2020年4月9日
テレワーク時代の情報共有に最適なビジネスチャットツール4選

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新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、テレワークを導入する企業が増えてきました。
とはいえ、社員一人ひとりのITリテラシーも違いますし、社内外へのコミュニケーションに困惑している社員も多いことでしょう。
社外からイントラネットがアクセスできない場合もあり、社内の情報が共有しづらく、最近では社内報をアプリ化している企業もあります。
そこで今回は少し趣を変え、テレワークが当たり前になったこの時代だからこそ導入を検討したい情報共有ツールとして代表的なビジネスチャットツールを4つ、特徴や機能面においてご紹介したいと思います。
ビジネスチャットツールとは
社内外のコミュニケーションに欠かせないビジネスチャットツールは、今メールや電話に変わるコミュニケーションツールとして、テレワークに関わらず導入する企業が増えています。
今やテキストメッセージだけでなく、添付ファイルの送信、音声通話やビデオ通話機能もあるサービスもあり、シチュエーションに応じてあらゆるコミュニケーションが可能です。
今回は代表的な4つのサービスをご紹介します。
ChatWork(チャットワーク)

ChatWorkは弊社でも導入しているビジネスチャットツールです。社内外であらゆるコミュニケーションに活用しています。日本企業が開発・運営しており、高いセキュリティとわかりやすく操作しやすいUI(ユーザーインターフェース)のおかげで、導入する企業も多くあります。
代表的な機能をご紹介すると、グループチャットは複数人で会話できる機能。社内外のユーザーとも同じグループを作成できるので、案件ごとに作成して情報を共有する、といったことも可能です。
またタスク管理機能ではToDo管理として自分へのタスクを管理することはもちろん、相手への依頼も可能。期限を設定することもでき、時間が来ると通知してくれます。
他にも音声通話やビデオ通話も可能。
マルチデバイス対応でスマートフォンアプリ有り。無料プランも有りますが、機能に制限があります。
料金
- Free ¥0
- パーソナル ¥400(月/1ユーザー)
- ビジネス ¥500(月/1ユーザー ※年間契約)〜
- エンタープライズ ¥800(月/1ユーザー ※年間契約)〜
詳しくは公式サイトへ
Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)

ここ最近ユーザー数を伸ばしているビジネスチャットツールといえばMicrosoft Teamsです。Windows10ユーザーであればアプリケーションがプリインストールされているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
テキストチャットはもちろんのこと、ビデオ通話の機能も搭載されていますが、なんといっても一番の特徴はOffice365との連携です。
例えばチャット内でファイル共有したOffice365のWord、Excel、PowerPoint等のアプリケーションをチームメンバーと共同で編集できたり、Outlookのスケジュール管理と連携できたりとOfficeアプリケーションとのシームレスな対応が可能なのです。
また他のチャットツール同様、グループチャット(チャネル)の作成、ビデオ通話(会議)、画面共有などが可能です。
TeamsはもともとOffice365のイチ機能でもあるため、Office365を活用中のユーザーであれば、簡単に導入しやすいのも良いですね。
ママルチデバイス対応でスマートフォンアプリ有り。料金はOffice365のプランに準じます。
料金
- Office 365 Business Essentials ¥540(月/1ユーザー ※年間契約)〜
- Office 365 Business Premium ¥1,360(月/1ユーザー ※年間契約)〜
詳しくは公式サイトへ
Slack(スラック)

Slackは世界150カ国以上で利用されているビジネスチャットツールで、日本ではIT系や外資系企業を中心に導入されています。
Slackが便利なのは、1,500点以上もある外部ツールとの連携機能。例えばGoogleドライブやDropboxなどのファイル共有サービスとの連携においては、ファイル共有のたびにアプリケーションの画面を切り替えることなくスムーズに作業することができます。
チャットツールとしての機能も充実しており、音声通話はもちろん、ビデオ通話では画面共有も可能なので、オンライン会議ツールとしても使えます。
また、Slackではチャットスペース(ワークスペース)上に、プロジェクトごと、組織ごと、取り組みごとなどに専用のグループ(チャンネル)を作成し、メッセージやファイルのやり取りを行うことができます。いわゆるグループチャットのようなものです。
さらについ先日ですが、競合サービスであるTeamsとの連携機能が発表されました。
SlackにMicrosoft Teams Callsアプリをインストールし、Office 365アカウントを連携することで、Teamsの通話機能をSlack内から直接呼び出せるようになる。
導入すると、チャットコマンド「/teams-call」やSlack上の通話ボタンからTeamsの通話機能が利用可能。デフォルトでTeamsの通話を使用する設定も用意する。
by SlackにTeamsの通話機能を追加する「Microsoft Teams Calls」が公開 – PC Watch
このように、Slackは機能性が高く業務効率を求める人にはおすすめなツールです。
マルチデバイス対応でスマートフォンアプリ有り。無料プランも有りますが、機能に制限があります。
料金
- フリー ¥0
- スタンダード ¥850(月/1ユーザー ※年払い)〜
- プラス ¥1,600(月/1ユーザー ※年払い)〜
- Enterprise Grid 要問い合わせ
詳しくは公式サイトへ
ZOOM(ズーム)

新型コロナウィルスの感染拡大に伴うテレワークが導入され始め、今一番勢いのあるオンライン会議ツールといえばZOOMといっても過言ではないでしょう。
高画質で通話品質もよく、無料で利用できることもあって個人で利用するユーザーも増えています。
そんなZOOMですが、実は優秀なテキストチャット機能もあります。
またビデオ通話・音声通話については録音・録画機能があるのが、他のビジネスチャットツールとの大きな違いです。
カレンダー機能と同期したチームメンバーのステータス管理(ミーティング中やオフライン中などの表示)やグループチャット機能など、他のビジネスチャットにも引けを取らない機能が充実しています。
マルチデバイス対応でスマートフォンアプリ有り。無料プランも有りますが、機能に制限があります。
料金
- 無料 ¥0
- プロ ¥2,000(月/ホスト)〜
- ビジネス ¥2,700(月/ホスト)〜
- 企業 ¥2,700(月/ホスト)〜
詳しくは公式サイトへ
まとめ
テレワーク時代の情報共有と銘打ってはみたものの、今回はテレワークに関わらず活用していただきたいビジネスチャットツールをご紹介しました。
実際、このようなツールは平時より利用しており、弊社のメインツールはChatWorkですが、クライアントによってはSlackを使ったり、オンライン会議のみZOOMを使ったりと柔軟に使い分けています。
各ツールの特徴や強みを把握しておけば、自社にあったツールが選びやすいはずです。
対面でのコミュニケーションが難しい今だからこそ、情報共有はより重要さを増します。ぜひ充分に検討していただければと思います。