2026年9月17日
マニュアル作成におすすめの本5選|作り方・運用方法を学べる書籍を紹介
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マニュアルを整備することで、業務の属人化防止や、新人教育にかかる時間の短縮、業務品質の標準化といった効果が期待できます。
一方で、マニュアルを作成しようとしても、
「何から手をつければよいのかわからない」
「マニュアルを作っても現場で使ってもらえない」
「どこまで詳しく書けばよいのかわからない」
「作成後の更新や管理方法がわからない」
といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
マニュアルは、単に業務の手順を書き出せばよいわけではありません。「誰が、どのような場面で、何のために使うのか」を考えたうえで内容や構成を決め、実際の業務で使いながら改善していくことが大切です。
では、使いやすく、継続的に運用できるマニュアルを作るには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか?
初めてマニュアルを作成する方や、何から始めればよいかわからないという方は、マニュアル作成に関する書籍を参考にしてみるのも一つの方法です。
マニュアル作成に関する書籍には、基本的な作成手順を解説したものだけでなく、文章の書き方やレイアウトの考え方、実践的なノウハウ、運用方法、さらにはマニュアルを活用した組織づくりまで、さまざまなテーマを扱ったものがあります。
今回は、マニュアル作成の基本から実践的な運用方法まで、幅広く学べる書籍を5冊ご紹介します。
▼マニュアル作成のポイントについては、以下の記事でもご紹介しています。
・現場で使われるマニュアルの作り方|押さえておきたい5つのポイント
・マニュアル改訂時に押さえておきたい4つのポイント
・営業マニュアルに必須の8項目とは?目次テンプレートも紹介!
・マニュアルと手順書の違いとは?役割や使い分け、作り方をわかりやすく解説

マニュアル作成の本は課題や目的に合わせて選ぶ
マニュアル作成に関する本を選ぶ際は、単に「マニュアルの作り方」が書かれているかだけでなく、自分が今抱えている課題や、知りたいことに合っているかを確認することが大切です。
例えば、次のような視点で選ぶと、自分に合った本を見つけやすくなります。
1.マニュアル作成の基本から学びたい
初めてマニュアルを作成する場合は、業務の洗い出し方や構成の考え方、作成手順など、基本的な内容を体系的に学べる本がおすすめです。
「そもそもマニュアルは何のために作るのか」といった目的や考え方から解説されている本なら、作成すること自体が目的になるのを防ぎ、業務に役立つマニュアルを作るための土台を身につけられるでしょう。
2.現場で使われるマニュアルを作りたい
マニュアルは、完成させることがゴールではありません。実際の業務で使われ、必要な情報を適切に確認できることが重要です。
例えば、「必要な情報をすぐに見つけられるか」「手順どおりに進められるか」「内容を理解しやすいか」といった、実際に使う人の視点も考える必要があります。
そのため、マニュアルの作成方法だけでなく、現場への定着や運用、改善方法まで解説されている本にも注目してみましょう。
3.具体的な作成方法を知りたい
マニュアルを自社で作成する場合、WordやPowerPointなど、普段から使っているソフトを活用するケースも少なくありません。
具体的な操作方法やテンプレート、レイアウトの考え方などが掲載されている本なら、「マニュアル作成の考え方はわかったけれど、実際にどう作ればよいのかわからない」という場合にも役立ちます。
4.マニュアルを組織づくりに活用したい
マニュアルには、業務手順を伝えるだけでなく、業務の標準化やノウハウの共有、人材育成などに活用できるという側面もあります。
「マニュアルを作る方法」だけでなく、作成したマニュアルを組織の中でどのように活用するかまで学びたい場合は、運用や人材育成、組織づくりなどに重点を置いた書籍を選ぶとよいでしょう。
マニュアル作成におすすめの本5選
ここからは、マニュアル作成の参考になる書籍を5冊ご紹介します。それぞれ扱っているテーマや特徴が異なるため、「マニュアル作成の基本を学びたい」「現場で使われるマニュアルを作りたい」など、自分の目的に合った一冊を探してみてください。
1.『図解 いちばんやさしく丁寧に書いた 業務マニュアルの作成』
「なぜマニュアルが必要なのか」「マニュアルを作成することでどのようなメリットがあるのか」といった基本的な考え方から、作成時のポイント、更新方法、スムーズな運用を支える組織づくりまで、網羅的に解説されている一冊です。
「まずはマニュアル作成の基本を一通り学びたい」という方に向いています。
また、作成前に準備しておきたい「マニュアル準備シート」の活用方法や、人事採用マニュアル・災害対策マニュアル・営業マニュアルなど、具体的な作成例も紹介されています。基本的な考え方だけでなく、実際のマニュアル作成に活かせる情報も掲載されています。
図解を交えながら解説されているため、初めてマニュアルを作成する方でも、基本的な考え方や手順を理解しやすい構成です。
<こんな方におすすめ>
・初めて業務マニュアルを作成する
・マニュアル作成の基本を体系的に学びたい
・実際のマニュアル作成例を参考にしたい
| 出版社 | 成美堂出版 |
| 著者 | 中山 亮 |
| ページ数 | 208ページ |
| 定価 | 1,760円(税込) |
2.『実践 業務マニュアルの作り方・活かし方』
マニュアル作成・活用の専門会社を設立し、これまでに1,500件以上のマニュアルや動画教材の制作を手がけてきた著者による、業務マニュアルの作成・活用方法をまとめた実践的なガイドブックです。
本書では、「業務の見える化としてのマニュアル」「仕事の標準化としてのマニュアル」「教育ツールとしてのマニュアル」「マネジメントツールとしてのマニュアル」など、マニュアルを作成する目的や役割を整理し、それぞれに応じた活用方法や作成手順を解説しています。
そのため、マニュアルを作成すること自体を目的とするのではなく、マニュアルを活用して業務をどのように改善するかまで考えたい方に参考になる一冊です。
また、マニュアル作成で陥りやすいポイントについても触れられているため、作成時に見落としやすい点を確認する際にも役立ちます。初めてマニュアルを作成する方だけでなく、現在のマニュアルを見直したい方にもおすすめです。
<こんな方におすすめ>
・マニュアル作成を業務改善につなげたい
・マニュアルの作成だけでなく活用方法まで学びたい
・現在のマニュアルを見直したい
| 出版社 | 明日香出版社 |
| 著者 | 工藤 正彦 |
| ページ数 | 208ページ |
| 定価 | 1,980円(税込) |
3.『小さな会社の“人と組織を育てる”業務マニュアルのつくり方』
『実践 業務マニュアルの作り方・活かし方』と同じく、工藤正彦氏による書籍です。本書では、業務の属人化やノウハウの共有といった課題に着目し、「人と組織を育てる」ことに焦点を当てた、マニュアルの作成・活用方法を解説しています。
社員を育成し、会社の生産性を高めるためには、どのようなマニュアルを作り、どのように活用すればよいのか。準備から作成、運用までの流れが丁寧に紹介されており、社内教育や人材定着に課題を感じている方にも参考になる内容です。
さらに、マニュアル導入によって期待できる成果や、社内で協力を得るための実践的な方法も取り上げられています。タイトルにもあるとおり、「マニュアルを通じて人や組織をどう育てるか」という視点で学びたい方に向いている一冊です。
<こんな方におすすめ>
・マニュアルを人材育成に活用したい
・社内の業務を標準化したい
・マニュアル導入について社内の協力を得たい
| 出版社 | 日本実業出版社 |
| 著者 | 工藤 正彦 |
| ページ数 | 270ページ |
| 定価 | 1,980円(税込) |
4.『Wordで誰でもつくれる!本当に使える業務マニュアル作成のルール』
「最初から100点を目指さない」「ひとりぼっちでつくらない」「小さくつくって使いながらみんなで育てる」という考え方を軸に、マニュアル作成プロジェクトの立ち上げから、Wordを使った作成方法、更新・運用までを具体的に解説した一冊です。
マニュアルの作成方法だけでなく、業務の見える化や作成の段取り、更新方法など、実際の業務で使い続けるための考え方もまとめられています。
また、Wordを使った具体的な作成方法に加えて、特別なパソコンスキルに頼らずにマニュアルを作成する具体策についても述べられており、パソコン操作が苦手な方でも参考にしやすい内容です。
さらに、付録としてダウンロードできるマニュアルのテンプレートが用意されているため、実際のマニュアル作成に活用しやすい点も特徴です。
<こんな方におすすめ>
・Wordでマニュアルを作りたい
・実務ですぐに使えるマニュアルを作りたい
・テンプレートを使って作成したい
| 出版社 | 同文舘出版 |
| 著者 | 森田 圭美 |
| ページ数 | 208ページ |
| 定価 | 2,090円(税込) |
5.『使える!活かせる!マニュアルのつくり方』
さまざまな業界のコンサルティング支援を行う日本能率協会コンサルティングが手がけた、マニュアル作成・運用のガイドブックです。マニュアルの作成手順から、継続的に運用しつづけるための管理方法まで、実際の事例を交えながら解説しています。
作成手順や運用方法だけでなく、更新しやすいマニュアルの設計方法や、現場に定着させるための教え方なども記載されているのが特徴です。
「使われる」「更新できる」「教えられる」マニュアルを作るためのノウハウがまとめられているため、マニュアルを作成した後の活用や管理まで考えたい方にも参考になる一冊です。
<こんな方におすすめ>
・マニュアルの作成から運用まで学びたい
・マニュアルを継続的に改善したい
・現場で使われる仕組みを考えたい
| 出版社 | 日本能率協会マネジメントセンター |
| 著者 | 日本能率協会コンサルティング |
| ページ数 | 240ページ |
| 定価 | 1,980円(税込) |
マニュアル作成に関する本を読むことで、作成手順や構成、文章の書き方、運用方法など、実際のマニュアル作成に役立つさまざまな情報を得ることができます。
マニュアルの基本的な作成方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
まとめ
今回は、マニュアル作成の参考になる本を5冊ご紹介しました。
マニュアル作成の書籍には、基本的な作成手順を学べるものから、Wordを使った具体的な作成方法、人材育成や組織づくり、作成後の運用までさまざまなテーマを扱ったものがあります。
そのため、「どのようなマニュアルを作りたいのか」「現在どのような点で困っているのか」を整理したうえで、自分の目的や課題に合った書籍を選ぶことが大切です。
マニュアルの作成には時間や手間がかかりますが、目的や使う人を意識して設計し、実際の業務で使いながら改善していくことで、組織全体の生産性向上や業務の標準化といった大きな効果が期待できるでしょう。
これからマニュアルを作成する方は、今回ご紹介した書籍を、作成の進め方や内容・構成、運用方法などを考える際の参考にしてみてください。





