2024年10月16日

マニュアル作成のコツが学べる!参考にしたいおすすめの本5選

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マニュアルの導入には、人材育成にかかる時間の短縮や属人化の解消、業務効率化などさまざまなメリットがあります。しかし、マニュアルを作っても、実際にはあまり浸透せず十分に活用されていないというケースも少なくありません。マニュアルは単に作成することがゴールではないため、使いやすく、日常的に運用しやすいマニュアルを目指すことが重要です。

では、どのようにすれば、誰もが使いやすく、運用しやすいマニュアルを作成できるのでしょうか?初めてマニュアルを作成する方や、何から始めればよいかわからないという方は、マニュアル作成に関する書籍を参考にするのもおすすめです。

マニュアル作成に関する書籍は数多く出版されており、作成手順からコツ、運用方法、組織づくりなど、マニュアル作成に必要なポイントを一から網羅的に学ぶことができます。

そこで今回は、マニュアル作成の際に参考にしたい、おすすめの書籍を5冊ご紹介いたします。

▼マニュアル作成のポイントについては、以下の記事でもご紹介しています。
使いやすいマニュアルとは?作成時に気をつけたい5つのポイント
トラブルなく運用する!押さえておくべきマニュアル改訂のポイント
営業マニュアルに必要な8つの項目とは?目次テンプレートをご紹介
マニュアルと手順書はどう違う?手順書の作り方とポイント

マニュアル作成や取扱説明書の作成ならマニュアル制作.com

マニュアル作成におすすめの本

1.『図解 いちばんやさしく丁寧に書いた 業務マニュアルの作成』

この本では、なぜマニュアルが必要なのか、作成することによってどのようなメリットがあるのか、といった点から、マニュアル作成時のポイントやコツ、更新方法、効果的に運用するための組織づくりまで、網羅的に解説されています。マニュアル作成に関するサイクルをしっかりと理解したい方におすすめです。

マニュアルを作り始める前に準備する「マニュアル準備シート」の活用法や、人事採用マニュアル・災害対策マニュアル・営業マニュアルといった具体的なマニュアルの作成例も掲載されており、参考にできる情報が満載です。

図解を用いて丁寧に解説されているため、初めてマニュアルを作成する方でも、マニュアルの作成に必要な一連の流れを理解しやすい一冊となっています。

出版社成美堂出版
著者中山 亮
ページ数208ページ
定価1,760円(税込)

2.『実践 業務マニュアルの作り方・活かし方』

マニュアル作成・活用の専門会社を設立し、1,500件以上のマニュアルや動画教材制作を手掛けてきた著者による、業務マニュアル作成のための実践的なガイドです。

この本では、「業務の見える化としてのマニュアル」「仕事の標準化としてのマニュアル」「教育ツールとしてのマニュアル」「マネジメントツールとしてのマニュアル」など、目的に応じたマニュアルの活用方法や作成手順が具体的に記載されています。

さらに、マニュアル作成時に陥りがちな落とし穴も紹介されており、自分では気づきにくい盲点や、思い込みを防ぐヒントが得られるかもしれません。

出版社明日香出版社
著者工藤 正彦
ページ数208ページ
定価1,980円(税込)

3.『小さな会社の“人と組織を育てる”業務マニュアルのつくり方』

先ほどご紹介した『実践 業務マニュアルの作り方・活かし方』と同じ著者による本で、こちらは「人と組織を育てる」ことに焦点を当てたマニュアルの作成方法が掲載されています。

社員を育成し、会社の生産性をアップするためには、どのようなマニュアルを作成し、どのように活用すればよいのか、マニュアル作成に必要な準備や手順が丁寧にまとめられています。

また、マニュアルを導入することによって得られる成果や、社内協力を得るための具体的な方法も盛り込まれており、特にマニュアルの導入を考えている管理職の方におすすめです。

出版社日本実業出版社
著者工藤 正彦
ページ数270ページ
定価1,980円(税込)

4.『Wordで誰でもつくれる!本当に使える業務マニュアル作成のルール』

「最初から100点を目指さない」「ひとりぼっちでつくらない」「小さくつくって使いながらみんなで育てる」を軸に、マニュアル作成のプロジェクトの立ち上げから、Wordでの作成方法、更新・運用の方法まで、具体的に解説されている一冊です。

Wordを使ったマニュアル作成方法だけでなく、パソコンスキルに依存しないマニュアルづくりの具体策についても述べられており、パソコンが得意でない方にも参考にしやすい内容です。

また、付録としてダウンロード可能なマニュアルのテンプレートデータがついており、マニュアル作成にそのまま活用することもできます。

出版社同文舘出版
著者森田 圭美
ページ数196ページ
定価1,980円(税込)

5.『使える!活かせる!マニュアルのつくり方』

さまざまな業界のコンサルティング支援を行っている日本能率協会コンサルティングによって書かれた一冊です。マニュアルの作成手順や、継続的に運用しつづけるための管理方法など、実際の事例とともに紹介されています。

マニュアルの作成手順や運用方法だけでなく、更新しやすい設計方法や、現場に浸透させるための教え方なども記載されているのが特徴で、「使われる」「更新できる」「教えられる」マニュアルを作るためのノウハウがまとめられています。

出版社日本能率協会マネジメントセンター
著者日本能率協会コンサルティング
ページ数240ページ
定価1,980円(税込)

まとめ

今回は、マニュアル作成に役立つおすすめの本を5冊ご紹介いたしました。

マニュアル作成には多くの時間と労力がかかりますが、効果的に作成し運用することで、組織全体として得られる成果も大きくなります。

初めてマニュアルを作成する方も、今回紹介した本を参考にすることで、マニュアル作成の指針にできるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。