2024年8月19日
【無料で使える】日本語対応の画像生成AIツール5選
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表紙や挿絵、アイキャッチ、装飾など、さまざまな場面で画像を使う機会は多いですが、なかなかイメージどおりの画像が見つからず、画像サイトでの検索に時間がかかってしまう……そんな経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?
そんなときに役立つのが、画像生成AIツールです。AIツールを使うことで、イメージに合ったクオリティの高い画像を短時間で作成できるため、作業時間の短縮や効率化が期待できます。
そこで今回は、画像生成AIツールについてご紹介いたします。
画像生成AIとは?
画像生成AIとは、指示となる文章(プロンプト)を入力するだけで、AIがそのイメージに合った画像を自動で生成するシステムです。写真のようにリアルなものから、現実には存在しないシチュエーションのものまで、数秒から数十秒でプロが描いたようなクオリティの高い画像を生成することができます。
この記事のアイキャッチ画像も画像生成AIを使用して作成したものですが、短時間で高クオリティの画像を生成することができるため、画像サイトでイメージに合う素材を探したり、ゼロから画像を作成する手間が省け、作業効率を向上させるだけでなく、アイデア出しとしても活用できます。
AIといえばChatGPTが有名ですが、ChatGPTは文章生成に特化したAIモデルであり、画像そのものを生成することはできません。自動で画像を生成するには、別途画像生成AIツールを使う必要があります。
ChatGPTをはじめ文章生成AIに関する詳しい内容は、以下の記事でご紹介しています。
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画像生成AIツールは非常に多くの種類がありますが、今回はその中でも無料で利用でき、日本語対応しているツールを5つ厳選してご紹介していきます。ここでは例として、各ツールに共通して「空を飛ぶウサギ」というプロンプトを入力して画像を生成しました。
1.Bing Image Creator
Bing Image Creatorは、Microsoft社が提供する画像生成AIツールです。検索エンジンであるBingの新機能としても搭載されており、Microsoftアカウントを持っていれば無料で利用することができます。
Bing Image Creatorに「空を飛ぶウサギ」というプロンプトを入力すると、わずか数十秒で以下のような4枚の画像が生成されました。
また、「空を飛ぶウサギ アニメ」のようにプロンプト内でタッチを指定することで、よりイメージに近い画像を生成することができます。
なお、画像生成時には「ブースト」と呼ばれるポイントが消費されます。この「ブースト」は画像生成にかかる時間を短縮するためのもので、0になっても無料で利用可能ですが、画像生成にかかる時間が長くなるという仕組みになっています。
ツール名 | Bing Image Creator |
URL | https://www.bing.com/create |
料金 | 無料 |
2.Canva
Canva(キャンバ)は、オンラインで利用できるデザインツールです。資料作成や画像編集、写真加工など、クオリティの高いデザインを手軽に作成できるのが特徴です。
Canvaには「Text to Image」というAI画像生成機能があり、無料版のユーザーでも利用することができます。プロンプトのほかに、「アニメ」「水彩画」「ネオン」といった画像スタイルや縦横比を選択できるため、より用途やイメージに合わせた画像を生成することができます。
ここでも先ほどと同様に「空を飛ぶウサギ」というプロンプトを入力し、画像スタイルを「写真」、縦横比を「正方形」に設定したところ、以下の4枚の画像が生成されました。
また、画像スタイルを「3D」に変更すると、同じプロンプトでも異なる印象の画像が生成されます。イメージどおりの画像が生成されなかった場合は、「もう一度作成」ボタンを押すと再度画像の生成が開始されます。
ツール名 | Canva |
URL | https://www.canva.com/ja_jp/ai-image-generator/ |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限) 有料プラン:年間11,800円~ |
3.AI素材.com
AI素材.comは、AIが生成した画像に特化した世界初の素材サイトです。画像のイメージやキーワードを入力して、AIが生成した素材の中からイメージに合うものを検索できるほか、イメージに合うものがない場合はプロンプトを入力して一から画像を生成することもできます。
無料版では生成できる素材の数やダウンロード回数に制限がありますが、有料版では無制限で利用することができます。
まずは検索窓に「空を飛ぶウサギ」と入力し画像検索しましたが、「ウサギ」というキーワードが反映されず、飛行機や空の画像のみが表示されました。
続いてプロンプトとして「空を飛ぶウサギ」と入力して画像を生成したところ、今度は「空」というキーワードが反映されず、地面を跳ねるウサギの画像が生成されました。
このように、イメージと異なる結果になることもありますが、 参考画像のアップロードやネガティブプロンプト(生成してほしくないものや強調されたくないものなど)の指定、AIによるプロンプトの自動作成などの機能もあるため、それらを活用すれば、より具体的なイメージを反映することが可能になります。
ツール名 | AI素材.com |
URL | https://aisozai.com/ |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限) 有料プラン:月額1,480円 |
4.Artguru
Artguruは、オンラインで利用できる画像生成ツールです。AIによる画像生成、背景透過、アップロードした写真のイラスト化といった機能のほかに、プロンプトに合わせた動画の自動生成も可能です。
画像生成時には画像のスタイルやサイズを選択でき、「アニメ」「3D」「スケッチ」などからタッチを選ぶことができます。今回はスタイルとして「catoon」を選択し、「空を飛ぶウサギ」のイラストを生成しました。
また、Artguruでは他のユーザーが生成した画像やプロンプトを見ることができ、気に入ったものをお気に入り登録したり、他のユーザーが使用したプロンプトを参考にして画像を生成することも可能です。
無料プランでは1日に生成できる画像枚数に上限がありますが、他のユーザーが生成した画像の閲覧やダウンロードはログイン不要で行うことができます。
さらに、アップロードした写真をイラスト化する機能もあり、人物写真をアバター化したり、風景写真を油絵風に加工することも可能です。
ツール名 | Artguru |
URL | https://www.artguru.ai/jp/ |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限) 有料プラン:月額9.9ドル~ |
5.My Edit
My Editは、オンラインで利用できる画像編集・写真加工サイトです。画像上の不要なオブジェクトの削除やピンぼけ・手ぶれ補正など、さまざまなAI機能が搭載されており、AIによる画像生成機能も備わっています。会員登録をすれば無料で利用可能です。
My Editではプロンプトのほかに、「水彩画」「油絵」「ポップアート」といった画像のスタイルを指定でき、より用途やイメージに近い画像を生成できます。
ここでも「空を飛ぶウサギ」というプロンプトを入力し、スタイルを「油絵」に設定したところ、数十秒で以下の4枚の画像が生成されました。
My Editには、AIによる画像生成機能のほかに、人物写真をアップロードしてイラスト化する機能や、風景写真を加工して季節や背景を変更する機能など、さまざまな用途で活用できる機能が充実しています。
ツール名 | My Edit |
URL | https://myedit.online/jp/photo-editor |
料金 | 無料プランあり(一部機能制限) 有料プラン:月額580円~ |
まとめ
今回は、無料で使える日本語対応の画像生成AIツールを5つご紹介しました。
イメージと異なる画像や不自然な画像が生成されるなど、まだまだ精度は完璧ではなく、よりイメージに近い画像を生成するためには、プロンプトの工夫が重要になってきます。例えば、プロンプトの作成にChatGPTを使うなど、複数のAIツールを併用するのも一つの方法と言えます。
ツールによって商用利用の可否や権利、クレジット表記の有無などが異なるため、利用する際はツールごとの利用規約を必ず確認しましょう。