2023年8月3日
無料でも使える!フローチャート作成ツール5選

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フローチャートとは?
引き継ぎやマニュアル作成、複数メンバー間での作業の共有など、さまざまなシーンで活用されているフローチャート。フローチャートを作成することで業務効率化や属人化の防止など多くのメリットがあります。
フローチャートとは、業務手順やシステム処理の流れを図形や矢印を用いて表した図のことです。「フロー図」「流れ図」とも呼ばれています。
フローチャートを作成することで業務やシステムの全体像を見渡せるようになるため、構造や仕組みの理解促進や複数メンバー間での業務内容の共有に活用されています。
引用: フローチャート(フロー図)の書き方とは?作成のポイントと記号の使い方
フローチャートはPowerPointやExcel、Wordでも作成することができますが、慣れないうちはかなりの時間や労力がかかってしまうこともあるかと思います。そこで今回は無料でも使えるフローチャート作成ツールをご紹介いたします。
▼フローチャートの書き方と記号の意味については以下の記事でご紹介しています。
おすすめフローチャート作成ツール
1.draw.io

draw.ioは、ダウンロードや会員登録不要で利用できる作図ツールです。サイトにアクセスして誰でも無料でフローチャートを作ることができます。
ドラッグアンドドロップで直観的に操作でき、図形のスタイルや色なども簡単に変更ができるため、初めてでも使いやすいツールになっています。海外の会社が運営しているため英語表記ですが、日本語での入力も可能です。
また、さまざまなテンプレートも用意されており、業務フロー図以外にも組織図やサイトマップなども作成可能で、作成した図はGoogle DriveやOne Driveと連携して保存することができます。
サービス名 | draw.io |
URL | https://drawio-app.com/ |
料金 | 無料利用可 有料プランは月額20ドル~ |
2.Lucidchart

Lucidchartは、クラウド上で利用できる作図・資料作成ツールです。複数人で同時に共同編集したりフローチャート上にコメントを追加することも可能で、メンバー間での情報共有ツールとしても使うことができます。
MicrosoftやGoogleなどの外部ソフトとも連携できるのが特長で、図の中に既存資料を埋め込んだり、作成した図をすぐにチャットで共有することも可能です。フローチャートと他のマニュアルを紐づけたい場合にも一元管理することができます。
無料プランでは作成できるフローチャートが3つまでと制限があり、共有機能なども使用できませんが、一人で簡単なフローチャートを作成したいという場合には十分かもしれません。
サービス名 | Lucidchart |
URL | https://www.lucidchart.com/pages/ja |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限) 有料プランは月額900円~ |
3.EdrawMax

EdrawMax(エドラマックス)は、PCにインストールして利用する作図ソフトです。フローチャートをはじめ組織図やタイムラインといったさまざまな図を作成することができます。
テンプレートが豊富なのが特長で、用途や業界に合わせた2,000種類以上のテンプレートと280種類以上の図形が用意されています。また、WordやPowerPointのように直観的に操作することができるため、初めての方でも使いやすいでしょう。
完成した図はWord、Excel、PowerPointをはじめ、PNGやJPG、PDFなどさまざまな形式でエクスポートすることができます。
サービス名 | EdrawMax |
URL | https://www.edrawsoft.com/jp/edraw-max/ |
料金 | 年額9,800円~ 無料体験版あり(15日間) |
4.Cacoo

Cacoo(カクー)は、クラウド上で利用できる作図ツールです。
作図だけでなくメンバー間で共有しやすいのが特長で、リアルタイムでの共同編集やコメントの追加に加え、編集履歴の保存やアクセス管理なども可能です。共有フォルダ内の図が更新された際に自動で通知が届く機能も備わっています。
ビデオ通話やチャットもCacoo上で行うことができるため、ミーティングを行いながら図式化して情報を整理する、といった活用方法もあります。
国内企業が運営しているため、サポートが充実しているのも安心です。
サービス名 | Cacoo |
URL | https://cacoo.com/ja/ |
料金 | 月額660円~ 無料体験版あり(14日間) |
5.Microsoft Visio

Microsoft Visioは、Microsoft社が提供している作図ツールです。Microsoft 365の一つとしても提供されており、フローチャートをはじめ、ネットワーク図やフロア図などさまざまな図を作成することができます。
Microsoftが提供しているツールのためWordやExcel、PowerPointなどMicrosoftのツールと連携しやすいことが大きな特長で、Visioで作成した図をWordで文書化したり、Teams上で共同編集したり、Excelで作成した図をVisioに変換することも可能です。
Microsoft365内のサービスの一つとして提供されているため、Microsoft365を契約していれば追加料金なしで利用することができます。
サービス名 | Microsoft Visio |
URL | https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/visio/flowchart-software |
料金 | 月額630円~ 無料体験版あり(30日間) |
まとめ
今回は無料でも使えるフローチャート作成ツールを5つご紹介いたしました。専用のツールを使うことで、手軽にクオリティの高いフローチャートを作成することができます。
フローチャート以外の作図にも活用できるツールが多く、ツールによって操作性やテンプレートの種類もさまざまですので、まずは無料版で試してみるのもいいかもしれません。
マニュアルとあわせて活用したい場合は、他のツールとの連携や共有のしやすさを重視することも大切です。
