2020年9月29日

ニューノーマル(新しい生活様式)の到来!企画や取材、どうしてる?社内報や広報誌の最新事情

ニューノーマル

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出版・印刷業界におけるニューノーマルの影響とは

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い実施された緊急事態宣言以降、都心を中心にテレワークも普及し、テレビ会議やオンライン会議も今や当たり前の景色となりました。

そんなご時世ですから、やはり対面での打ち合わせや取材は難しくなります。現場でしかできない作業も多い出版業においては、逐次刊行物の発行を見送ることもあり、実際に商業誌の中には合併号などで発行間隔を変えて対応する場合もありました。

季刊発行の多い社内報や広報誌の場合、発行を見送るほどの影響を受けることはありませんでしたが、社員への配布がしづらいなどの理由から、これを機に社内報をWeb化したり、アプリ化したりする企業もありました。

テレワークにオフピーク通勤など私達の働き方も大きく変わり、情報共有、コミュニケーションの手法も変わりつつありますが、社内報や広報誌にとっても大きな転換期を迎えつつあります。

そこで今回は、印刷会社から見たニューノーマル時代、withコロナ時代の最新事情をお伝えしたいと思います。

ニューノーマルならではの企画・編集事情とは

コラムなどの執筆モノについては、もともとメールで原稿をやり取りしていることも多く、大きな影響はなかったのですが、問題なのがイベントなどの取材が必要な記事です。

そのため従来であればイベントレポートを掲載するはずだった誌面を他の企画でカバーすることも多かったのではないでしょうか。

そもそも多くのイベントが延期や中止を余儀なくされました。

特に入社式や研修などは、コロナウイルス感染症による影響がもっとも高かった時期に当たり、オンラインで開催した企業もありました。

またこの時期に問題化したのは、新入社員のメンタル面です。

一度も出社せず、入社式も行われず、同僚や先輩、上司と一度も顔を合わすことなく、数ヶ月を過ごすことになり、多くの不安を抱えた人も多かったはずです。

そんなときこそ、社内報の意義が問われます。多くの企業が、コロナ禍におけるコミュニケーションの活性化を模索するなか、社員同士を繋ぐツールの一つが社内報なのではないかと思います。

この時期のコンテンツとしては、事業や技術、サービスの紹介や過去のイベントの様子を掲載したり、また名物社員や新入社員の自己紹介をしたりなど、改めて会社の実態が見えるものが多く見られました。

また家にこもりがちな社員向けにストレス発散法やリフレッシュ法などを紹介するコンテンツも多かったですが、これもコロナ禍ならではのコンテンツですね。

取材現場にもニューノーマルの影響

社内報について、全国に支社や支店を構える企業の場合、感染者数の多い東京から地方への直接取材が難しくなったと聞きます。(支社・支店側から来てほしくないと言われることも多いそう)

そのためExcelなどで質問を送り回答してもらうなど、非対面での対応が増えました。

もちろんZOOMなどのオンラインミーティングツールを使っての取材も多くなりました。

しかし社内報と違って、オンライン取材が難しいのが外部取材もある広報誌などの場合です。

ITリテラシーが低い方にとってはオンラインツールへのハードルが高く、そもそも立場上セッティングをさせること自体がNGということもあります。

手短に済ませられる簡単な内容であれば電話取材という手もありますが、長時間に及ぶ取材となると相手の負担も高くなります。

また誌面のクオリティを左右する写真についても、課題があります。ご本人からの写真の提供があったり、芸能人のように宣材写真を使えたりする場合は良いのですが、ときには直接の写真撮影が必要な場合もあります。

取材現場で気をつけることとは?

マスクケースの活用も。

取材については紙だろうがWebだろうが社内報・広報誌ともに必要なもの。

では、どういった点に気をつけたらよいでしょう。

先日テレビのニュース番組で首相官邸でのぶら下がり取材を見ていたら、自撮り棒のような長い棒にICレコーダーを取り付けて、対象者との身体的距離を保ちながらインタビューされている記者さんが多くいらっしゃいました。

このようにコロナ禍における取材現場では、3密を避けるなど、徹底した感染症対策が必要となります。

感染リスクを考慮し、取材現場で気をつけたいことを挙げてみます。

・対面時は身体的距離(1m~2m)を確保する

・アルコール消毒液などの除菌・消毒グッズを手配・常備する(手指・皮膚の消毒用に加え、清掃などに使えるものがあるとベスト)

・取材対象者も含め関係者、スタッフ全員がマスク着用、手指の消毒を必ず行う

・検温を行い、体温が37.5度以上の者は出入りを禁止する

・マスクを通しての会話は聞こえづらいことも多いため、外してもらう場合は、飛沫感染防止のため、ビニールカーテンやシート、フェイスシールドを用いる

・撮影時など、マスクを外す場合は、マスクケースやトレイなどを用い、衛生的に保つようにする
→ちなみに弊社では、抗菌効果のある紙製のマスクケースを販売しています。

ニューノーマル到来!企画や取材、どうしてる?社内報や広報誌の最新事情

読者が求めるコンテンツを継続的に掲載するためにも、企画・取材にも感染リスクへの考慮が必要です。

苦労する点も増えましたが、オンラインツールの活用など却って効率化した面もあります。

今回の感染症拡大をきっかけに、今までアナログで行ってきた工程を、デジタルに切り替えたものも多かったのでしゃないでしょうか。

例えば読者アンケートの手法も、Googleフォームなどのアンケート作成ツールを使えば簡単に作成・集計もできます。

閉塞感溢れる時代だからこそ、読者に喜んで貰えるコンテンツを作っていきましょう。