2016年1月21日
顧客アンケートで把握すべき5つのメリット
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顧客アンケートはビジネスに欠かせないツール
チラシ・DMを使った集客や販売を効率化するために、顧客アンケートが必要なことは以前も話をしました。
実は、アンケートは非常に重要です。特に、店舗ビジネスをしている方にとっては、オフラインで行うリアルなアンケートは、次からの販促活動に大きく影響を及ぼします。
アンケートで情報を得られれば、商品購入までの行動プロセスを把握したり、商品の強みと弱みを把握することができます。
アンケート情報は、販促活動の改善だけではなく、顧客の声を元にした商品開発や商品改良のキッカケにもなりますし、顧客対応の改善にもつながります。
今回は、顧客アンケートによって得られるメリットの詳細をご紹介していきたいと思います。
1.顧客行動やその理由が把握できる
「どうやって商品を知ったのか。」
「どこに興味を持ったのか。」
「なぜ購入したのか。」
など、実際に商品を購入した顧客のリアルな行動や行動に至った経緯を知ることは重要な意味を持ちます。
販促活動のPDCAを有効に回すためには、気付きからアクション(購入)に至るまでの行動プロセスを把握することです。
行動プロセスを把握できれば、より効果的な販促活動を行うことができるしょう。
・アクションに繋がりやすいターゲット
・ターゲットに対する訴求ポイント
・効果が高い訴求表現などが分析できるため、うまく販促活動のPDCAを回すことができるようになります。
参考:
チラシ、DM、集客に顧客アンケートが必要な3つの理由
2.商品が売れない理由を把握できる
「商品の価格は納得ができるか。」
「パッケージのデザインの印象はどうか。」
「商品説明は十分か。」
これらの質問から顧客が購入をためらう理由、買わない理由がわかることで、ピンポイントに改善点を把握できます。
顧客の目はシビアです。購入した理由を知ることも大事ですが、購入しない理由から目を背けてはいけません。
そのため、アンケートは購入した顧客だけでなく、商品購入を迷っている見込み客に対しても行いましょう。
売れない理由を知ろうとすることで、そもそも、商品ターゲットが間違っている可能性に気が付くこともあるでしょう。
3.商品の強みと弱みを把握できる
「なぜ購入したのか理由を知りたい。」
「なぜ買わなかったのか理由を知りたい。」
この両面を把握していないということは、商品の強みと弱みを把握していないということです。
顧客アンケートで商品のことを尋ねると、あなたと顧客の間で商品に対する認識違いがわかるはずです。
ターゲットが、商品のどこに魅力を感じたのかを客観的に知ることで、ターゲットの立場に立った販促活動を行うことができるようになります。
つまり、広告や販促活動において、何をアピールしていけば良いのか、何をフォローしていけば良いのかを理解していないため、結果(売上)が伴わなくなるのです。
必ず顧客目線で商品の強みと弱みを把握し、アピールすべきことを検証していきましょう。
4.広告の効果を把握できる
「この商品を知っているか。」
「◯◯と言えばどんな商品を思い浮かべるか。」
など、アンケートを使って、商品の認知度を理解し、商品が持つイメージを把握することは重要です。
認知度やイメージを知ることで、広告の効果検証や費用を見極めることができます。
広告を闇雲に行ってしまうと、どれだけお金があっても足りません。なぜなら、認知度を上げ、商品イメージを良くする行為は、ブランディングと同じだからです。
まずは、現時点での商品の好感度やイメージ、認知度を把握することで、広告の方向性や費用が妥当であるかを判断しましょう。
顧客の属性や「商品を知った経緯」を聞けば、アピールに活用すべき媒体を検証できますし、商品イメージの良し悪しで、広告において強みをアピールできているかを把握できます。
5.販促活動の修正箇所を把握できる
せっかく取得したアンケート情報も、整理分析し、有効活用しないと意味がありません。
販促活動には常にPDCAサイクルが必要です。PDCAサイクルをうまく回すためにも、アンケート情報は有効なデータになります。
顧客目線での評価、行動プロセスのパターンから、優良顧客像を把握し、ターゲットのズレや広告展開の方向性などを見直すことで、商品を購入する可能性が高い顧客に対してアピールできます。
ターゲットや、アピールすべき「強み」が噛み合えば、販促活動の効果は必ず上がっていきます。
顧客アンケートが持つメリットまとめ
このような考え方でアンケートを行えば、アンケート結果を元に、売上アップにつなげることは充分可能です。
顧客や見込み顧客による「顧客目線」は、具体的に尋ねてみなければ知ることはできません。
商品の強みや販促活動を客観的に検証する上で、アンケートがいかに重要であるかがわかったはずです。
もし、あなたがアンケートを作ろうと思ったなら、上記5つのメリットを踏まえて、目的を明確にすることです。
例えば、ターゲットが定まっていなにもかかわらず、「なぜ商品を購入しないのか。」を聞いても、結果から得られるものはないでしょう。
なるべく多くの人に使ってもらわなければいけない生活商材において、優良顧客に「さらに必要な機能は何か。」を聞いても、蛇足になってしまう可能性があるでしょう。
アンケートは、目的を明確にした上で設計しないと、有効活用ができません。そのためにも設計時の質問内容は十分検討しなければいけません。
目的に応じてアンケート結果を活用するための質問の作成方法については、また改めてご紹介したいと思います。