2016年4月27日

折込チラシの出稿基準とは?新聞全国5大紙の特徴と読者層

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新聞折込チラシを出稿するならどこが良い?

低予算で出稿できることや、幅広いエリアで必ず届く確実性などからもわかるように、折込チラシは非常にコストパフォーマンスの高い販促手段です。

参考:
新聞社不況でもコスパは高い!折込チラシ7つのメリット

しかし皆さんご存知のとおり、新聞といってもたくさんの種類があり、それぞれエリアや発行部数も違いますし、メインの読者層の属性も変わります。

どのような手法であっても、チラシを出稿するにはターゲティングが重要になります。

出稿の前に、新聞各紙の部数や読者傾向などは把握しておいた方が良いでしょう。

そこで今回は、主要全国紙はじめ新聞各紙の特徴、折込チラシを出稿するにあたっての選定基準をご紹介したいと思います。

新聞各紙の特徴

主要全国紙や地方紙・ブロック紙の特徴をご紹介します。まずは発行部数トップの読売新聞から。

新聞各紙の特徴1.読売新聞

発行部数は900万超(朝刊のみ)、世帯普及率15%超という日本におけるトップ新聞社です。

全国紙の中でも圧倒的な販売部数を誇り、地域的には、首都圏の一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)すべての地区で部数が1位です。

庶民的で大衆的なイメージがあり、あらゆる層にリーチするには適した媒体です。あと読売ジャイアンツのファンも多いですね。

新聞各紙の特徴2.朝日新聞

読売新聞に次いで、発行部数は約670万部です。

所得水準が比較的高い読者が多く、読者の消費購買能力が高いイメージです。

あらゆる業種のチラシに適した汎用性の高い媒体です。

新聞各紙の特徴3.毎日新聞

発行部数は約320万部で、主要全国紙の中では朝日新聞についで、第3位です。

日本で最も古く歴史ある新聞で、所得水準も平均以上の人たちが多いのが特徴です。

最近では、首都圏の発行部数は読売新聞や朝日新聞に大きく差をつけられています。

新聞各紙の特徴4.日本経済新聞

日本経済新聞(以下日経新聞)の発行部数は約270万部で、毎日新聞についで、第4位です。

経済新聞という性格上、事務所・企業での購買比率が他紙より高いのが特徴です。

購買世帯の平均年収は他の全国紙より高く、主な読者は富裕層やインテリ層といったところでしょう。

他紙と併読する読者も多く、新聞広告出稿や折込チラシ出稿の際は、日経新聞のみ選定から外されるケース、日経新聞のみ選定されるケースと両方あります。

高額商品や企業向けのチラシで強みを発揮しやすいですが、業種・商材を選びます。事業者・企業への配布率の高さに注意しましょう。

新聞各紙の特徴5.産経新聞

産経新聞は、夕刊がなく1部100円と他紙より安価なのが大きな特徴です。

庶民的ではあるものの、発行部数(約160万部)の低さから、代理店による折込チラシ出稿の設定に入っていないこともあります。

しかし、決して反響が低いというデータがあるわけではないので、エリアとの兼ね合いを考慮しつつ依頼をしても良いでしょう。

新聞各紙の特徴6.その他(地方紙・ブロック紙)

ブロック紙とは、販売地域が複数の都府県にまたがる地方紙を指します。代表的なのは、西日本新聞や中日新聞などは有名ですね。

地方だからといって、バカにはできません。

地方の場合は、全国紙より地元紙・ブロック紙の方が優位であることが多いので、エリアごとの発行部数は必ず確認してください。

また、地方で地元の人を集めたい、地域に土地勘のある人を集めたい、地元で働きたい人を集めたい…といった地元ならではの広告には適しています。

北海道内の主要各紙販売部数では、地元である北海道新聞が110万部超と、全国三大紙(朝日・読売・毎日)に大きく差をつけています。

中日新聞の発行部数は同グループ内の東京新聞の発行部数を合わせると約320万部で、毎日・日経・産経の全国発行部数を越えます。

このことから、地方紙も出稿先として充分に検討する必要があることがわかります。

折込チラシの出稿選定基準

いざ折込チラシを出稿しようと思ったら、何を検討材料にすればよいでしょうか?

続いては、出稿先を選定するための基準についてご紹介したいと思います。

折込チラシの出稿選定基準1.発行部数

発行部数が多ければ多いほど、対象が広がります。

先ほども触れましたが、地方は全国紙より地元紙が優位な場合もあるため、必ずシェアを確認してください。

折込チラシの出稿選定基準2.出稿料金

もちろん出稿料金も大事ですね。

全国紙でも日経だけ別料金だったり、他の4紙もエリアによって料金が変わることがあります。

折込チラシの出稿選定基準3.属性

性別、住所、年齢、職業、収入といった読者属性も選定基準の一つです。

各紙の読者層には特徴がありますので、充分に検証しましょう。

折込チラシの出稿選定基準4.エリア・商圏

スーパーやデパートなどは商圏が限られますし、商材が地域限定品であるかどうかも考慮しなければいけません。

折込チラシの出稿選定基準5.配布数

配布数に応じて、どのエリアを優先するか、費用や出稿先の新聞も決まってきます。

折込チラシの出稿選定基準6.業種・商材

各紙読者層の特徴によって、業種や商材の向き不向きがあります。

例えば、富裕層向けの商材であれば朝日新聞、ビジネスマン向けの商材なら日経…というような選択ができるはずです。

折込チラシの出稿基準とは?新聞全国5大紙の特徴と読者層 まとめ

インターネット全盛の時代にもかかわらず、新聞折込チラシはいまだ健在です。

特に地域密着型の店舗集客には、折込チラシが向いています。

特に、折込チラシは店舗集客に向いています。

たしかに今は、インターネット広告が増えてきましたし、その有用性は私もよく知っています。

ただ、インターネット広告では実店舗への集客はなかなか難しく、特に中高齢層に対するリーチにはまだ不安があります。

参考:
新聞社不況でもコスパは高い!折込チラシ7つのメリット

折込チラシは、中高年層や家族世帯にリーチしやすく、主婦にとっては重要な情報収集ツールの一つです。

効果を出すためにも、出稿先やエリアなど、様々な角度から充分に検証を行いましょう。

参考:
折込チラシの反響率は?効果測定に必要な反響率の考え方