2016年6月28日

DMの効果測定に必要な4つのチェックポイント

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

DMの効果測定におけるチェックポイントとは?

DMは一度送って終わりではありません。

DMによるマーケティング活動は、様々な目的やターゲットに応じて送付し、PDCAを重ねて効果を上げていくものです。

またDMには、来店促進や購入促進などの最終的な目標があります。

そして最終的な目標を達成するためには、ターゲットの選定やキャンペーンなどのあらゆる施策を行う必要があります。

PDCAを回していくためにも、ターゲットや施策などの効果測定が終わった後には、それぞれの検証と改善を行うことも大事な作業です。

そこで今回は、DMの効果測定におけるチェックポイントについてご紹介したいと思います。

DMの効果測定におけるチェックポイント

では早速ですが、DMの効果測定におけるチェックポイントをご紹介しましょう。

DMにおける効果測定のチェックポイント1.デザイン

デザインやレイアウトも、DMの反響率の良し悪しを決める要素になります。

なぜなら商材やオファーなどが同じ条件でも、デザインが違うだけで反響率に違いが出るからです。

デザインの検証をしたい場合は、WebサイトにおけるA/Bテストのように数パターンを出稿し、どのデザインの方が反響率が良かったのかを測定しましょう。

DMにおける効果測定のチェックポイント2.顧客属性

顧客属性による反響の違いも効果測定のチェックポイントの一つです。これは不特定多数の人が読むチラシにはないチェックポイントです。

見込み客、顧客、優良顧客、休眠顧客といった購入履歴による分析、そして性別や年齢、居住エリアなどによるDMの反響率の違いを検証しましょう。

参考:
見込み客、休眠顧客、優良顧客…ターゲット別DM戦略の特徴と注意点

参考:
優良顧客の定義とは?顧客分析による一般顧客との違いと特徴

DMにおける効果測定のチェックポイント3.タイミング(季節・曜日)

送付タイミングは、DMの反響率を上げるための4大要素の一つです。

商材やキャンペーンによって、それぞれ適した送付タイミングというのもあります。

シーズナル商品の需要や、以前顧客が購入した商品を使い切る時期、それぞれのタイミングに合わせてDMを送ることで、効果を高める要素になります。

参考:
DMの反響率を上げる4大要素と5:2:2:1の法則とは

曜日やお客様の消費タイミングだけでなく、シーズナル商品であれば販促カレンダーを参考にしながら、効果を検証していくのも良いでしょう。

参考:
季節イベントをチェック!DM、チラシに必須な年間販促カレンダーと活用方法

例年のデータがなければ、週間、月間と期間ごとに区切ってテストマーケティングをしてみるのもおすすめです。

DMにおける効果測定のチェックポイント4.オファーの種類

オファーとは特典のことです。これもまた、DMの反響率を高めるための4大要素の一つです。

あなたが目にするDMやチラシには、バーゲン情報や割引クーポン券などが記載されていることが多いはずです。

このような、広告主の目的を達成するために、顧客にメリット提示することをオファーといいます。

参考:
DMやチラシに絶対必要なオファー5種類

オファーはなんでも良いという分けではありません。

当然、商材との相性や、ターゲットの趣味趣向によって、反応が良いオファーもあればそうでもないオファーもあります。

そのため、オファーごとの反響率を比較検証する必要があります。

DMにおける効果測定のチェックポイント5.施策(キャンペーンやイベントなど)

どの施策が効果的だったのか、これもチェックポイントの一つです。

DMの送付には必ず目標があります。

最終的な目標は売上のアップですが、単純に「来てください」だけでは顧客は何の反応も示さないでしょう。

キャンペーンやイベント開催の告知、SALE、新商品の告知、誕生日割引やお得意様向けのオファー、どんな施策の反響率が高かったのか、これもチェックポイントとなります。

属性ごとの施策の反響率も、チェックしておきたいところです。

DMの効果測定方法 まとめ

DMの場合、既存顧客が対象であったり、セグメントされたリストが対象であったりすることが前提であるため、それぞれの属性に合わせた施策を打ち出すことができます。

またDMは、反響のあった個人を特定しやすいため、チラシよりも効果測定がしやすいのが特徴です。

せっかく効果測定がしやすい環境があるのですから、デザイン、オファー、顧客属性など、様々なチェックポイントを元に、都度PDCAを回していきましょう。