2016年5月13日
漫画✕販促、漫画✕教育、漫画✕マニュアル…漫画を使って理解を深めよう
目次 ▼
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漫画との相性が良いコンテンツとは
漫画は今や日本における立派な文化の一つです。
数多くの映画やドラマにおいて、漫画を原作とした作品が作られています。
漫画とは元々笑わせることを意図した絵のことを指していましたが、現在ではシリアスな作品も多く、様々なジャンルが存在します。
また最近では、漫画誌やコミックス(単行本)といった漫画専門分野だけでなく、マニュアルや各種テキスト、パンフレットやチラシなどの販促物でも漫画を見かけます。
とはいえ、漫画がすべてのコンテンツと相性が良いわけではありません。
そこで今回は、制作のヒントになるような漫画が効果をもたらす販促物やコンテンツをご紹介します。
漫画が効果を発揮するコンテンツ1.教育
漫画は特に、子供向けの教育コンテンツに適しています。
「学習漫画 日本の歴史」や「三国志」で歴史を覚えた人も多いのではないでしょうか?
文章では説明しづらい内容、一読しただけでは理解が難しい内容も、漫画であれば理解がしやすくなります。
最近では、子供向けの広報資料として漫画を利用している企業もあります。
会社見学や工場見学などで、仕事や工場の仕組み、モノの製造工程を漫画で説明するパンフレットを見たことはありませんか?
他にも、税金の仕組みや資産形成の方法などを漫画にして、中学校や高校で配ることもあるようです。
また漫画を利用するのは、子供向けだけに限りません。
とある金融機関では、従業員用の研修教材として漫画を使用しています。
このように、大人にとっても難しい内容を、簡単に理解させることができるのが漫画の大きな強みです。
漫画が効果を発揮するコンテンツ2.啓発
啓発とは、無知の人に対し事実を教えて明らかにすること、つまり世の中にあまり広まっていない知識などを広く教え知らしめることです。
そして、このような活動のことを啓発活動といいます。
例えば、インフルエンザやノロウィルスなどによる感染症の予防方法や交通安全の重要性をポスターや学校教育で広める活動、差別や偏見に関する間違った知識を払拭するための活動などが挙げられます。
官公庁や自治体などでは、様々な分野で啓発活動を随時行っています。
しかし、啓発活動はこどもからお年寄りまであらゆる人を対象としたものです。啓発する内容には、専門的な内容や難しい内容も含まれるため、幅広い層に知ってもらうためにも、漫画を使って広く啓発しています。
漫画が効果を発揮するコンテンツ3.PR・販促
PRや販促ツールとしても漫画は有用です。
例えばある保険会社では、病気や事故などを例に保険に入ってよかったシチュエーション、保険が役に立ったシチュエーションを漫画にして、お客様に保険の必要性を想像できるようなコンテンツを作成しています。
シチュエーションだけでなく、サポート体制の紹介や、ケーススタディ、Q&Aなども、漫画だとよりわかりやすく説明することができます。
また、商品の機能やベネフィットも漫画であれば伝わりやすくなります。
テキストだけでは伝えられないことも、漫画の表現力で最大限に伝えることができるのです。
漫画が効果を発揮するコンテンツ4.営業サポート
漫画を使用したパンフレットは、現場の営業マンからも営業がしやすいという声をいただきます。
確かに商談中でもサラッと読んで貰えますし、話題のネタになります。
また商談相手に「後でパンフレットを読んでおいてください」といっても、まず読まれることはまずありません。このハードルはなかなか高いものです。
しかし、漫画であれば短い時間に気楽に読んでいただけるので、具体的な商談へのハードルがグッと下がります。
難しい専門分野であっても、漫画であれば商談相手にスムーズに伝わります。
読んだ方の理解を促進し、記憶にも残りやすいのが、漫画の強みと言えます。
漫画が効果を発揮するコンテンツ5.業務マニュアル
業務マニュアルは、時として難解な内容も含み、言葉だけでは伝わりづらい業務もあります。
そんな時に便利なのが漫画による説明です。
1ページ丸々漫画とまではいかなくても、挿絵と吹き出しを使うだけで、理解度はグンと高まります。
また、つい説明を省いてしまう業務内容の背景や理由も、漫画で説明することによって、より理解を深めてもらうことが可能です。
漫画でキッカケを作る、理解を深める!
読み手にとってさほど興味のない分野であっても、漫画というだけで手にとってもらえる、目を通してもらえるのが漫画の大きなメリットです。
漫画には、難しそうな内容でも、漫画だと「読んでみよう」と思わせる力があります。
全ページでなくても、ページ丸ごとでなくても構いません。
ピンポイントで漫画を使ってみるだけでも、読み手への印象はアップするはずです。
興味を持たせるキッカケとして、理解を促すキッカケとして、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。