2022年8月5日
冊子制作に欠かせない台割とは?台割の種類と作り方
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台割とは?
「台割(だいわり)」とは、冊子を作る際にどのページにどの内容を載せるか、全部で何ページになるかなど、冊子全体の構成をまとめた設計図のようなものです。
広報誌、機関誌、記念誌、マニュアル、商品カタログ、採用ツールなど、あらゆる冊子制作には台割が欠かせません。
冊子の全体像を把握するだけでなく、進行管理や制作会社への手配などさまざまな場面で活用することができます。
台割の種類
台割には「見開きタイプ」と「表タイプ」の2種類あります。
冊子のページ数や、台割に載せたい情報によって使い分けるのがおすすめです。
見開きタイプ
見開きタイプは、各ページの情報を見開きの図に表したもので、一般的には16ページ程度までの少ないページ数のときに使われます。
どのページとどのページが見開きになるのかが視覚的にわかりやすく、冊子の完成イメージがわきやすいのが特徴です。
見開きタイプには、各ページの掲載内容や写真点数など、レイアウトの要素も盛り込むことができます。
表タイプ
表タイプの台割の場合、何ページにどのコーナーが入るかといった内容や企画案などを一覧にまとめます。
比較的ページ数が多い冊子では、表タイプの台割が使用されることが多いです。
また、表タイプの台割には、校正スケジュールや担当者、業務内容などを記載することもできるため、進行管理表としても活用することができます。
台割の作り方
台割を作成するにあたって、まずは台割に入れる情報を整理しましょう。
台割に入れる情報(例)
台割に入れる主な情報としては、以下が挙げられます。
・ページ番号
・カテゴリー(表紙、扉、目次、特集など)
・内容(ページタイトル、見出しなど)
・担当者
制作会社などへの手配用として使用する場合は、上記のほかに
・印刷に関する情報(用紙、色、加工、製本方法など)
・校正スケジュールや進捗状況(入稿日や校了日など)
などもまとめておくと、台割に情報が集約され、管理や手配がしやすくなります。
PowerPoint、Word、Excelを活用する
見開きタイプの台割を作るときは、PowerPointやWordを使うとまとめやすくなります。
PowerPointの場合はオブジェクトを活用したり、Wordの場合は編集画面を見開き表示にすることが可能です。
また、表タイプの台割の場合は、Excelを使って、ページごとに内容や企画案、担当者などのセルを増やして一覧にまとめていくことで簡単に作成できます。
テンプレートを活用する
テンプレートを利用すれば、さらに手軽に台割を作ることができます。
印刷通販サイトなどには、無料でダウンロードできる台割のテンプレートが用意されているケースも多いです。
テンプレートを元に、作りたい冊子の仕様や入れたい情報にあわせてカスタマイズしていくのもよいかもしれません。
台割作成ツールを活用する
台割を手軽に作成できるツールもあります。
フクイングラフィック株式会社が提供している「台割Editor」は、会員登録をすれば無料で利用できる台割作成ツールです。
少し専門的な部分もありますが、データがクラウド上に保存されるため複数人で台割を共有することができ、編集・閲覧もブラウザ上で行うことが可能です。
台割Editor:https://daiwari.com/index2
まとめ
今回は、台割の役割や種類、作り方についてご紹介しました。
台割を作ることで冊子全体の構成が整理され、著者や制作会社など外部とのやりとりや進行管理にも活用でき、ミスの防止や業務効率化にもつながります。
ぜひ積極的に台割を活用してみてください。