2016年8月3日

ロゴデザイン作成で注意したい6つのポイント

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なんとなくロゴを作らないために

どんなにシンプルでなデザインでも、ロゴにはちゃんとしたコンセプトが設定されており、プロデザイナーだからこそできるテクニックがあります。

ロゴのデザインには様々な思いが込められています。「なぜこのようなデザインにしたのか」をちゃんと説明できるのがプロのデザイナーです。

センスだけじゃない!ロゴデザインに見る素人とプロデザイナーの違い

また、ロゴの制作には細かいルールや法則があり、プロの目で見ればそれが徹底されているかどうかは一目瞭然です。

では、もしあなたがロゴの制作を任されたのなら、どんなことに気をつければよいのでしょうか。

そこで今回は、ロゴを制作するときに気をつけたい6つのポイントをご紹介します。

ロゴ作成時の注意点1.モノクロでも認識できるか

印刷されるのは必ずしもカラーとは限りません。そのため、モノクロにしたときに形やデザインが認識できなければ、良いロゴとは言えません。

ユニバーサルデザインの観点からも、例えば色を認識できない人が見てもハッキリと形がわかるくらいがベストです。

印刷物にも必要なユニバーサルデザインの意味と事例

ロゴ作成時の注意点2.色を使いすぎていないか

以前配色のルールでも触れましたが、色の使いすぎはごちゃごちゃした印象を植え付けますし、ロゴの輪郭もぼやけます。

コーポレートカラーやブランドカラーをベースにするなど、シンプルな配色を心がけましょう。

参考:
導入事例、お客様の声…チラシやDMに効果的な事例紹介とは?

ロゴ作成時の注意点3.レギュレーションが設定されているか

企業やブランドのロゴには、アイソレーション(余白)や変形、色使いに関するあらゆるルールが存在します。

そのようなルールがなければ、ロゴが大幅に改変されて、ブランドイメージが損なわれる危険性があるからです。

このようなルールをロゴレギュレーションといいます。

どんな場所やシチュエーションで使用されたとしても、ロゴが改変されておかしくならないように、レギュレーションは必ず設定しましょう。

ロゴ作成時の注意点4.あらゆる場所で使われることを想定しているか

封筒、名刺など紙だけでなく、看板や表札など、ロゴは様々な場所に使われます。

タオル地やプラスティック製のノベルティに印刷される場合もあります。

そのため、ロゴには、縮小したり、拡大したり、遠く離れていても、どのような場所に使われても、認識できる事が必要です。

例えば、タオルにロゴが印刷されたとき、潰れて何が書いてあるのかわからない、読めない状態になってしまっては意味がありません。

コップや水筒など丸みのあるものに印刷されても崩れて見えないかどうか、縮小したときにどのように見えるのか…なども気にしなければいけません。

参考:
センスだけじゃない!ロゴデザインに見る素人とプロデザイナーの違い

ロゴ作成の注意点5.流行に惑わされていないか

どんなジャンルでも流行りのデザインはあり、ロゴにもある程度の時代性が見えることがあります。

歴史ある企業もロゴはリニューアルを繰り返しています。その時その時のトレンドによってロゴは新しくなります。

参考:
センスだけじゃない!ロゴデザインに見る素人とプロデザイナーの違い

しかし、極端に時代性が見えてしまうのも困りますし、古すぎても周りのデザインとの整合性がとれない場合があります。

奇をてらいすぎず、10年20年使用することを想定しましょう。

ロゴ作成時の注意点6.企業理念やストーリー、事業が想像できるか

企業ロゴは様々なコンセプトワークを経て制作されます。

プロデザイナーであれば、ロゴを作る際、コンセプトワークとして、経営理念、企業の歴史、事業内容、代表的な商品、未来への展望、ブランディングの方向性など、クライアントに対して様々なヒアリングを行います。

もちろん、クライアントからの「こういうデザインが良い」というようなリクエストも伺います。

企業や商品ロゴに隠された由来や想いには、それぞれいろいろなドラマがあるのです。

センスだけじゃない!ロゴデザインに見る素人とプロデザイナーの違い

ロゴデザイン作成で注意したい6つポイント まとめ

一流デザイナーが制作したロゴをよくよく見ると、どんなシンプルで簡単そうなロゴであっても、今回のポイントが全てクリアになっていることがわかります。

ロゴ制作はフォントや配色などデザインに関する知識が必要で、あなたが想像するより難しい作業です。

プロのデザイナーにお任せするのがベストですが、予算の都合上できない場合や、自分で考えたい!という人は、今回ご紹介した6つのポイントを参考に、制作してみましょう。

参考:
CI、VI、BIとは?会社ロゴによるブランディング価値を考える