2022年6月14日
後悔しないために!ライターへ上手に依頼するコツ

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
以前の記事では、ライター探しに便利なクラウドソーシングサイトをご紹介しました 。
クラウドソーシングなどオンラインでライターを探す場合、全国各地のライターに委託できるという点はメリットでもありますが、オンラインでのやりとりしかできなかったり、ライターによって品質や対応に差があるという可能性もあります。
しっかりと意思疎通がとれていないと、あがってきた原稿を見たときに「なんだか思っていたのと違う…」ということにもなりかねません。
多数の修正が入ったり、確認に時間がかかったり、結果的に手間がかかってしまうことも…。
そこで今回は、ライターに業務を依頼する際のポイントをお伝えしていきます。
仕様書を作り、必要な情報を共有する
ライターに業務を依頼する事前の準備としての仕様書を作り、記事制作の目的やターゲット、費用や納期などをまとめておくことをおすすめします。
仕様書に記載する内容は以下のようなものが挙げられます。
・企画概要やテーマ
・記事制作の目的
・対象となる読者
・掲載する媒体
・SEO対策として設定するキーワード(WEB記事の場合)
・フォーマットやルール(表記ルールや画像の有無、文字数など)
・参考にすべき記事やベースとなる資料
・料金
・スケジュール、納期
以下、詳しく説明していきます。
1.記事のテーマや目的を設定する
まずはどのようなテーマで何のためにこの記事を作るのか、ということを明確にします。
「このテーマに合った記事」「問い合わせが増えるような記事」という曖昧な指示だと、記事自体も曖昧で印象の薄いものになってしまいがちです。
読み手にどういうメッセージを伝えたいのか、何を感じてもらいどのような行動をとってほしいのか、ということを明確にライターに伝えるようにしましょう。
媒体全体としてのテーマや目的、この記事を作成するにあたった経緯や背景などもまとめておくと、より読者に寄り添った記事を書いてもらいやすいです。
2.掲載媒体と読者層を明確にする
制作した記事をどのような媒体に掲載するかも共有しておきましょう。
同じテーマの記事であっても、オウンドメディアやSNS、雑誌など、掲載する媒体に合わせた伝え方や表現に柔軟に対応する必要があります。
例えば、オウンドメディアに掲載する場合は、SEO対策としてキーワードやペルソナの設定をする必要がありますし、「どのキーワードからの流入を狙っているのか」「このキーワードは月間でどのくらい検索されているか」などもあわせて伝えておくと、記事の作成がスムーズになります。
また、誰を対象とした記事なのかもあわせて明確にしておきます。
社内向けなのか社外向けなのか、その業界の知識がある人が読むのか、まったく知らない人が読むのかなど、届ける対象によって表現方法や用語の使い方などが変わってくるからです。
例えば、同じ業界に向けた記事であれば多少の専門用語や業界内で一般的な表現などはそのまま使用しても問題ありませんが、顧客やエンドユーザーなど、業界外の読者へ向けた記事の場合は、難しい専門用語を避けて一般的な言葉に言い換えて表現したり、注釈をつけるといった対応が必要になります。
3.フォーマットやルールを共有する
指定する文体や体裁がある場合は、事前に共有しておきましょう。見出しはいくつ必要か、文字数制限はあるか、画像はいくつ入れるか、などフォーマットはできるだけ細かく設定しておくと、その後の修正や調整が少なくて済みます。
以前の記事など、フォーマットとして参考にすべき資料があれば提示しておくとよりわかりやすいです。
また、独自の表記ルールや共通言語などがある場合は、そちらも事前に一覧にまとめておくとスムーズです。
依頼内容のすり合わせを行う
冒頭でお伝えしたように、クラウドソーシングなどを使って遠方のライターに依頼する場合、メールやチャット等でしかやりとりができないというケースもあります。
仕様書の準備はもちろん大切ですが、仕様書だけ渡して終わりではなく、できれば事前に打ち合わせを行い、記事内容や依頼の詳細をすり合わせておくことが望ましいです。
コミュニケーションが不足していると、共有すべき情報が漏れていたり、こちらの意図が正しく伝わらないなど、認識のずれにもつながります。
進捗や不明点などはこまめに確認し、完成後に大幅な修正が入ってしまうことのないようにしましょう。
まとめ
今回は、ライターに記事制作を依頼する際のポイントをお伝えしました。
初めて依頼するライターの場合は特に、情報の共有や細かいすり合わせが重要になってきます。
仕様書の作成など、事前準備が面倒に感じてしまうかもしれませんが、仕様や条件などを細かく指定しておくことで、修正を減らすことができ、クオリティの高い記事制作につながります。
ライターに依頼する際にはぜひ参考にしてみてください。
