2016年5月25日
販促からマニュアルまで採用続々!漫画化がもたらすメリット・デメリットとは

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漫画化がもたらすメリット、そしてデメリットとは?
漫画なんて子供が読むもの…と思われていた時代はいまや遠い昔です。現在日本の漫画は海を越えて世界中で親しまれています。
そのような漫画ですが、最近ではポスターやパンフレットなどの販促物、商品マニュアルや教材などの教育資料にも多く使われるようになりました。
他にも、官公庁や自治体などによる各種啓発資料、企業の研修資料や業務マニュアルなど、大人を対象とした印刷物にも漫画は多く使われるようになりました。
若い世代でなく中高年にとっても、活字より漫画の方が親しみを感じているのかもしれません。
そこで今回は、チラシやパンフレット、マニュアルなどを漫画化することへのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
漫画化のメリットとは
まずはメリットからご紹介します。
漫画化のメリット1.手に取ってもらいやすくなる
親しみやすく、手にとりやすいのは漫画ならではの特徴です。
興味のない分野であっても、漫画なら読んでもいいと思うことはありませんか?
例えば同じ内容の本でも、表紙がイラストの場合とそうでない場合、2種類あればイラストがある本を手にとるのではないでしょうか。
漫画とまではいかなくても、少しのイラストがあるだけで親しみやすさが増します。
漫画化のメリット2.わかりやすい
漫画の特徴である連続する絵と吹き出しによるストーリーは、難しい内容をわかりやすく表現することができます。
研修資料や業務マニュアルに漫画が採用されるのは、そのわかりやすさからです。
漫画には、難しい内容でも多くの人の関心を惹きつける魅力があります。
古い歴史を扱った漫画が若い人の支持を受けているのもそうですし、漫画をきっかけに化学や医療など専門分野を勉強する人が増えたり、就職志望者が増えたり…といった影響もそうです。
漫画には、子供から大人まで人を動かす大きな影響力があるのです。
漫画化のメリット3.スペースが省略できる
文章なら何行何ページに及ぶ説明も、漫画なら1カット1ページで簡単に説明できてしまいます。
例えば、細かい描写が必要な景色の説明も、漫画1コマで表現が可能です。
情報量の多い内容を少しのスペースで伝えることができるのは、漫画の大きなメリットです。
漫画化のメリット4.老若男女に読んでもらえる
手にとりやすいということは、老若男女多くの人に読んでもらえるということです。
漫画は若い世代向けのものと思われがちですが、意外にも幅広い世代に受け入れられています。
これは、40〜50代の女性をターゲットとした美容サプリメントの販促漫画です。サプリメントを飲んだ効果の先にあるものを漫画で表現しています。
また、老眼など視力の衰えた中高年層や高齢者に対するアプローチツールとしても有効です。 小さいコマ割りを避け、大きいフォントによる画面構成を行うことで、視認性、文字判読性を高めることもできます。
小学生からお年寄りまで、幅広い年齢の人々に読んでもらいたいコンテンツにも、漫画は使えるツールなのです。
漫画化のデメリットとは
もちろん漫画化のデメリットもあります。
漫画化のデメリット1.細かい内容がカバーできない
漫画はわかりやすさがメリットではあるのですが、わかりやすさを追求するあまり、要点は押さえているものの詳細は端折ることが多いです。
最近多くのビジネス書が漫画化されていますが、漫画では書籍の全てを網羅しきれていません。
漫画化のデメリット2.イメージが軽く見える
漫画は親しみやすさがメリットでもあるのですが、「軽く見える」「威厳がない」といったネガティブイメージを持つ人もいます。
ブランドイメージによっては、漫画が向いていないこともあります。
漫画化のデメリット3.費用が高くなる
漫画を書く場合、通常のデザイン費に加え、漫画家さんへの報酬や人件費がかかります。
例え1コマ、1ページであっても、通常のパンフレット類よりは費用は高くなります。
しかし、ページまるごとではなく挿絵だけなどピンポイントで漫画を採用する方法もあります。
予算に応じて検討しましょう。
漫画化の向き不向きを考えて販促に活用する方法
漫画化のメリット・デメリットから使い所を考えてみます。
まず、イラストを用いることで理解がしやすくなる商品やサービス、対象年齢が若い世代向けの場合は漫画を活用するべきでしょう。
反対に、ブランディングされた商品やサービス、幼い印象にしたくない場合、また対象年齢が高齢層・知識層向けの場合は漫画の活用は控えるべきでしょう。
いくら特徴を持たせたいからといって安易に漫画を取り入れる前に、マーケティング視点で向き・不向きをよく見極めてから取り入れるようにしてください。
また、漫画を採用する場合は漫画のタッチやテイストも十分に検討しましょう。
例えば、真面目なトーンで行きたいなら劇画タッチ、アメコミ風のカジュアルスタイル、若年層向けなら少年漫画風、女性向けなら少女漫画風…などテイストによってターゲットが受ける印象は変わります。
漫画を使ったマーケティングは、取り扱う印刷会社や制作会社が増え、成果の高い手法として確立されつつあります。
また、以前よりも低コストで制作することも可能になってきています。
自社の商品やサービスを宣伝するために漫画を活用すべきかどうか迷ったら、一度専門家に相談してみることをおすすめします。
わたしたちもオリジナル漫画作成サービス「漫画化伝説」で漫画制作を承っております。いつでもご相談ください。