2022年4月25日
失敗しない!取材・編集業務の委託先を選ぶときの4つのポイント
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人材不足や採用難といわれることも多い近年ですが、編集の現場でじわじわと需要が高まっているのが業務委託です。定型化した業務を委託したり事務局ごと運営を委託するケースも増えているようです。
実際に取材・編集業務を委託する際、どのように委託先を検討していけば良いのでしょうか?
今回は委託先を選ぶときの4つのポイントをご紹介いたします。
また、広報誌や機関誌制作における、業務委託のメリットとデメリットについても記事をまとめておりますので、こちらも参考にしていただけたらと思います。
1.制作実績
制作実績はその会社のクオリティや強みをチェックする材料にもなります。
「インタビュー取材が得意」 「○○業界の実績が豊富」など、会社によってそれぞれ得意分野がある場合も多いので、同じ業界や委託したい業務に関する実績を事前に確認しておくと良いです。
ホームページ等には掲載していなくても、問い合わせると事例の詳細について聞けることもありますので、打ち合わせなどを通して確認することをおすすめします。
2.見積の内訳
見積は高いか安いかだけではなく、どの作業にいくらかかるのか、見積内にどこまで含まれているのか等、内訳を確認することも大切です。
例えば「編集業務 一式●万円」のような見積の場合、原稿整理や進行管理も含まれているのか、表記統一や誤字脱字のチェックはやってくれるのか、作業範囲が不明瞭なため、実際委託したい業務には追加費用がかかり結果的に高くついてしまう…というケースも少なくありません。
発注後のトラブルを避けるためにも、委託したい業務にマッチした見積や提案内容になっているかどうか細かく確認しておくと安心です。
3.制作体制
広報誌や機関誌などは定期的に発行するものだからこそ、委託先の制作体制も重要な判断材料の一つです。
属人的な体制である場合は、専門的な内容でも高いクオリティで業務を遂行していける一方で、イレギュラーな事態が起きたときに進行が遅れてしまったり、品質が安定しないなどの問題も起こりえます。
チーム体制の場合は、イレギュラー発生時でも臨機応変に対応がしやすく、安定したスムーズな進行管理が期待できるため、何人体制でどのように作業を行うのかも確認しておくと良いでしょう。
4.担当者との相性
担当者と円滑なコミュニケーションがとれるかどうか、という点もかなり重要なポイントです。
担当者とのやりとりがスムーズであれば、制作ルールの共有や依頼業務の整理・伝達などにかける時間や手間のカットにもつながります。
反対に、
・説明がわかりにくい
・話を聞いてくれない
・返事が遅い
などコミュニケーションがうまく取れない場合は、トラブルの元となってしまったり、業務の進行が滞るなど、かえって自分の仕事が増えてしまうケースもありますので注意が必要です。
まとめ
今回は広報誌・機関誌制作における、業務委託先を選ぶときのポイントについてご紹介しました。
Webサイトの情報やメールのやりとりだけでは判断しきれない部分もありますので、まずは一度打ち合わせをしてみるのがおすすめです。
何を重視したいか、委託先に何を求めるのかを明確にした上で、総合的に委託先を選びましょう。