2016年8月22日
売れないチラシとは?よくある7つの特徴
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売れないチラシとは?
新聞折込や郵便受けにある大量のチラシの中でも、読まずにゴミ箱に捨てられてしまうチラシとそうでないチラシがあります。
捨てられなくても、一通り読んだところで不要と思われるものもあれば、すぐに購入や来店に結びつくもの、今は不要だが手元に置いておこうと判断されるものもあります。
チラシの良し悪しは、デザインやキャッチコピーだけでなく、商品説明文や使用する写真、レイアウトにいたるまで様々な要素で決まります。
売れないチラシ、ダメなチラシとはいったいどんなチラシなのでしょうか?
そこで今回は、悪いチラシの特徴をご紹介したいと思います。
売れないチラシの特徴1.情報過多
情報を詰め込みすぎて何を伝たいのかわからないチラシをよく見ます。
伝えたい事がたくさんあるのはわかります。
まずはキャッチコピーを中心に、興味を持たせることを重点に置きましょう。
チラシに最低限必要なのは、以下の6つです。
1.キャッチコピー
2.画像(写真)
3.商品概要
4.お客様の声
5.オファー
6.購入先情報(問い合わせ先)
商品概要は、特徴がわかる程度の簡単なもので構いません。※ただし誤解を招くような表現はなるべく避けてください。
詳細を知りたければ、顧客は問い合わせたりネットで調べるでしょう。
またチラシには限られたスペースしかないため、情報を詰め込み過ぎると雑多な印象にもなります。
レイアウト上の図版率もバランスよくしなければなりません。
チラシやポスター、または冊子の表紙は、インパクトを与える画像や象徴する写真を使うため、年齢に関係なく図版率は高くなりますが、読みやすい図版率は50%~70%ほどだと言われています。
売れないチラシの特徴2.瞬時で判断できない
顧客は、手にとったチラシを見て、必要かどうかを瞬時に判断します。
極端な話、捨てられないためには、顧客が3秒程度で自分にとって必要なチラシであることを判断させなければいけないのです。
まずは、「自分にとって良い情報があるのかもしれない」と期待させる内容を前面に押し出す必要があります。
売れないチラシの特徴3.ターゲットが曖昧、わからない
誰に向けたチラシなのかがわからない内容では、チラシを必要とする人にも伝わりません。
また捨てられるチラシが全て悪いかというと、そうではありません。
読んだ人がターゲットではなかった、という場合もあるのです。
全ての人に読んでもらう必要はありません。
購入してもらえそうな人、利用してもらえそうな人に確実に届けるためには、ターゲットを明確にしなくてはいけません。
ターゲットが明確ではないと、キャッチコピーもオファーも定まらないのです。
売れないチラシの特徴4.必要な情報がない
冒頭で情報過多なチラシはよくないといいましたが、必要な情報がないのも考えものです。
例えば、50%OFFと前面に押し出しているのに、通常価格が入っていなかったり、キャンペーンやSALEの開催時期が書いていなかったりすれば、顧客は混乱しますしクレームに繋がる可能性もあります。
特に割引やオファーの表示は内容次第で景表法違反になる可能性もあるため、気をつけなくてはいけません。
参考:
信用失墜!誇大、虚偽、二重価格…使っちゃいけない広告禁止用語
売れないチラシの特徴5.一番伝えたいことが伝わってこない
チラシの目的は、商品認知や来店、購入へと導くことです。
「美味しいです」「かっこいいです」「新しいです」…いくら商品の素晴らしさを語ったところで、簡単に反応してくれるほど顧客は甘くありません。
チラシを使って顧客に一番伝えたいことはなんでしょうか?
キャンペーンのお知らせであれば、それは顧客にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
新商品のお知らせであれば、従来品より何が優れているのでしょうか、どのような特徴があるのでしょうか、どのような悩みを解消してくれるのでしょうか?
顧客にとってのメリットを、顧客目線で伝えることによって「行ってみようかな」「買ってみようかな」と興味を持ち始めるのです。
参考:
プロが教える!誰でもできる簡単なキャッチコピーの作り方
売れないチラシの特徴6.オファーに頼り過ぎている
また、無料や割引などのキラーワードは、顧客にとって魅力的ですが、安易に頼るのも危険です。
割引クーポンなどのオファーは、集客力は確かにあるのですが、ターゲット以外の顧客が集まりやすく、優良顧客が獲得しにくいデメリットもあります。
結果、商品そのもの魅力ではなく、毎回オファーによる集客に頼らざるを得なくなります。
売れないチラシの特徴7.読みづらい、見づらい
伝えたいことを伝えるためには、読みやすさも意識しなければいけません。
いくら内容が良くても配色やフォントの遣い方で台無しになってしまうことがあります。
例えば、素人が作成したやチラシやPowerPoint資料などで時折見かけるのが、「調和がとれていない」「色が多すぎる」「見づらい」デザインです。
フォントの使い方次第で情報の伝わり方が変わるということは、つまり集客力や反響率にも影響を与えるということにもなります。
調和のとれていないデザインは、伝わりづらいだけでなく、商品や企業の印象も悪くしてしまいます。
売れないチラシとは?よくある7つの特徴 まとめ
一瞬で伝えたいことを判断できないチラシは、顧客にすぐに不要と判断され、即座にゴミ箱行きになります。
また読まれたとしても不要と判断されることもあるでしょう。
そして、わかりにくい、読みづらい、必要な情報がない…などの理由で顧客に不快感を与えてしまうこともあります。
客観的に見て、「何を伝えたいチラシなのか」「必要な情報が抜けていないか」を見極めるには、第三者に見てもらい判断してもらうのもおすすめです。
「伝えたいことを伝える」ことを意識し、顧客目線でチラシを作りましょう。