2023年8月18日
校正業務を一元化!オンライン校正ツール5選
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テレワークの普及や業務効率化、ペーパーレスなどによって、紙の校正からデータでの校正への切り替えを考えている方も多いのではないでしょうか。
データでの校正を手軽に始められる方法として、以下の記事では「Adobe Acrobat Reader DC」を使ったPDF校正の方法をご紹介しました。
「Adobe Acrobat Reader DC」は無料で簡単に校正を行うことができますが、修正指示の記入が中心のため、データの送受信やファイル管理は別途メールや管理用サーバーなど複数のツールを使う必要があります。
そこで、「修正指示を入れるだけではなく、校正の進捗確認や履歴管理、修正依頼の連絡まですべて一つのツールにまとめたい!」という方にはオンライン校正ツールがおすすめです。
オンライン校正ツールは、オンライン上でファイルを共有し、閲覧や確認、修正指示をはじめ校正業務を一元化するツールのことです。
有料のものが多いですが、校正業務がオンライン上に集約されるため、複数のデータを確認したり、メールのやりとりを遡ったりする手間が省け、校正者・制作者の両方にとって効率アップにつながります。
今回はオンライン校正ツールを5つご紹介いたします。
1.TOPPAN PRINT ONLINE
TOPPAN PRINT ONLINEは、凸版印刷が提供しているオンライン校正ツールです。
校正業務をはじめ、進捗確認や承認といった発注者側の作業から、デザインや修正などの制作者側の作業まで、一元管理・運用することができます。
印刷会社が提供しているということもあり、印刷する用紙別の色を再現できるなど、モニター上で実際の印刷物に近い色味を確認することができるのも特徴です。
サービス名 | TOPPAN PRINT ONLINE |
URL | https://solution.toppan.co.jp/creative/service/tpo.html |
料金 | 要問い合わせ |
2.Brushup
Brushup(ブラッシュアップ)は、PCだけでなくタブレット端末にも対応しているオンライン校正ツールです。紙で校正するときと同じように手書きで直接書き込むこともできます。
校正記号を入力できたり、赤字やコメントを集約してプリントアウト・PDF化できたり、アナログの操作感は残しつつ、ITツールとしての便利さを搭載しているのが特徴です。
無料プランが用意されており、まずはオンライン校正ツールを触ってみたいという方も無料で試すことができます。
サービス名 | Brushup |
URL | https://www.brushup.net/ |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限) 有料プランは月額1,180円~ |
3.proofrog
proofrog(プルーフロッグ)は、校正データの共有や修正前後の比較をはじめ、校正業務に必要なシンプルな機能が備わっています。
公式サイトではデモ動画を公開しており、操作画面や実際の機能を確認することも可能です。
無料プランのほかに、有料プランも14日間無料で使うことができるので、まずは試してみるのもいいかもしれません。
サービス名 | proofrog |
URL | https://proofrog.cloud/ |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限あり) 法人向け有料プランは年額26,400円~(14日間の無料体験版あり) |
4.APROOVE
APROOVE(アプルーブ)は、オンライン上で校正業務を行えることに加え、承認や入稿などの操作に応じて、校正依頼や作業通知など進行管理における定型業務を自動化することができるのが特徴です。
リアルタイムで進捗が確認できるため、連絡を取りまとめる手間が省けるだけでなく、連絡のし忘れや共有漏れの防止にもつながります。
PDFや画像データ以外にも、動画や音声ファイルなどの校正にも対応しています。
サービス名 | APROOVE |
URL | https://www.vpj.co.jp/product/lp/aproove.html |
料金 | 要問い合わせ |
5.Ziflow
Ziflow(ジーフロー)は、レビュー・承認に特化したオンライン校正ツールです。ユーザーの権限設定やフォルダ設計、ワークフローの自動化など、校正にかかる業務をツール上で完結させることができます。
保存容量が無制限のため、校了後のデータをそのままツール上でアーカイブとして保管することも可能です。
また、ChatGPTを活用したAI機能が搭載されており、修正指示を入れている最中にチャットボットに質問をしたり、要約をしてもらうこともできます。
サービス名 | Ziflow |
URL | https://www.swtoo.com/ziflow/ |
料金 | 要問い合わせ |
まとめ
今回はオンライン校正ツールを5つご紹介いたしました。
校正業務をツール上に集約することで、スケジュールや校正状況を可視化できるだけでなく、確認漏れや修正ミスといったリスク軽減にもつながり、業務効率アップが期待できます。
ツールによって費用や機能が異なりますので、各サイトで詳しく確認してみてください。