2016年4月18日
顧客心理が鍵!DM(ダイレクトメール)の開封率をあげる5つの方法
目次 ▼
この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
まずは開けてもらうことが大事
「DMの反響率が低い」とお悩みの販促担当者は多いと思います。
反響率の低さには様々な原因があると思いますが、もしかするとDMが読まれる前に、捨てられているかもしれません。
あなたも既にご存知のとおり、DMを何の戦略もなく送ることは、費用がかさむだけの無駄な行為です。
DMを成功に導くためにはあらゆる検証が必要だからです。
参考:
DM(ダイレクトメール)の反響率を上げる4大要素と5:2:2:1の法則とは
ただ、反響率を上げるために必要と言われるターゲティングやオファーが上手くいっても、開封されなくては意味がありません。
そこで今回は、DMを開封に導くためのの5つの方法をご紹介したいと思います。
開封率をあげる方法1.ドアオープナー
ドアオープナーは、DMの開封率を上げるための定番の手法です。
封筒の中にノベルティやサンプルなどの粗品を入れ、封筒に膨らみをつけます。
お客様は、膨らみのある封筒を見て「何か入っているかも」「何が入っているのだろう」と開封して確認したくなるでしょう。
このように開封へ導くアイテムをドアオープナーといいます。
開封率をあげる方法2.透明窓やOPP封筒で中身を見せる
透明のOPP封筒で中身を見せたり、透明窓がついた封筒を使うことによって、「何が入っているんだろう」「中身は何だろう」と興味を惹きつけ、開封させる手法です。
ユーザーや消費者は、届いたDMに対し、「自分にメリットがあるか、得があるか」を数秒で見極め、開封するか捨てるかどうかを判断します。
開封せずとも「お得な情報があるかも」「役に立つ情報があるかも」と思わせるのは有効な手段です。
また、最初にご紹介したドアオープナーも、封筒の小窓から少し見えていると開封率がアップします。
開封率をあげる方法3.ティーザーコピー
ティーザーとは、「じらす」という意味で、DMにおけるティーザーコピーとは、受け取った人を開封へ導くための封筒の外側に記載されたコピーのことです。
封筒に記載されているコピーも、DMを開封させるための重要な要素です。
「キャンペーン実施中!」
「サンプルを同封しています」
封筒に記載された上記のようなコピーを見たことありませんか?
このようなコピーは、お客様が実際に手にとったときに、「中身はなんだろう」「何か良い情報があるのかもしれない」と思わせ、開封に導くトリガーとなります。
しかし、単純に「キャンペーン中です!」と記載するだけではNGです。
「今だけ半額キャンペーン実施中!」など、キャンペーンの内容は、少しだけ具体的なほうが開封率は高くなります。
希少性・期間限定をアピール
「気になるけど、今はいい」「後で開けよう」と思われてしまい、結局開けられることがなかった…なんてことは避けたい事態です。
「先着◯◯限定!」
「◯月お申し込み限定」
などのコピーがあると、お客様が「今すぐに開封したほうが良い」と判断する可能性が高くなります。
「あなただけ」の特別感をアピール
優良顧客や特定のターゲットへのDMには、以下のように特別感を出すコピーが有効となります。
「今月誕生日を迎えるあなたに素敵なお知らせです」
「お得意様限定のご案内です」
オファーを記載する
オファーを記載するのもティーザーコピーの定番です。
「サンプル在中!」
「最大50%OFF」
など、メリットを前面に打ち出しましょう。
開封率をあげる方法4.開封しやすさを工夫する
封筒の糊が剥がれず、イライラしたことはありませんか?
中身が見たいと思ったときに、すぐに開封できることも開封率に影響します。
今すぐ開封してもらうには封筒に一工夫してみましょう。
単純ですが、封筒の端にミシン目加工をするなど、開封しやすくする工夫もおすすめです。
開封率をあげる方法5.ギブアウェイ
ギブアウェイとは、商品購入やサービス利用に関係なく、無料で提供される景品のことです。
店頭で配られるティッシュなどが代表的ですね。また、サプリメントや化粧品などのサンプルもよくある例です。
DMにおいては、ドアオープナーとしても使用することもありますし、アンケート回答の謝礼として返送率を高めるために使う場合もあります。
開封率をあげる5つの方法 まとめ
DMやチラシに対し、ユーザーや消費者は「自分にとって有益な情報であるかどうか」を一瞬にして判断します。
全ての施策に共通して言えるのは、その判断を一瞬でも良いので思い止まらせ、気づきを与えることです。
封筒に「重要書類在中」と一筆記載するだけでも、開封率は高まるはずです。(ただ、内容次第では顧客の印象を悪くしてしまうので、注意が必要です。)
また、今回は触れませんでしたが、送付タイミングも開封率を上げるための重要なファクターです。
例えば新聞の折り込みチラシもターゲットによって、曜日をずらしています。
また、シーズナルイベントやライフイベントなど、需要が掘り起こされる適切なタイミングは、ターゲットによって異なります。
タイミングがズレてしまうことで、「間に合っている」「後で読む」「今は要らない」と判断されてしまうからです。
今回ご紹介した施策とともに、販売計画やターゲットに適したスケジューリングに基づいてDMを送りましょう。