2025年3月24日

校正業務を一元化!オンライン校正ツール6選

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

近年、テレワークの普及や業務効率化、ペーパーレス化の流れを受け、紙の校正からデータ校正への切り替えを検討している方も多いのではないでしょうか?

データでの校正を手軽に始める方法として、以下の記事では「Adobe Acrobat Reader DC」を使ったPDF校正の手順をご紹介しました。

「Adobe Acrobat Reader DC」は無料で簡単に校正を行うことができますが、修正指示の記入が中心のため、データの送受信やファイル管理には別途メールや管理用サーバーなど複数のツールを使う必要があります。

そこで、「修正指示を入れるだけではなく、進捗確認や履歴管理、修正依頼の連絡まで、すべて一つのツールで完結させたい!」という方におすすめなのが、オンライン校正ツールです。

オンライン校正ツールとは、オンライン上でファイルを共有し、閲覧・確認・修正指示などの校正業務を一元化できるツールのことです。有料のものが多いですが、校正業務がオンライン上に集約されるため、複数のデータを確認したり、メールのやりとりを遡ったりする手間が省け、校正者・制作者の両方にとって業務効率の向上が期待できます。

そこで今回は、オンライン校正ツールを6つご紹介いたします。

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おすすめのオンライン校正ツール

1.TOPPAN PRINT ONLINE

TOPPAN PRINT ONLINE_キャプチャ

TOPPAN PRINT ONLINEは、凸版印刷が提供するオンライン校正ツールです。

校正業務をはじめ、進捗確認や承認作業など発注者側の業務から、デザインや修正など制作者側の作業まで、一元管理・運用することができます。

また、印刷会社が提供しているツールということもあり、印刷する用紙別の色をモニター上で再現できるなど、実際の印刷物に近い状態で構成を行うことができるのも特徴です。

サービス名TOPPAN PRINT ONLINE
URLhttps://solution.toppan.co.jp/creative/service/tpo.html
料金要問い合わせ

2.Brushup

Brushup_キャプチャ

Brushup(ブラッシュアップ)は、PCだけでなくタブレット端末にも対応しているオンライン校正ツールです。紙の校正と同じ感覚で手書きの書き込みができるため、デジタルツールに不慣れな方でもスムーズに利用できます。

校正記号の入力や、赤字やコメントのプリントアウト・PDF化など、アナログの操作感を残しつつ、デジタルならではの便利さを兼ね備えているのが特徴です。

無料プランも用意されているため、初めてオンライン校正ツールを試してみたいという方にも最適です。

サービス名Brushup
URLhttps://www.brushup.net/
料金無料プランあり(一部機能制限)
有料プランは月額1,180円~

3.UI Collabo

UI Collabo_キャプチャ

UI Collaboは、Webサイトの校正に特化したオンライン校正ツールです。優れた画面キャプチャ機能を備え、複数のページを階層構造で管理することができます。

新旧デザインの比較や透過表示が可能で、デザインの差異を視覚的に把握しやすいのが特徴です。また、異なるブラウザサイズごとに確認・修正指示を出すことができるため、レスポンシブデザインのチェックにも適しています。

スタータープランは無料で利用できるほか、有料プランも初月は無料で試せるため、まずは使用感や機能を試してみたいという方にも最適です。

サービス名UI Collabo
URLhttps://uicollabo.com/ja/
料金無料プランあり(一部機能制限)
有料プランは月額980円~(初月無料)

4.proofrog

proofrog_キャプチャ

proofrog(プルーフロッグ)は、シンプルで使いやすいオンライン校正ツールです。校正データの共有や修正前後の比較といった基本機能を備えており、直感的に操作できるのが特徴です。

公式サイトではデモ動画が公開されており、導入前に操作画面や実際の機能を確認することも可能です。

個人向けプランと法人向けプランがあり、どちらも14日間無料で試せるため、まずは実際に使ってみるのもよいでしょう。

サービス名proofrog
URLhttps://proofrog.cloud/
料金個人向けプランは月額1,980円~(14日間の無料デモあり)
法人向けプランは要問い合わせ(14日間の無料デモあり)

4.APROOVE

APROOVE_キャプチャ

APROOVE(アプルーブ)は、オンライン上での校正業務に加え、校正依頼や作業通知などの進行管理を自動化できるのが特徴です。

リアルタイムで進捗を確認できるため、連絡の手間を省けるだけでなく、連絡漏れや共有ミスの防止にもつながります。

さらに、PDFや画像データだけでなく、動画や音声ファイルなどの校正にも対応しており、幅広い業務に活用できます。

サービス名APROOVE
URLhttps://www.vpj.co.jp/product/lp/aproove.html
料金要問い合わせ

6.Ziflow

Ziflow_キャプチャ

Ziflow(ジーフロー)は、レビュー・承認に特化したオンライン校正ツールです。ユーザーごとの権限設定やフォルダ設計、ワークフローの自動化など、校正に関わる業務を一つのツール上で完結させることができます。

また、保存容量が無制限のため、校了後のデータをそのままアーカイブとして保管することも可能です。

さらに、ChatGPTを活用したAI機能を搭載しており、修正指示を入れる際にチャットボットへ質問をしたり、内容を要約してもらったりすることもできます。

サービス名 Ziflow
URL https://www.swtoo.com/ziflow/
料金要問い合わせ

まとめ

今回は、オンライン校正ツールを6つご紹介いたしました。

オンライン校正ツールを活用することで、スケジュール管理や校正状況の可視化ができるだけでなく、確認漏れや修正ミスの防止にもつながり、業務効率の向上が期待できます。

各ツールによって料金や機能が異なるため、自社の業務フローに合ったものを選びましょう。ぜひ、各公式サイトで詳細をチェックしてみてください。

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