2022年12月6日
ビジネスチャットツール5選!料金や機能を比較
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ここ数年でテレワークが一般的になり、社内外を問わずオンライン上でコミュニケーションをとる機会が増えてきました。
情報共有や連絡の方法が見直される中でビジネスにおけるチャットの利用も普及してきましたが、チャットツールは種類が多く、どれがよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、代表的なビジネスチャットツールを5つご紹介し、料金や機能について比較していきたいと思います。
これからチャットの導入を考えている方はもちろん、今使っているチャットに不満を感じている方や乗り換えを検討されている方もぜひ参考にしてみてください。
ビジネスチャットとは
ビジネスチャットとは、ビジネスに特化したチャットによるコミュニケーションツールです。近年はメールや電話などと並ぶ連絡手段として広く使われています。
チャットの最大の特徴は「スピーディーなやりとりが可能」「複数人でのやりとりに向いている」ということです。
送信した内容が即時に反映されるためリアルタイムで会話を進めることができますし、メールのようなかしこまった挨拶や署名も不要です。
グループチャットを使えば複数人でスムーズに会話を進めることができ、コミュニケーションの効率化にもつながります。
関連記事:ビジネスチャットで気を付けたい6つのマナーと上手な活用方法
Chatwork(チャットワーク)
Chatworkは、370,000社以上が導入しており、国内利用者数は4年連続でNo.1の国産ビジネスチャットツールです。
日本企業が開発・運営しており、高いセキュリティとシンプルで操作しやすいUI(ユーザーインターフェース)が特徴です。
Chatworkユーザーであれば、IDを共有するだけで社内外を問わず誰とでもやりとりができるので、社外のユーザーやクライアントとの連絡にも活用することができます。
また、タスク管理機能も備わっており、自分のToDo管理はもちろん、チャット内で「だれが」「何を」「いつまでにやるのか」というタスクを割り振ることができ、相手に仕事を依頼するときや複数人で作業の進捗状況を確認したいときにも便利です。
料金プラン
- フリー 0円(機能制限あり)
- ビジネス 500円~(1ユーザー/月)
- エンタープライズ 800円~(1ユーザー/月)
公式サイト:https://go.chatwork.com/ja/
Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)
Microsoft Teamsは、Microsoft社が提供しているツールで、Windows10にはあらかじめインストールされています。
Microsoft Teamsの最大の特徴は、WordやExcel、PowerPointなどMicrosoftが提供しているアプリケーションと連携しやすいという点です。
通常WordやExcelの資料を複数人で共有・編集するには、ローカルで作成したファイルをチャット上にアップし、他の人はそのファイルを一度ダウンロードしてから編集し、再度アップロードする必要がありました。
しかし、Microsoft Teamsの場合にはチャット上で直接ファイルの編集を行ったり、複数人で共同編集を行うことできるため、資料の共有や編集が非常にスムーズです。
他のチャットツール同様、音声通話やビデオ通話が可能ですが、自動文字起こし機能が備わっていたり、会議に最大300人まで参加できるなど、大規模な会議やミーティングに対応しているのも特徴です。
料金プラン
- 無料 0円(機能制限あり)
- Microsoft Teams Essentials 430円(1ユーザー/月)
- Microsoft 365 Business Basic 650円(1ユーザー/月)
- Microsoft 365 Business Standard 1,360円(1ユーザー/月)
- Microsoft 365 Business Premium 2,390円(1ユーザー/月)
※「無料プラン」と「Microsoft Teams Essentials」はTeams単体でのプラン。
「Microsoft 365 Business Basic」「Microsoft 365 Business Standard」「Microsoft 365 Business Premium」はMicrosoft365のアプリの一つとしてTeamsが含まれています。
公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software
slack(スラック)
slackは世界150カ国以上で利用されているビジネスチャットツールで、日本ではIT系や外資系企業を中心に導入されています。
slackの特徴は、連携できる外部ツールが多いことです。
「Googleドライブ」や「Drop box」などのファイル共有アプリから「Sales force」や「Adobe CC」「Zoom」など2,400以上の外部ツールと連携することができます。
複数のツールで管理していた情報をSlackに集約して一元管理することができるので、業務の効率化はもちろん、通知の見逃しや共有漏れの防止にもつながります。
社内で利用しているツールやアプリが多い場合は、社内の情報管理の軸としても活用することができます。
世界シェアNo.1のチャットツールのため、海外とのやりとりが多い企業にもおすすめです。
料金
- フリー 0円(機能制限あり)
- プロ 925円(1ユーザー/月)
- ビジネスプラス 1,600円(1ユーザー/月)
公式サイト:https://slack.com/intl/ja-jp
LINE WORKS(ラインワークス)
LINE WorksはメッセージアプリLINEのビジネス版です。
多くの人が利用しているLINEと同じ使い勝手のため導入のハードルが低く、使い方の周知や統一にあまり時間がかからないことや、「難しくて使いこなせない」というリスクが少ないことが特徴です。
ビデオ通話やファイル共有のほか、出欠確認やスケジュール調整、社内外向けのアンケート作成など、幅広い機能が備わっています。
また、ビジネスチャットツールには珍しく、LINEと同様に既読・未読の確認をすることも可能です。
料金プラン
- フリー 0円(機能制限あり)
- スタンダード 450円(1ユーザー/月)
- アドバンスト 800円(1ユーザー/月)
公式サイト:https://line.worksmobile.com/jp/
Google Chat(グーグルチャット)
Google ChatはGoogleが運営しているチャットツールで、Googleアカウントを持っていれば新しく会員登録することなく利用することができます。
Googleが提供しているさまざまなサービスと連携できるのが特徴で、Googleカレンダーに登録した予定をグループチャットで複数人と共有したり、参加予定の会議をチャット上で管理することもできます。
GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートをチャット上で共同編集することもできるので、普段からGoogleのツールを使っている方におすすめです。
また、AIによる自動アカウントであるbotを使うことができるのも特徴です。100種類以上のbotがあり、botを使えば別のアプリケーションからの通知をチャットで受け取ることができたり、タスクをリマインドしてくれるなど、業務の効率化にもつながります。
料金プラン
- Business Starter 680円(1ユーザー/月)
- Business Standard 1,360円(1ユーザー/月)
- Business Plus 2,040円(1ユーザー/月)
公式サイト:https://workspace.google.co.jp/intl/ja/products/chat/
まとめ
今回はビジネスチャットツールを5つご紹介しました。
ビジネスチャットを選ぶ際には「コスト」「機能」「使いやすさ」「セキュリティ」が重要になってきますが、まずはそれぞれのツールについてよく知り、自社にあったツールを選ぶことが大切です。
無料版やお試し版で利用できるツールもあるので、実際に使い勝手を確認してみるのもいいかもしれません。
▼ビジネスチャットのマナーについては以下の記事を参考にしてみてください。