2025年9月17日
広報誌や機関誌の制作業務を外部委託するメリット・デメリットとは?

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近年、働き方改革や人材不足にともなって業務効率化やコスト削減の必要性が高まり、さまざまな分野で外部委託のニーズが広がっています。
一般的に「業務委託」や「外部委託」と聞くと、経理や総務などバックオフィス業務を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、広報誌や機関誌、社内報などの制作においても、取材や編集といった工程を外部に委託することが可能です。
そこで今回は、取材・編集業務を外部委託する際のメリットとデメリットを整理してご紹介します。
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取材・編集業務を外部委託するメリット
1.業務効率の向上
専門の会社に業務を委託することで、社内で対応するよりも短時間で業務を進めることができます。さらに、これまでノンコア業務に割いていた時間を削減することができるため、社員は本来注力すべきコア業務に集中でき、全体として業務効率の向上が期待できます。
また、社内でしかできない業務と、外部に任せられる業務を整理することで、限られた人材を効果的に活用でき、組織全体の生産性向上にもつながるでしょう。
2.属人化リスクの回避
広報誌や機関誌制作は、一人または少人数で担当しているケースも多く、担当者の急な不在や退職によって業務が滞るリスクがあります。
発行日が決まっている場合、対応が遅れるとスケジュール全体に影響が及ぶこともあるでしょう。外部委託であれば、多くの場合チーム体制で進行するため、属人化のリスクが軽減され、突発的な事態にも柔軟に対応することができます。
3.コスト削減につながる場合も
「外部委託をするとコストがかかる」という印象を持たれるかもしれませんが、実際には人件費を含めた総コストで見ると、外部委託のほうがコストが抑えられるケースもあります。
特に、社内の人件費や新規採用、教育等にかかる費用を抑えることができるため、長期的にコスト削減が期待できることも少なくありません。

取材・編集業務を外部委託するデメリット
1.社内にノウハウが蓄積されにくい
外部に委託することで業務の負担は軽減されますが、その分、社内にノウハウが蓄積されにくくなるという側面もあります。
将来的な人材育成も視野に入れたうえで、どこまでを社内で行い、どこからを外部に委託するのか、委託範囲を検討することが大切です。
2.委託先への作業指示が必要になる
外部に依頼する際には、委託先に対して具体的な指示や制作ルールを共有する必要があり、そのための手間が発生します。
一見負担に思える作業ですが、これらは後輩に指導したり後任に引き継いだりするプロセスと大きな違いはありません。業務を整理・分解する中で無駄が見つかり、結果的に効率化につながるケースもあります。
3.コストが増加する場合もある
先ほど「外部委託によってコスト削減につながるケースがある」とお伝えしましたが、その一方で、業務の内容や難易度によっては、外部委託のほうがコスト高になる可能性もあります。
業務効率の向上や属人化リスクの軽減など、業務委託によって得られるメリットとコストのバランスを考えながら、費用対効果を見極めて委託範囲を決めることが重要です。
まとめ
今回は、取材・編集業務を外部委託する際のメリットとデメリットをご紹介しました。
委託範囲や費用感は依頼先によって異なりますが、業務委託を上手に活用できれば、業務効率化やコスト削減、さらには時間の有効活用など、多くのメリットが期待できます。
ぜひ、広報誌や機関誌、社内報制作における外部委託を検討する際の参考にしてみてください。
