2021年5月11日

読者の興味を惹く誌面づくりとは?:写真編

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機関誌や広報誌などは、写真の有無や配置によって印象が大きく変わります。

写真をうまく使用することで、読者の興味を惹く誌面になります。

では、どのような写真を使用し、どのように掲載すれば良いのでしょうか?

人物写真

読者は知っている人の名前や写真が出てくると、そこで手を止めて誌面を読みます。

人が登場することで、誌面がぐっと身近になるからです。
読者は身近に感じると、誌面に興味を持ちます。

表紙に人を載せたり、現場の人(会員)を登場させたり、人がたくさん登場する仕掛けをつくることで会員の興味を惹く誌面にしましょう。

読者は人間に強い関心を持ち、注目するものです。
特に、人の顔のアップは、強い印象を与えます。

反対に風景などの穏やかな写真は読者の印象は弱くなります。
人が登場する動きのある誌面をつくることで、読者の注目が高まるのです。

インパクトを与えたい、読者の視線を集めたい、という場合は人の写真を使用すると良いでしょう。

写真の向き

機関誌の誌面レイアウトをするときは、読者の視線の動きを意識して写真を配置しましょう。

人の目は動きのある方向に向いてしまうものです。

顔の向き、視線、指の示す方向、走る向きなど、写真の動く向きが誌面の外側に向いていると読者は誌面の外側を見てしまいます。

そのため、見出しや本文など見てもらいたい方に写真が向くように心がけましょう。

対談などは二人の写真を向き合って両端に置くことで、語り手が読者に話しかけてくる印象になります。

写真の点数・サイズ

取材で撮影した写真がたくさんあり、どの写真を使ったらいいか、迷うことってありませんか?

選びきれず、たくさん写真を使用したいと思うかもしれませんが、小さい写真をたくさん並べると、旅行のスナップ写真のように、写真の印象が薄れてしまいます。

写真は点数が少なく、大きいほどインパクトが強くなります。

いい写真があれば記事が要らないほどの効果を発揮することもあるのです。

そのためには写真を通して何を伝えたいか、「主題」をはっきりさせてから写真を撮りましょう。

見せたい写真は大きくして、誌面の上に置き、版面からハミ出すように配置すると、誌面に動きや広がりが出てきます。

さらに、核になる写真を大きく使い、その近くに小さな補足写真を置くことで、写真の存在感を一層引き出させる効果があります。

写真点数を絞り一点を際立たせ、躍動感のある誌面をつくりましょう。

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