2024年7月10日
読まれる社内報を作る!社内報におすすめの企画・ネタ
目次 ▼
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社員のモチベーションアップやコミュニケーションの促進、全社への情報共有などさまざまな役割を持つ社内報ですが、「せっかく社内報を作ったのになかなか読んでもらえない…」と悩んでいる制作担当者の方も多いのではないでしょうか。
企画がマンネリ化していたり内容に偏りがあると、社員に社内報の必要性を感じてもらいにくく、読まれない原因になってしまいます。社員に読まれる社内報にするためには、魅力的なコンテンツづくりが大切です。
そこで今回は、社内報におすすめの企画例・ネタ案をご紹介いたします。
▼機関誌の企画案についてはこちらの記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
社内報とは?
社内報とは、企業から従業員に向けて発行される社内用の広報誌です。主に会社全体での情報共有や社員間のコミュニケーション促進、モチベーションアップなどを目的としており、従業員とその家族が読むケースが多いです。
社内報は大きく分けて紙社内報とWeb社内報の2種類があります。紙社内報は比較的閲覧率が高く、家族や学生にも共有しやすいというメリットがある一方で、Web社内報はリアルタイムで情報を発信しやすく、閲覧数などのデータを集計できるというメリットがあります。
▼Web社内報の運用手段としては、以下の記事も参考にしてください。
SharePointとは?できることや活用方法を解説!
読まれる社内報にするための企画立案のポイント
発行目的や読者ターゲットを意識する
先述のとおり、社内報は、情報共有やコミュニケーション促進、社員のモチベーションアップなどさまざまな役割を担っています。より効果的な社内報を作成するためには、まず発行目的を明確にし、その目的にあった企画を立てることが重要です。
また、企業にもよりますが、基本的に社内報は全社員が読者対象となるケースが多いです。そのため、年齢や性別、部署など属性がバラバラな社員全員が楽しめるコンテンツを作る必要があります。
コーナーや記事によっては特定のターゲットへ向けたものもありますが、「管理職向けの情報ばかり」「新入社員向けの情報ばかり」のように特定のターゲットに偏った内容ばかりだと、他の読者にとっては興味を失う原因になります。
社員の声を反映する
社内報は社員が読むツールです。情報を一方的に伝えるだけでなく、社員の声を聞きながら、社員が読みたくなるよう企画や見せ方を工夫しましょう。
定期的にフィードバックを集めたり、アンケートを実施するなど、社員の声を取り入れることによって、社員一人ひとりに社内報をより身近に、自分事として感じてもらえるようになります。
また、よく読まれている記事とあまり読まれていない記事を把握することで、改善点が見つかりPDCAを回しやすくなります。好評だった記事を連載化したり、読者から企画案を募るなど、ネタ探しとしても効果的です。Web社内報の場合は、記事別の閲覧数や閲覧時間などのデータを参考にするのもよいでしょう。
なるべく多くの社員を登場させる
特定の社員や役職者ばかりが社内報に載っていると、社内報が一部の社員向けのものに感じられ、マンネリ化の原因にもなります。
新入社員や現場の社員など、部署や役職を超えてなるべく多くの社員にスポットを当てることで、社員間のコミュニケーションにもつながり、社内報に対しても親近感が生まれます。同じ企画であっても登場する社員の所属や属性が変わるだけで、新鮮な印象になるでしょう。
社内報の企画例・ネタ 15選
1.部門・部署紹介
会社の規模が大きくなればなるほど、部署間で交流を持つ機会は少なくなりますが、社内報で各部署の事業内容やメンバーなどを紹介をすることで、「どんな部署なのか」「どんな社員がいるのか」を知ってもらうことができます。他部署に対する理解が深まり、コミュニケーションの活性化にもつながります。
また、この企画は連載化しやすいのもメリットです。会社の規模が大きければ大きいほど紹介する部署数や社員数が多いため企画が途切れにくく、組織再編や人事異動などのタイミング次第ではメイン企画にもできます。
2.新入社員・内定者紹介
4月や9月など、新入社員が入ったタイミングや内定者が決まったタイミングで、自己紹介やインタビュー記事を掲載するケースも多いです。
入社前に人となりを知ってもらえるため、入社後のコミュニケーションのきっかけになりますし、新入社員にとっては入社後のイメージがしやすくなります。
出身地や学生時代の部活動、趣味や特技など、共通点を見つけやすいカジュアルな質問を設けるのがおすすめです。
3.社長メッセージ
大企業では、社長や経営陣と社員が直接話す機会が少ないため、企業理念や経営方針が社員に浸透しにくいことがあります。
社内報で定期的に社長や経営陣からのメッセージを掲載することで、会社の方針を広く周知でき、社員一人ひとりの自社に対する理解が深まります。
企業理念や経営方針以外にも、社長の人となりがわかるような趣味やプライベートに関する内容も掲載することで、より身近に感じてもらうことができるでしょう。
4.社員インタビュー
社員へのインタビュー企画も社内報のネタとして鉄板です。インタビュー対象としては、新任管理職や新規事業の担当者、社内表彰制度がある場合は表彰された社員など、深堀りできるコンテンツを持っている社員がおすすめです。
その社員のことを深く知ってもらうことができコミュニケーションのきっかけになるだけでなく、業務の参考となるノウハウが引き出せるかもしれません。
5.社員への密着取材
注目社員や有名社員の一日に密着し、レポートします。仕事の進め方や時間の使い方など、他の社員に興味を持ってもらえる内容がおすすめです。
おすすめのランチや終業後の過ごし方など、勤務外の部分も紹介することで、より親しみやすい内容になります。
この企画は社内報だけでなく、採用パンフレットにも活用することができます。
6.社内表彰
社内表彰制度がある場合は、表彰された社員を社内報で紹介するケースも多いです。
どのような点を評価したのかといった表彰する側への取材や、表彰された感想や今後の抱負など表彰された側への取材を行うことによって、他の社員のモチベーションアップにもつながるでしょう。
表彰式などがある場合は、当日の様子や舞台裏を取材し記事にすることで特集企画としても扱うことができます。
7.社員アンケート
さまざまなテーマで社員にアンケートを取り、ランキング形式やグラフを用いて紹介します。
社食の人気メニューや自社のよいところ、社員の属性分布などの社内ネタから、好きな映画や休日の過ごし方といったプライベートな内容まで、この企画はネタ切れになりにくいのが大きなメリットです。
ただ、毎回社員へのアンケート告知・集計が必要なため、アンケートの効率的な実施と回答率・回収率を上げるための工夫が重要です。
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8.書籍紹介
おすすめの書籍や参考になったビジネス書、業界に関連する書籍の紹介は、社内報において人気の企画の一つです。
各部署が持ち回りで紹介すれば、ネタ切れになりにくいというメリットもあります。
9.座談会・対談
座談会や対談も社内報の定番企画の一つです。「○年入社の同期社員」「新プロジェクト参加メンバー」「○○部門の若手社員」など、テーマを絞ってメンバーを集めると話が進みやすく、記事としてもまとまりやすくなります。
また、「同じ出身地」「子育て中の社員」「他の業界からの転職者」など、同じ共通点を持っていても普段の業務で関わる機会がない、というメンバーを集めるのもおすすめです。座談会が貴重な情報交換の場になり、社員同士のコミュニケーションのきっかけにもなります。
特に子育て中の社員や転職経験者などは共感できる社員も多く、読者の関心が高いテーマと言えるでしょう。
10.イベントレポート
入社式や内定式、歓送迎会、展示会、研修・セミナーなど、イベントや社内行事のレポートも社内報の企画として定番です。
季節に合わせたイベントや取り組みがあれば、毎年その時期の恒例企画として使うことができますし、社員の参加を募るイベントであればその周知としても活用できます。
また、社内イベントのほかにも、ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始など春夏秋冬のイベントにちなんだエピソードの紹介も、一つの企画として使うことができます。
11.活動報告
各部署や支部ごとの活動報告も、社内報の重要な役割の一つです。
どのような活動をし、どのような成果を上げたのかを紹介することによって、部署間の理解も深まり、社員のモチベーションアップにもつながります。
12.新製品・新サービスの紹介
新しい製品やサービスがリリースされるときは、社内報で事前に情報を共有しましょう。
概要や既存製品への影響、他社との違い、市場予測などをリアルタイムで発信することで、社員の理解が深まるだけでなく、顧客対応や製品知識などの足並みをそろえることができます。
13.事例紹介
実際の導入事例やお客様の声などを全体で共有することで、会社全体のサービス向上やモチベーションにもつながります。
また、成功事例だけでなくトラブル事例やクレームなどの失敗事例も共有すれば、ミスの防止や業務改善にもつながるでしょう。
14.専門用語やビジネスマナー、ノウハウの紹介
専門用語やビジネスマナーなどの解説は、新入社員が入社する時期の企画としておすすめです。新入社員だけでなく、会社全体としてmpマナーや理解の統一にも役立ちます。
例えば、初夏の時期にクールビスのマナーや、年末年始に表敬訪問のマナー、オンライン会議のマナーなど、季節や時事に合わせて企画を立てることもできます。
また、資料作成のコツや業務の時短術など、ちょっとしたノウハウの紹介もすぐに役立つコンテンツとして人気のネタです。連載企画としてコラムのような形で紹介してもよいでしょう。
15.人事・総務・労務情報
年末調整や人事異動、健康診断のお知らせ、福利厚生に関する情報など、人事・総務・労務に関する連絡も社内報の重要な役割です。
重要な情報は大きく見出しを付けて目立たせるなど、読者が見落とさないような工夫をしましょう。
まとめ
今回は社内報の企画例やネタをご紹介しました。
社内報は社員のモチベーションアップやコミュニケーションの促進につながる効果的なツールですが、 企画次第では読まれる社内報にも読まれない社内報にもなり得ます。
読まれる社内報にするためには、読者の興味を惹き、自分事として身近に感じてもらえる企画を立てることが大切です。ぜひ今回ご紹介した企画例を参考にしてみてください。