2016年4月28日

自社発送よりお得?DM代行業者のメリットと選び方

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DM発送は業者に依頼した方がお得?

DMを送ることは、そう単純なものではありません。

DMの企画〜発送に至るまでは、大きく分けて7つの工程があります。

1.リスト集め

2.顧客分析・ターゲティング

3.クリエイティブ(デザイン・コピーの制作)

4.オファーの手配(必要に応じて)

5.印刷(ハガキや封入するチラシなど)

6.宛名印刷(ラベル貼り)・封入作業

7.発送

上記には自社で対応可能な工程もありますが、数百部、数千部を超える単位となると、外部にお任せした方が効率的でコスト削減になる場合もあります。

そこで今回は、DM代行業者を使うメリットとデメリット、そしてDM代行業者の選び方や注意点についてお伝えしたいと思います。

DM代行業者を使うメリット

まずはメリットからご紹介したいと思います。

DM代行業者を使うメリット1.社内リソース(人件費)の負担が少ない

どんな人でも、本来の仕事から離れ慣れない作業を行うとなると、時間もそれなりにかかります。

企画や制作だけでも大変なのに、自社でラベル貼り・封入作業や配送まで行うとなると、規模によっては相当な工数・時間を費やすことになります。

自社発送は一見コストが安く見えますが、規模が大きければ大きいほど、社員の負担も大きくなり人件費もかさみます。

費用はかかっても、代行業者を使って社内リソースの負担を少なくすることは、コストカットにも繋がる場合もあるのです。

DM代行業者を使うメリット2.スピーディーで効率的

専任のスタッフがいる代行業者に依頼することで、自社発送より効率的でスピーディーな対応が可能です。

そのためにも、実績と経験、ノウハウのある業者を選ばなくてはいけません。

DM代行業者を使うメリット3.発送料金が削減できる

発送代行業者の多くは、運送会社と大口契約を結んでいるため、私達が直接運送会社と契約するよりも料金が安く済む場合があります。

また、運送会社との契約にかける手間や時間を考えると、DM代行会社にお任せしたほうが良い場合があります。

DM代行業者を使うメリット4.クリエイティブや印刷〜発送まで一括で対応

発送のみ取り扱う業者もあれば、デザインやコピーなどのクリエイティブから印刷、発送まで一括で対応してくれる業者もあります。

一括対応の業者であれば、ワンストップで窓口が一本化されているため、更に効率的でスピーディーな対応が可能です。

DM代行業者を使うデメリット

続いてデメリットです。

DM代行業者を使うデメリット1.打ち合わせ、やり取りが必要

発注から発送までの間、打ち合わせやメール、電話のやり取りなどが必要になります。

社内でのやり取りと比べるとコミュニケーションロスが発生しやすいため、初取引の業者の場合は、手間や時間が想定よりかかることもあります。

また、発送のタイミングや締め切りなどは業者の都合に依存することもあります。注意しましょう。

DM代行業者を使うデメリット2.個人情報漏洩のリスクが高くなる

お客様の個人情報を扱いますので、漏洩のリスクも高く、それに伴うトラブル発生の可能性があります。

業者を選定する際は、個人情報保護への取組みはもちろん、契約書の内容は必ず念入りにチェックしてください。

DM代行業者の選び方

以上のメリット・デメリットを踏まえて、DM代行業者の選び方をご紹介したいと思います。

DM代行業者の選び方1.料金

料金は複数の業者から見積もりをとってください。

相場感を確認するためにも、相見積は必須です。

DM代行業者の選び方2.対応範囲

DM代行業者というと、宛名印刷(ラベル貼り)や封入、発送までの作業を請け負うことが一般的です。

しかし、中には企画からリスト集め、デザインやコピーなどのクリエイティブ、印刷まで一括で請け負う業者もいます。

どこまで対応してくれるかで料金も変わりますし、自社での手間や工数も変わってきます。

料金の目安を立てるためにも、見積りの際にどこからどこまで請け負うかの確認も忘れずに行いましょう。

DM代行業者の選び方3.運送会社との契約状況

DM代行業者に依頼すると、個別に運送会社と契約せずとも割引が適用されるメリットがあります。

1つの運送会社としか契約していない業者もあれば、複数の会社と契約している業者もあります。

できるだけ選択肢を増やすためにも、どれだけの運送会社と契約しているのか、確認してみてください。

DM代行業者の選び方4.個人情報の管理方法

先述のデメリットでも言及しましたが、DM代行業者に依頼すれば個人情報漏洩のリスクは高まります。

管理方法と併せ、プライバシーマーク取得の有無、更新回数もチェックしたいところです。

情報セキュリティ対策、個人情報の取り扱い(発送後の破棄方法など)、契約書の記載内容、あやゆる角度からチェックしてください。

DM代行業者の選び方5.実績の有無

創業年、主要取引先などはもちろんのこと、Webサイトや口コミなどから、これまでの取引実績を確認しましょう。Webサイトの内容も、くまなくチェックしてみてください。

実績の多い業者ほど、DM発送がより効果的になるよう、的確なアドバイスもしてくれるはずです。

自社発送よりお得?DM代行業者のメリットと選び方

自社発送との一番大きいな違いは、効率の良さと発送料金です。

もちろん、規模によっては自社で行った方が早く安く済む場合もあります。

また、電話の対応や営業担当者とのやり取りなどからも、信頼・信用できる業者かどうかがわかります。

料金だけでなく、営業担当者の説明やサポート体制などもくまなくチェックしてみてください。

契約後は、発送の遅延はないか、移転による未着対応など、発送後のフォローをチェックしましょう。

何度も取引を重ね、お互い取引が慣れてくれば、DM発送がよりスムーズにスピーディーになることでしょう。