2024年11月8日
Wordで簡単に目次を作成するには?自動作成・編集方法を解説
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目次 ▼
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Wordで文章を作成する際、目次を設置することで、どこに何の内容が記載されているのかが一目でわかるようになり、編集が楽になったり、読む人にとっても必要な情報を探しやすくなるというメリットがあります。
目次は一つひとつ手入力して作成することもできますが、ページ数が多い場合や後で内容を修正した場合には手間がかかりやすく、ミスの原因にもなります。
そこで今回は、Wordで簡単に目次を作成する方法をご紹介いたします。
目次を手動で作成する方法
まずは目次を手動で作成する方法からご紹介します。
手動作成では、見出しやページ番号をすべて手入力する必要があり、本文の内容と紐づかないため、後から本文を修正した際は、目次の情報も手動で更新する必要があります。
本文を書く前に目次を作成したい場合や、目次だけを単体で作成したい場合などは、この方法が簡単かもしれません。
1.手動作成目次を挿入
まずはWordファイルを開き、「参考資料」タブから「目次」をクリックします。「自動作成の目次」と「手動作成目次」が表示されるので、ここでは「手動作成目次」を選択しましょう。
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すると、以下のように目次の枠が挿入されました。
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2.目次を編集
表示された目次のタイトル部分をクリックし、見出しやページ番号を入力・編集します。見出しのテキストをコピー&ペーストすることで、見出しの数を追加したり、順番を入れ替えることができます。
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目次を自動で作成する方法
見出しを手動で作成した場合、本文の修正が反映されなかったり、ページ番号を手入力する必要がありますが、Wordの目次作成機能を使えば、見出しやページ番号を簡単に目次に反映することができます。
1.見出しを作成
Wordで目次を自動作成するためには、目次に表示したい部分をあらかじめ見出しとして設定しておく必要があります。
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見出しはWordのスタイル機能を使えば簡単に作成することができます。見出しの作成方法については、以下の記事も参考にしてみてください。
2.目次を挿入
目次を挿入したい部分にカーソルを置き、「参考資料」タブから「目次」をクリックします。「自動作成の目次1」もしくは「自動作成の目次2」を選択しましょう。
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すると、すでに入力しているWordの内容に基づいて目次が自動で作成されました。ページ番号も自動で反映されています。
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「Ctrl」キーを押しながら目次の見出しをクリックすると、該当するページまでジャンプすることが可能です。
3.目次を更新
目次作成後に本文を修正してページ番号がずれたり、見出しのテキストが変わった場合にも、簡単に目次に反映することができます。
まずは目次をクリックし、「目次の更新」を選択します。すると以下のように「ページ番号だけを更新する」「目次をすべて更新する」というラジオボタンが表示されるので、どちらかを選択して「OK」ボタンを押すだけです。
「ページ番号だけを更新する」を選択するとページ番号のみが、「目次をすべて更新する」を選択すると見出しやページ番号を含めた目次全体が最新の内容に更新されます。
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目次の書式を自由に設定する方法
ここまでご紹介してきた目次の作成方法では、デフォルトの書式が適用されていましたが、目次のデザインや書式を自由に設定することもできます。
1.ユーザー設定の目次
まずは「参考資料」>「目次」から「ユーザー設定の目次」をクリックします。
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以下のようなダイアログボックスが表示されるので、ここから目次の細かい設定をしていきます。例えば、ページ番号の表示有無やタブリーダーと呼ばれる見出しとページ番号をつなぐ線の種類、目次全体の書式などを設定することができます。
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2.目次のフォントを変更する
目次のフォントや文字サイズなどを変更したい場合は、ダイアログボックス右下の「変更」ボタンをクリックします。この際、先ほどの「書式」設定では「任意のスタイル」を選択しておきましょう。
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「変更」ボタンをクリックすると、以下のようなダイアログボックスが表示されるので、変更したい目次レベルのスタイルを選択してさらに「変更」ボタンをクリックします。
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以下の画面からフォントや文字サイズ、文字色などを設定することができます。
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設定が完了したら「OK」ボタンを押して完了です。設定した書式が目次に反映されました。
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また、一度作成した目次の書式を変更する場合は「OK」ボタンを押した後に「この目次を置き換えますか?」という表示が出ます。「はい」を選択すると現在の目次に上書きする形で書式が反映され、「いいえ」を選択すると新しい目次が作成されます。
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まとめ
今回は、Wordで目次を作成する方法についてご紹介しました。
今回ご紹介した方法を使えば、簡単に目次を作成することができ、自動作成した目次を含むWordをPDF化すれば、PDF内で目次をクリックして該当ページまで移動することも可能です。
文章量の多いマニュアルや報告書、会議資料などにも活用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
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