2025年10月24日

おすすめの3Dプリントサービス5選! 特徴・メリット・活用法も解説

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

3Dプリントサービスとは?

3Dプリントサービスとは、3Dデータをもとに立体物を造形してくれる出力サービスです。

3Dプリンターを持っていなくても、オンライン上でデータをアップロードするだけで、試作品やパーツ、デザインアイテムなどを手軽に製作できます。

自社で3Dプリンターを導入する場合は、機材の購入やメンテナンスなどのコスト負担が大きくなります。そのため、「必要なときだけ依頼したい」「少量だけ製作したい」といったニーズに対して、3Dプリントサービスは非常に便利です。

樹脂や金属、石膏、ナイロンなど、幅広い素材に対応しています。

3Dプリントサービスを利用するメリット

1. 導入コストを抑えられる

自社で3Dプリンターを導入すると、機材費や材料費、メンテナンス費用などがかかります。

一方、3Dプリントサービスを利用すれば、必要なときだけ外注できるため、初期投資を大幅に抑えることができます。

2.短納期・低コストで製作可能

3Dプリントは金型を必要としないため、短時間での造形が可能です。そのため、短納期・低コストでの製作を実現でき、小ロット生産にも柔軟に対応できます。

また、データの入稿から納品までオンラインで完結するため、試作・検証・再造形といった工程をスピーディーに進められ、開発スピードの向上にもつながります。

3.高品質な造形を手軽に依頼できる

プロ仕様の設備を備えた3Dプリントサービスでは、高精度で美しい仕上がりが期待できます。精度や専門性が求められる試作・デザインであっても、安心して依頼できる点が大きな魅力です。

さらに、幅広い素材に対応しているため、最適な素材を比較・検証しながら開発を進めることもできるでしょう。

3Dプリントサービスの主な活用シーン

ここまでご紹介したように、3Dプリントサービスはさまざまな業界や用途で活用されています。

代表的なのは、試作品や製品モデルの製作です。設計段階で形状・サイズ・素材を確認できるため、製造前の検証に役立ちます。

また、オリジナルパーツやデザイン雑貨を制作するクリエイターも多く、少量生産や一点ものの製作にも最適です。

さらに、教育・研究分野では教材や実験モデルの作成に、医療分野では手術シミュレーション用のモデル製作に、建築分野では建築模型の製作などにも活用されています。

マニュアル作成や取扱説明書の作成ならマニュアル制作.com

おすすめの3Dプリントサービス5選

1.DMM.make(合同会社DMM.com)

3Dプリントサービス_合同会社DMM.com

DMM.makeは、DMM.comが提供する3Dプリントサービスです。法人・個人を問わず利用でき、比較的リーズナブルな価格設定が特徴です。

樹脂や金属など、全68種類の素材から選択可能で、素材ごとに「1㎤あたりの材料費の目安」や「発送までの日数の目安」が明示されています。

また、3Dデータさえあれば出品料0円で作品を販売できる「クリエイターズマーケット」も展開。注文が入ってから3Dプリント・発送までしてくれるため、個人のクリエイターでも在庫リスクなく出品できます。

会社名合同会社DMM.com
URLhttps://make.dmm.com/
料金ポリプロピレン 1㎤あたり57円~
エコノミーレジン 1㎤あたり75円~
※素材・サイズにより異なる

2.リコー3Dプリンター出力サービス(株式会社リコー)

3Dプリントサービス_株式会社リコー

複合機やコピー機で知られる株式会社リコーが提供する3Dプリントサービスです。

嵌合や組み立てに適した高強度の素材、模型向けの高精細な素材、耐熱温度の高い素材など、用途に応じた豊富な造形素材を取り揃えています。用途や予算に合わせて、最適な素材を提案してもらうことも可能です。

また、3Dデータにエラーが発生した場合でも、3DプリントとCADに精通したエンジニアがさまざまなエラーの解消をサポート。初めての方でも安心して利用できるサポート体制が整っています。

会社名株式会社リコー
URLhttps://www.ricoh.co.jp/3dp/print_service
料金要問い合わせ

3.Bfull 3Dプリントサービス(株式会社Bfull)

3Dプリントサービス_株式会社Bfull

光造形専門で10年以上の実績を持つ株式会社Bfullが提供する3Dプリントサービスです。

日本最大級の大型光造形3Dプリンターを22台を保有しており、高い生産力による短納期・低価格を実現しています。3Dプリンターの得意とする一点モノや数百単位の小ロット量産にも対応。

さらに、案件ごとに専任エンジニアがアサインされ、データの確認からサポートデザイン、造形に至るまで丁寧に対応してくれます。高い技術力とサポート品質により、リピート率は95%以上を誇ります。

会社名株式会社Bfull
URLhttps://3dprinter.be-full.jp/
料金小サイズ(100mmまで)|マウス|光造形|9,000円
中サイズ(400mmまで)|自動車ハンドル|光造形|70,000円
大サイズ(800mmまで)|自動車グリル|光造形|140,000円
特大サイズ(2000mmまで)|展示オブジェ|光造形|800,000円

4.3Dプリントサービス(丸紅情報システムズ株式会社)

3Dプリントサービス_丸紅情報システムズ株式会社

30年以上にわたり3Dプリンターを取り扱っている丸紅情報システムズ株式会社が提供する3Dプリントサービスです。

大型モデルや高耐熱モデル、フルカラーモデルなど、豊富な3Dプリンター機種を導入しており、用途に応じた高品質な造形が可能です。

依頼時には、用途や要望などを丁寧にヒアリングし、最適な造形をコンサルティングしてくれるため、初めてでも安心して利用できます。また、ショールームでサンプルモデルの見学もでき、依頼前に実物を確認できるのも魅力です。

会社名丸紅情報システムズ株式会社
URLhttps://www.marubeni-sys.com/3dprinter/service/3dprinting/
料金要問い合わせ

5.3Dayプリンター(株式会社メルタ)

3Dプリントサービス_株式会社メルタ

3Dプリント事業を中心に展開する株式会社メルタが提供する3Dプリントサービスです。

その名のとおり、入稿から標準3日で納品されるスピード対応が特徴で、フィギュアやイベント用品、ノベルティ、工業用パーツ、研究用モデルなど、幅広い分野の造形物をスピーディーに製作できます。

また、3Dデータがない場合でも見積もり可能で、3Dデータ作成代行を依頼できるほか、塗装や研磨、接着といった後加工まで一貫して依頼することができます。

会社名株式会社メルタ
URLhttps://3day-printer.com/
料金ナイロン樹脂 4,000円~
ABSライク樹脂 8,000円~
PPライク樹脂 15,000円~
※素材・サイズにより異なる

まとめ

今回は、3Dプリントサービスを5つご紹介しました。

3Dプリントを上手に活用することで、試作品の検証や商品開発のスピードアップ、少量生産やオリジナルアイテムの製作など、ものづくりの幅を大きく広げることができます。

3Dプリンターがなくても、手軽に高精度な造形物を製作できるため、ぜひ参考にしてみてください。

マニュアル作成や取扱説明書の作成ならマニュアル制作.com