2023年8月23日

ゆうメールとは?送れるものと注意点、ゆうパックとの違いを解説

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

メール便とは?

メール便とは、荷物が配達先の郵便受けに投函されるサービスの総称です。日本郵便の「ゆうメール」、ヤマト運輸の「クロネコDM便」「ネコポス」、 佐川急便の「飛脚メール便」などがメール便に該当します。

郵便受けに入る比較的小さいサイズの荷物を送るのに適しており、宅配便よりも安く配送することができますが、宅配便と異なり配達日時の指定ができなかったり、配送会社によっては配達状況の追跡ができない場合もあります。

「クロネコDM便」「ネコポス」の廃止が発表

ヤマト運輸のメール便である「ネコポス」と「クロネコDM便」ですが、今後廃止されることが2023年6月に発表されました。

「クロネコDM便」は2024年1月31日で終了し、日本郵便の「ゆうメール」と提携した「クロネコゆうメール(仮称)」として新しく取り扱いが開始されると言われています。

「ネコポス」も2023年10月からサービスを順次終了し、日本郵便の「ゆうパケット」と提携した「クロネコゆうパケット(仮称)」として取り扱いが開始される予定です。

「クロネコゆうメール(仮称)」 「クロネコゆうパケット(仮称)」 はどちらもヤマト運輸が荷物を引き取り、日本郵便の配達網で配達するという仕組みですが、ヤマト運輸と日本郵便が提携した背景にはECやフリマアプリの利用増加によるによる深刻なドライバー不足や環境問題などが挙げられています。

参考:日本郵政グループとヤマトグループ 持続可能な物流サービスの推進に向けた基本合意について

そこで今回は日本郵便が提供する「ゆうメール」について詳しくご紹介していきます。

ゆうメールとは?

ゆうメールとは、1kg以内の荷物を送る際に利用できる、日本郵便が提供しているメール便です。重さによって料金体系が4つに分かれており、全国一律の送料で送ることができます。

重さ~150g~250g~500g~1kg
料金180円215円310円360円

ゆうメールは宅配便のように配達日時の指定はできず、土日・祝日は配達されませんが、速達や書留などをオプションでつけることができます。

サイズ・利用方法

送れる荷物の大きさは、縦34cm × 横25cm × 厚さ3cm 以内とされています。外装の目立つところに「ゆうメール」と記載すれば、決まった伝票ラベルなどは必要ありません。ポストに投函するか、郵便局に直接持っていくことで発送が可能です。

差し出しの際には、以下のいずれかの方法で内容物がわかるようにしておく必要があります。

(1)封筒または袋の納入口などの一部を開く
(2)包装の外部に無色透明の部分を設ける
(3)内容品の見本を郵便局で提示する

また、ゆうメールで料金別納や料金後納を利用する場合は、以下のように「差出人・還付先」の明記が必要です。「還付先」とは、住所の不備や受取先の転居などがあった際に発送物が返送される先を表し、差出人と同一の場合はまとめて記載します。

これらは封筒に直接印字するほか、料金別納・後納マークや差出人・還付先が書かれたシールを封筒に貼ることでも対応可能です。

▼料金別納と料金後納の違いについては以下の記事を参照してください。

ゆうメールで送れるもの・送れないもの

ゆうメールは基本的に冊子などの印刷物や、CD・DVDなどの電磁的記録媒体の発送が対象とされています。

送れるもの(例)
○ 書籍
○ 雑誌
○ カタログ
○ 広報誌
○ CD
○ DVD

そのため、規定サイズ外の荷物のほかに、衣類や小物などは規格内のサイズであってもゆうメールの対象外となります。また、書類であっても信書や手書きのものはゆうメールでは送ることができません。

送れないもの(例)
× 重さ1kg以上のもの
× 縦34cm × 横25cm × 厚さ3cm より大きいもの
× 衣類・小物
× 信書
× 印刷を使用していないもの(手書きの紙など)

信書とは、法律上では「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と定義されています。つまり、受取人の名前が記載されている請求書や通知書、許可書などは「特定の受取人」に対しての文書ということになり、信書に該当するため、ゆうメールでは送ることができません。

日本郵便の公式サイトでは、信書に該当するものとしないものがまとめられていますが、判断が難しい場合は事前に郵便局へ相談するとよいでしょう。
https://www.post.japanpost.jp/question/57.html

ゆうパケット・ゆうパックとの違い

日本郵便が提供しているサービスには「ゆうメール」のほかにも、「ゆうパック」や「ゆうパケット」があります。以下の表のように、それぞれ規格サイズや料金体系などが異なっています。

ゆうメールゆうパケットゆうパック
送るのに
適しているもの
書籍、雑誌、CD、DVD 等印刷物、CD、DVD、衣類、小物 等中~大サイズの荷物
サイズ縦34cm以内、横25cm以内、厚さ3cm以内 縦・横・厚さの合計が60cm以内
※縦34cm以内、厚さ3cm以内
縦・横・厚さの合計が170cm以内
配達方法郵便受け郵便受け対面
料金体系重さに応じて変動厚さに応じて変動サイズと配達距離に応じて変動
重さ1kg以内1kg以内25kg以内
※25~30kgの場合は重量ゆうパック
発送方法ポストへ投函
郵便局へ持ち込み
ポストへ投函
郵便局へ持ち込み
郵便局/コンビニへ持ち込み
自宅/職場への集荷
伝票ラベル不要必要必要
日時指定××
追跡×
信書の送付×××

1kg以内のA4サイズの冊子を送る際などは、ゆうメールを使えば手軽に安く配達することができます。しかし、ゆうメールは送れるものに制限があったり、ゆうパックに比べて配達に時間がかかるため、送付物や用途にあわせて使い分けるのがよいでしょう。

どの配送方法にすればよいか迷った際には、

・何を送るのか?
・送るものは信書に該当するかどうか?
・大きさはどのくらいか?
・重さはどのくらいか?
・いつまでに配達すればよいか?
・追跡や補償は必要か?

などの観点から考えてみると、最適な配送方法が見つかると思います。信書を送る場合は「ゆうメール」「ゆうパケット」「ゆうパック」は利用できませんので、普通郵便やレターパックなどを使うとよいでしょう。

▼以下の記事では、郵便料金の割引についてまとめていますのであわせて参考にしてみてください。

まとめ

今回は、ゆうメールについてご紹介しました。

ゆうメールは軽くて小さいものであれば手軽に安価に送ることができます。郵便受けに投函されるため受け取り側が不在の場合でも配達でき、広報誌や機関誌、パンフレットなどの冊子を送る際にも最適です。

日本郵便の公式サイトもあわせて参考にしてみてください。

参考:ゆうメール | 日本郵便株式会社