホのブラウザから電子書籍として読むこともできますし、アプリをダウンロードすれば最新号の発行をプッシュ通知でお知らせしてくれるほか、過去のバックナンバーもすべて読むことができます。
サイト名 | マチイロ |
URL | https://machiiro.town/ |
運営 | 株式会社ジチタイワークス |
キカンシネット
キカンシネットは、機関誌を専門とした紹介ポータルサイトです。学会、協会、研究機関、非営利組織をはじめとした団体・協会が発行している機関誌・広報誌を掲載しています。
サイト内検索機能があり、機関誌名や発行元名、キーワードを入力することで気になる機関誌を簡単に見つけることができます。
各機関誌の個別ページでは、機関誌の誌面画像や概要のほか、ページ数などの仕様や発行回数、購読料といった情報もまとめられています。
機関誌は会員向けに配布される冊子のため、サイト内で内容をすべて読むことはできませんが、気になる業界・分野がどのような機関誌を発行しているか、新しい発見があるかもしれません。
サイト名 | キカンシネット |
URL | https://www.kikanshinet.jp/ |
運営 | 第一資料印刷株式会社 |
TAMA ebooks
TAMA ebooksは、東京都多摩地域の広報情報を発信しているポータルサイトです。
多摩地域に特化した情報が掲載されており、広報誌を電子書籍で読むことができるほか、採用パンフレットや観光ガイド、イベントブックなど、多摩地域の広報にまつわる情報を見ることができます。
現在は、全国版の関連サイトもあり、多摩地域以外にも全国27道府県の広報メディアを電子書籍で読むことができます。
サイト名 | TAMA ebooks |
URL | https://www.tama-ebooks.jp/ |
運営 | 株式会社ニシカワ |
都道府県市区町村の公式メディア
こちらは都道府県市区町村の基本データや人口、面積、人口密度など、さまざまなデータがまとめられているサイトです。その中で各都道府県市区町村の公式HPや広報メディアもまとめられています。
広報誌のほかに、Facebook、Instagram、YouTubeなど、各自治体が利用している広報媒体が一覧表にまとめられており、どの自治体がどの媒体を使って情報発信をしているのか一目で知ることができます。
こちらのサイト内で広報誌の内容を読むことはできませんが、一覧表の中から気になった広報メディアをクリックすれば、各自治体のサイトに遷移することができます。
サイト名 | 都道府県市区町村の公式メディア |
URL | https://uub.jp/opm/ |
運営 | 複数のユーザーにより運営 |
【番外編】東京観光デジタルパンフレットギャラリー
東京観光デジタルパンフレットギャラリーは、広報誌ではありませんが、東京都内の観光パンフレットがまとめられているサイトです。
市区町村の自治体が発行しているものから出版社が発行しているものまで、さまざまなパンフレットの電子書籍を無料で読むことができます。
キーワードを入力してパンフレットを探すことができるほか、カテゴリやタグ、エリア、発行元を絞ってパンフレットを検索することも可能です。
観光パンフレットはデザインに力を入れているものが多く、写真の使い方や誌面デザインの参考になるかもしれません。
サイト名 | 東京観光デジタルパンフレットギャラリー |
URL | https://www.gotokyo.org/book/ |
運営 | 公益財団法人東京観光財団 |
まとめ
今回は、自治体や公益法人などが発行している広報誌・機関誌のポータルサイトをご紹介しました。
他の広報誌や機関誌を見ることでレイアウトやデザインのイメージがより明確になり、新しいアイデアが浮かぶこともあります。制作会社へイメージを伝える際に利用するのもよいでしょう。
ポータルサイトは閲覧するだけでなく、実際に自団体の広報誌・機関誌を掲載して情報発信手段として利用することも可能です。ぜひ参考にしてみてください。