2026年2月5日

読者満足度を上げる! 広報誌・機関誌で使いたいインタビュー記事の種類とメリットとは?

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

広報誌や機関誌、社内報といった定期刊行物において、インタビュー記事は「読みごたえのある企画」として定番かつ人気の高いコンテンツです。組織の理念や取り組み、個人の経験や想いなどを「本人の言葉」で伝えられる点は、他の記事にはない大きな強みと言えるでしょう。

インタビュー記事を誌面に取り入れることで、読者の理解や共感が深まるだけでなく、媒体全体の説得力や価値の向上にもつながります。

そこで今回は、インタビューの基本から、代表的な形式、それぞれの特徴やメリットについて解説します。

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インタビュー記事とは?

インタビュー記事とは、特定の人物や企業への取材内容をもとに構成される記事のことです。話し手の経験や考え方、背景にある想いを「生の言葉」で届けることで、読者に臨場感や信頼感のある情報を伝えることができます。単なる情報の羅列ではなく、人を通して価値やストーリーを伝えられる点が、インタビュー記事ならではの魅力です。

広報誌・機関誌・社内報では、以下のようなテーマで幅広く活用されています。
・経営者へのインタビュー
・社員紹介、部署紹介
・プロジェクト、取り組み紹介
・会員企業紹介
・現場密着レポ

▼インタビューとヒアリングの違いは、以下の記事で詳しく解説しています。

インタビューの主な種類・形式

インタビューにはいくつかの形式があり、目的や読者、伝えたいメッセージに応じて使い分けることが重要です。ここでは、代表的な4つの形式をご紹介します。

Q&A形式

もっとも一般的なのが、インタビュアー(聞き手)の質問に対して、インタビュイー(取材対象者)が回答するQ&A形式です。

質問と回答を交互に配置することで、会話の流れやテンポが伝わりやすく、話しての人柄や取材時の雰囲気も自然に表現できます。

項目ごとに内容を整理しやすく、長文になっても読みやすい点も特徴です。

座談会形式

座談会形式は、複数のインタビュイーが参加するグループ対話型のインタビューです。参加者同士の掛け合いや意見交換を通じて、多様な視点や立場の違いが自然に表れ、内容に広がりと深みが生まれます。

比較的リラックスした雰囲気で進めやすく、本音や裏話を引き出しやすい点も特徴です。

モノローグ形式(一人称形式)

モノローグ形式は、インタビュー内容をもとに、インタビュイーが一人で語りかけているかのように構成する形式です。「私は○○と思っています」「これまで△△に取り組んできました」といった一人称表現を用いることで、語り手の想いや感情がダイレクトに伝わります。

読者の共感を得やすく、メッセージ性を強く打ち出したい場合に適しており、著名人や専門家などのインタビューでも多く使われる形式です。

ルポ形式(三人称形式)

ルポ形式は、インタビュアーが第三者の視点から、インタビュー内容をまとめる形式です。インタビュイーの発言だけでなく、取材時の様子や表情、現場の雰囲気といった客観的な情報や、補足情報なども盛り込めるため、臨場感と読みごたえのある記事になります。

記事全体の構成をコントロールしやすく、テーマやメッセージを強調しやすいのが特徴ですが、一方で、インタビュアーやライターの構成力・表現力が、記事の品質を大きく左右する形式でもあります。

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インタビュー記事を掲載するメリット

読者の関心を引きやすい

人物や現場のエピソードなど、人を通じた情報は読者の目を引きやすく、自然と関心を集めます。単なる事実だけでなく、実体験にもとづく「生の声」を届けることで、内容に深みが生まれ、読者の共感も得やすくなります。

また、誌面全体のバランスとしても、報告記事やコラムの合間にインタビュー記事が入ることで、リズムの変化やメリハリが生まれます。取材時の写真を組み合わせれば、誌面の中でも視覚的に目を引く存在となるでしょう。

内容への理解が深まる

専門的な取り組みや抽象的なテーマも、インタビュー形式で語られることで、読者にとって身近なものになります。話し言葉ならではの柔らかさや、具体的なエピソードが加わることで、内容がイメージしやすくなり、理解がスムーズに進みます。

「人の言葉」を通して伝えることで、理解が深まるとともに、読者の記憶にも残りやすいコンテンツになります。

媒体の独自性・信頼性が高まる

インタビュー記事は、発行媒体のオリジナリティを発揮できるコンテンツです。その媒体でしか得られない情報を発信するができ、媒体の独自性や希少性が高まります。

また、直接取材して得た情報は信ぴょう性が高く、読者の安心感にもつながります。質の高いインタビューを継続的に掲載していくことで、「この媒体には信頼できる情報が載っている」という評価やブランディングにもなるでしょう。

読者同士の横のつながりが生まれる

広報誌や機関誌、社内報にインタビュー記事を掲載することで、読者が普段接点のない他社や他部署の取り組みを知るきっかけにもなります。

業界内や社内で横のつながりを築く機会は限られているからこそ、こうした記事は読者にとって貴重な情報源と言えるでしょう。

「他社ではこんな工夫をしているのか」「同じような課題を抱えている人がいるんだ」といった気づきが生まれ、相互理解の促進や交流のきっかけにつながることも少なくありません。

まとめ

インタビュー記事は、広報誌・機関誌・社内報において、読者の関心を引き、媒体の価値を高める重要なコンテンツの一つです。企業や人物のリアルな声を伝えることで、読者の信頼感や共感を深めることができます。

取材準備や原稿作成には一定の手間がかかりますが、その分、読者満足度が高く、誌面の「顔」や「目玉」となり得る企画です。ぜひ目的に合った形式を選び、積極的にインタビュー記事を取り入れてみてください。

▼効果的なインタビューを行うための事前準備や、当日の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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