2016年8月12日
ターゲティングにエリア設定…チラシで販促効果を上げる4つの方法
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チラシの効果を上げる方法とは?
チラシの反響率が低い、効果がないという人は、一番大事なことを見落としているかもしれません。
新聞折込やポスティング…チラシには様々な配布手段がありますが、ただ配るだけではその効果は期待できないでしょう。
どんな広告物においても、目的やゴールが明確でなければ、最適なターゲットもクリエイティブも不透明なままです。
改めて「何を」「誰に」を伝えたいのか、どのような効果を目的とするのか、配布方法も含めて見直してみませんか。
そこで今回は、チラシの販促効果を上げる4つの方法をご紹介したいと思います。
チラシの販促効果を上げる方法1.目的・コンセプトを設定する
まずは、チラシの目的(ゴール)、コンセプトの設定です。
商材、ターゲット、オファーの有無、コンテンツ構成など、まずはチラシを作ることの目的を確認し、企画・コンセプト設定をします。
アピールすべきこと、強調したいことが把握できていれば、自然とコンテンツの内容も決まってきます。
チラシの目的は、認知や来店促進、購入促進、リピート促進、休眠顧客の掘り起こし…など様々です。
目的が決まれば、クリエイティブやターゲティング、エリア、配布方法も確定できます。
非常に大事なポイントですので、ここは手を抜かないようにしましょう。
チラシの販促効果を上げる方法2.ターゲットを明確にする
目的が決まったら、次はターゲティング、つまりターゲットを選定します。
ご存知のとおりターゲットは商品特性によっても変わりますし、目的によっても変わります。
ターゲティングとは、ターゲットとなる市場を選定する行為を指します。つまりチラシ制作の前提条件となる「誰に」の部分です。
チラシは、DMのように住所や属性などの明確な情報(リスト)を元に配布するわけではありません。ポスティングにしろ、新聞折込にしろ、ターゲットにピンポイントに届けることは難しいでしょう。
だからといって、チラシにターゲティングが必要ないかというと、決してそうではありません。
なぜなら、明確なターゲティングがなければ、「誰に」「何を」伝えるかがブレてしまい、反響率に大きな影響を与えてしまうからです。
ターゲットが明確になれば、配布方法も変わってきます。
予めターゲットが設定されていれば、配布先の細かい属性データを持つポスティング業者、世帯属性データを持つタウンプラスなどが配布依頼先の選択肢に入るはずです。
参考:
新規出店でDMリストがない…郵便局のタウンプラスを使おう!
また、新聞各紙の読者層とターゲットを照らし合わせ、折込広告を検討することも可能です。
効果的な配布手段を検討するためにも、ターゲティングは欠かせない作業となります。
チラシの販促効果を上げる方法3.エリア・配布方法を精査する
あなたもご存知のとおり、チラシの配布にはDM(ダイレクトメール)のように、リストがあるわけではありません。
そのため、ターゲットにピンポイントにチラシを届けることができません。
地域密着型であれば、商圏にある全世帯にくまなく配る方法も有効ですが、できるだけターゲットに近い世帯に配りたいというのであれば、エリアに詳しく、エリアセグメンテーションが可能なポスティング業者を使うのも良い選択です。
参考:
エリア、家族構成…チラシをより効果的にする配布先のセグメントとは
経験、ノウハウをどう見極める?良いポスティング業者の選び方、3つのポイント
またタウンプラスのように、郵便局の持つ世帯データを元に、対象エリアの狙った属性にピンポイントにチラシを配布する方法もあります。
ポスティング業者を選定する際は、セグメンテーションポストが可能かどうかも基準の一つに加えてみてください。
チラシの販促効果を上げる方法4.タイミング
土曜日の折込チラシには、必ずといっていいほど、スーパーのチラシや家電量販店のチラシが入っていますよね。
これは、土曜日であれば幅広い年代の方が目を通すことや、家族や単身者を問わず多くの人が外出する機会が多いことを狙ったものです。
チラシの内容は、商品ラインナップ、SALE情報や割引クーポンなどのオファーがメインで、中にはイベントや催事を告知するものもあります。
多くの人の興味・関心を引く情報を元にチラシを制作・配布し、集客を狙います。
このようにチラシを配布するには、いつ配るかも大事な要素です。
また曜日だけでなく、季節モノは年間を通して適切なタイミングがあります。どのタイミングが良いのかは、販促カレンダーを参考にすると良いでしょう。
参考
季節イベントをチェック!DM、チラシに必須な年間販促カレンダーと活用方法
チラシの高い販促効果を上げる方法 まとめ
チラシは、実は細かい戦略が必要な販促手段です。
予算が潤沢にあれば、商圏にある全ての世帯に配ることもできますが、印刷代や用紙代、ポスティング代を考えると、なかなかそうは行かない場合があります。費用帯効果も未知数です。
費用対効果を上げるためにも、コンセプト設定から配布方法まで、念入りに検証する必要があります。
また効果を上げるために一つおすすめなのが、一度自分の足で配ってみることです。
集合住宅一つとっても、学生向け、単身者向け、団地、分譲マンションなど、商圏を大きく占める層がそれぞれ見えてきます。
分譲マンションなどはポスティングが禁止されているところも多いため、新聞の折込広告の方がリーチしやすい、などの分析もできます。投函されている新聞を見て、シェアを確認することもできますね。
チラシは、一度配ったら終わりではありません。何度も繰り返すことで認知を重ねて、反響に繋げるものです。
チラシの効果測定については、以前ご紹介しています。
今回ご紹介した手法を元に、効果測定を重ねて、コンテンツや配布方法のPDCAを回してみましょう。